ストレートを磨く

ストレートは球速よりもスピン量が大事?速いだけでは通用しない回転数が重要される理由

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disguise-truth / Pixabay

最近では高校生でも140キロを超える投手が増えており、ピッチャーにとって速いストレートを投げる事は魅力的な事です。

メジャーリーガーのチャップマンは人類最速と言われ、170キロのストレートを投げています。

 

ピッチャーなら誰でも170キロのストレートなんて投げてみたいものです。

 

しかし、現役のメジャーのバッターはタイミングさえ合えば打つのは難しくないと言っています。

170キロと言えど、速いだけでは通用しないのでしょうか。

ここでは球速よりも重視されているというスピン量について紹介したいと思います。

日本とメジャーのストレートの違い

剛腕たちが歴史を刻んできたストレートとは、メジャーリーガーにとってどんな球なのでしょうか。

 

日本のプロ野球の場合ストレートと言うと、順回転の綺麗なスピンをする球(フォーシーム)を言います。

メジャーリーグの場合は、若干変化するツーシームを含め、フォーシームとツーシーム2種類をストレートと言われています。

 

ツーシームの由来

ツーシームはいつ頃から使われるようになったのでしょうか。

 

メジャーリーグで認知され始めたのは1980年代以降と言われています。

先発、中継ぎ、抑えの分業制が確立されている時代と同じぐらいになります。

 

ツーシームのメリット

ツーシームはフォーシームと比べると、ゴロで打ち取る確率が高いストレートです。

ですので、少ない球数でアウトを取る事が出来ます。

肩は消耗品という考えの下、先発投手に球数制限が設けられるようになってから、ツーシームが重宝されるようになりました。

 

ツーシームについてはこちらでも紹介しています。

➡打者の手元で動くツーシームの投げ方 投球数が減り試合展開も有利に進められる

 

人類最速のストレート

人類史上最速のストレートを投げるチャップマンは175キロのストレートを投げるポテンシャルがあると言われています。

 

しかし、チャップマンのストレートはフォーシームなので、現役メジャーリーガーも決して難しいボールではないと言っています。

何故かと言うと、きれいな順回転でただ来ているだけだからです。

タイミングさえ合えば打つことは難しくないという事です。

 

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球速よりも重視される数値

1分間のスピン量

ストレートは何キロ出ているかというキロ表示ではなく、スピン量がどのくらいあるかが注目されています。

スピン量はピッチャーが投げたストレートが1分間にどれだけ回転しているかという事です。

 

メジャーリーグの平均は1分間あたり2261.8回転です。

 

スピン量の多い投手

ダルビッシュ有投手

2529.1回転/分

 

日本人ナンバー1のスピン量を誇るストレートはプッシュファストボールと名付けられています。

 

マックス・シャーザー

2550.4回転/分

 

サイヤング賞にも輝いた事があり、メジャーの強打者が分かっていても打てないストレートを投げます。

 

ジャスミン・バーランダー

2561.5回転/分

 

球速の衰えで不振でしたが、ストレートのスピン量を上げる事で劇的に復活し、最多奪三振のタイトルを獲得しました。

➡ストレート回転数の高さの秘密を元プロ野球選手の山本昌投手から学ぶ 伸びる速球を投げる投手の秘訣

 

スピン量の多いメリット

ストレートの回転数が多いと、初速と終速の差がほとんどなく、バッターからボールが浮き上がってくるように見えます。

ボールの下を空振りしたり、低目のボール球だと思ったらストライクだった、という事はストレートの回転数が多かった事になります。

 

回転数の多いストレートは、実際の球速よりも速く感じます。

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球速よりもスピン量まとめ

球速よりもスピン量が重要とされてきたのは、スピン量が分かるようになったからです。

今までは、球質という見えなかった部分が見える時代になりました。

それにより、球速がいくら速くても打たれてしまうのはスピン量が少ないからなのです。

 

チャップマンのストレートは人類最速ですが、タイミングが合えば打たれてしまいます。

逆に140キロ台のストレートでもスピン量が多い方が打ちにくいという事になります。

今後は球速よりもスピン量に注目したいところです。

 



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