サッカー、バスケットボール、バレーボール、ゴルフなどスポーツには色々な種類があります。
その中で何故野球を選び、野球をやるのでしょうか。
野球を始める多くの人は、小さいころ父親とキャッチボールをしたのがきっかけなど、父親の影響を受けている事が多いです。
イチロー選手は3歳の時におもちゃのバットとボールを買ってもらい、小学校3年生の時に地元のスポーツ少年団に入団しています。
小学校6年生の時にはプロ野球選手になるという明白な夢を持っていました。
こんなにも野球に夢中になったのは、やはり野球が楽しかったからだと思います。
なぜ野球はそんなに楽しいのでしょうか。
ここでは野球をやる理由について紹介したいと思います。
野球をやる理由や意味は?
野球をやる理由や意味にはどんな事があるのでしょうか。
もちろんプロ野球選手を目指し、野球で生計を立てたいと思い取り組んでる人もいますし、良い運動になるスポーツだからという理由の人もいます。
しかし、数あるスポーツの中からなぜ野球を選ぶのでしょうか。
ここで紹介する内容は
- 野球ってどんなスポーツ?
- 時間制限が無い楽しさがある
- 人として成長できるスポーツ
それでは詳しく解説して行きます。
野球ってどんなスポーツ?
公認野球規則によると、
- 野球は、監督が指揮する9人のプレーヤーから成る二つのチームの間で、本規則に従って行なわれる競技である。〈公認野球規則2016 1.01〉
- 正式試合が終わったとき、本規則によって記録した得点の多い方が、その試合の勝者となる。〈公認野球規則2016 1.06〉
と記載されています。
これだけだと分かりにくいので、もっと詳しく見ていきましょう。
時間制限が無い楽しさがある
サッカーやバスケットボールは試合時間が決められており、決められた時間内に多く得点を取った方が勝ちという内容になっています。
しかし、野球には時間制限がなく、攻撃できる回数が決まっている感じになります。
この違いは大きく、野球にはドラマが生まれたりする可能性が高いのです。
例えば、サッカーの試合で残り時間が5分もない状況で5点差あったら負けはほぼ確定です。
選手は負けが確定しているにも関わらず、試合が終了するまで戦わなくてはなりません。
応援する側としても、ほぼ負けが確定しているのに応援するのは厳しいのではと思います。
しかし野球は最終回2アウトまで勝つ可能性が残っています。
大量の得点差があったのに、9回で逆転するという事は高校野球の甲子園でもありました。
野球にはこういったドラマがあるのが、やっている方も見ている方も楽しめるところだと思います。
こちらは2016年夏の甲子園、東邦対八戸光星の9回大逆転の動画です。
続いて紹介する大逆転は平成26年に行われた甲子園石川大会です。
小松大谷×星稜との試合、最終回8-0の点差をひっくり返してサヨナラ勝利と甲子園への切符を手にした動画になります。
8点の点差を逆転する事なんて誰が予想できたでしょうか。
最後のアウトが取られるまで何が起こるか分からないのが、野球というスポーツの大きな魅力なのではと思います。
人として成長できるスポーツ
中学や高校の部活動などで野球をする人は多いと思いますが、スポーツ系の部活動と言えば先輩、後輩の上下関係が厳しかったり、礼儀や挨拶などがしっかりとしています。
社会人になり、仕事をしている時に置き換えると、先輩は上司、後輩は部下という感じになります。
部活を通して社会人になった時の練習ができている感じになります。
礼儀や挨拶も厳しく行うので、野球を通して身に付ける事ができます。
また、野球は個人スポーツではなく団体スポーツになります。
団体スポーツなので、チームメイトを重んじたり、チームが勝つためのプレイをしたり、仲間と助け合ったり協力し合ったりします。
助け合ったり協力する事を野球を通して覚える事により、人として成長していく事ができるのです。
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野球の歴史や伝統について
野球はアメリカ発祥のスポーツとされています。
1871年(明治4年)に来日した米国人ホーレス・ウィルソンにより、当時は「打球おにごっこ」という名で全国的に広まっていきました。
その後、本格的な野球チームが増えていきプロ野球チームが出来たり、高校野球の全国大会である甲子園大会が開催されるようになりました。
高校野球の甲子園大会
春のセンバツ甲子園、夏の甲子園大会と言えば春、夏の風物詩ともなっており、知らない人はいないと言う程広まっている大会です。
毎年テレビ放送もされており、中継を見ている人も多いと思います。
2018年春のセンバツ甲子園は第90回目、夏の甲子園大会は第100回目となります。
甲子園大会には長い間開催されていた歴史がある事が分かると思います。
長い歴史の中には偉大な記録を残した選手やチームもありますし、甲子園の土を持ち帰るという風習があったりもします。
高校球児の多くが甲子園を目指し、また毎年甲子園を楽しみにしているファンも多くいます。
全国大会がこれほど注目されていて、大きな規模で開催されているスポーツは野球以外にないのではと思います。
甲子園が終わると、活躍した選手が選抜され世界大会に参加したりします。
また、甲子園で活躍した選手がプロ野球の選手になるケースも多くあります。
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プロ野球の歴史
現在の読売ジャイアンツが設立されたのは、1934年12月26日になります。
当時は『大日本東京野球倶楽部』という名で、12月26日はプロ野球誕生の日と言われています。
1936年に日本初のプロ野球リーグとして「日本職業野球連盟」設立されました。
現在行っているペナントレース(公式戦)が始まり、日本における全国規模の社会人スポーツリーグ第1号となりました。
連盟が設立された2月5日はのちに「プロ野球の日」と定められています。
プロ野球の歴史は、他のスポーツよりも長く、スポーツ界に与えている影響も大きいです。
そういった影響が野球を始める理由に繋がっている人もいると思います。
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野球のプロの世界は?
野球にはプロの世界があり、野球選手として生計を立てています。
年棒1憶円を超える選手たちが何人もいる世界です。
しかし、実際にプロ野球の選手になるには難しく、またプロ野球の選手として活躍するのも難しいです。
もちろん技術的にプロでは通用しないレベルだったという人もいますが、多くの優秀な選手は怪我により引退せざるを得ない状況になってしまう事が多いです。
たった1回の怪我で手術を行い、リハビリしたが復帰できずそのまま引退するケースは少なくありません。
ただでさえプロになるのは厳しい道なのに、プロの中でレギュラーを獲得し怪我なく引退するというのは限りなく難しい事なのです。
プロ野球のチームやスケジュール
日本のプロ野球はセントラル・リーグ(セ・リーグ)6球団、パシフィック・リーグ(パ・リーグ)6球団、計12球団があります。
まず両リーグのチームを見てみましょう。
セントラル・リーグ
- 読売ジャイアンツ(東京)
- 東京ヤクルトスワローズ(東京)
- 横浜DeNAベイスターズ(神奈川)
- 中日ドラゴンズ(愛知)
- 阪神タイガース(兵庫)
- 広島東洋カープ(広島)
パシフィック・リーグ
- 北海道日本ハムファイターズ(北海道)
- 東北楽天ゴールデンイーグルス(宮城)
- 埼玉西武ライオンズ(埼玉)
- 千葉ロッテマリーンズ(千葉)
- オリックス・バッファローズ(大阪)
- 福岡ソフトバンクホークス(福岡)
プロ野球のスケジュール
- 1月:自主練習
- 2月:キャンプ
- 3月:オープン戦
- 4月:ペナントレース開催(3月下旬より)
- 5月:セ・パ交流戦(6月中旬頃まで)
- 7月:オールスターゲーム
- 9月:ペナントレース優勝決定
- 10月:クライマックスシリーズ、日本シリーズ
おおよその目安ではありますが、プロ野球のスケジュールは以上の様になっています。
プロ野球選手になるには?
ではどうすればプロ野球の選手になる事ができるのでしょうか。
プロ野球の選手になるには、各球団にいる「スカウトマン」に目を付けてもらいドラフト会議で指名されなければなりません。
また、球団が行うプロテストを受けて合格する必要があります。
スカウトされる事も、プロテストに合格することも難しい事で、実際プロ野球選手になれる確率は1%もありません。
プロ野球選手になる人は毎年100名程いますが、同じくプロ野球選手を戦力外とされる人も100名程います。
実力世界なので、結果がでなければクビになってしまう厳しい世界なのです。
給料の差も大きく、年棒1憶円以上の選手から数百万の選手まで様々です。
個人タイトルを獲ったり、球団の勝利に貢献した選手は年棒があがったりしますが、結果が出せなかったり怪我をしてリハビリをしていた選手などは年棒が下がる事が多いです。
プロ野球は毎年の給料が活躍によって変わってくる実力が重視された世界になります。
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野球をやる理由や意味まとめ
野球を始める理由や意味について紹介させて頂きました。
多くの人は少年野球から野球を始めていますが、もちろん中学や高校から野球を始める人もいます。
野球は「時間制限の無いスポーツ」「人として成長できるスポーツ」でもあります。
最後のアウトのコールがあるまでは、何が起こるかわからないのが他のスポーツには無い魅力なのではと思います。
野球を始めたからにはプロ野球の選手となり、野球で生活できるようになるのがベストかも知れません。
しかし、実際プロ野球選手になれる確率はわずかで厳しく険しい道になります。
プロ野球選手になれなかったとしても、野球を通して学んだことは社会人になってから役に立ちます。
野球はただの思い出ではなく、人生の財産となっている人も多いのではと思います。