野球をやっている人であれば誰しもが使用しているグローブですが、手入れはきっちりと行っているでしょうか。
グローブは革製品なので、手入れをする必要があり、正しい方法やタイミングが重要になります。
グローブは野球をする上で大切なパートナーです。
恋人とグローブどちらが大切か、もちろん野球人ならグローブですよね(笑)
阪神タイガースからメジャーリーグ、日本ハムで活躍した新庄剛志選手は引退するまで17年間同じグローブを使用していました。
17年間も使用していたなんて日々のケアや手入れをどれだけ大切に行っていたかが分かります。
ここでは正しいグローブの手入れの方法を紹介します。
自分に合った最高のパートナーを作り上げましょう。
新品グローブの手入れ慣らし方について
まずはグローブの手入れ、慣らし方について紹介します。
新品で購入したばかりの時のグローブは固いので、ボールをキャッチするのが難しいです。
そのためグローブを慣らし柔らかくしていく必要があります。
ではどのように行えば良いのでしょうか。
ここで紹介する内容は
- 新品のグローブを買ったら
- 毎日やりたいメンテナンス
- 毎日やりたい手入れ メンテナンス
- 使用した後の手入れ方法
- 雨に濡れてしまった場合の手入れ方法
それでは詳しく解説していきます。
新品のグローブを買ったら
購入当初のグローブは固く、扱いにくい状態です。
早く柔らかくして扱いやすくしたいところです
もちろんすぐに柔らかくはならないので、毎日使用してじっくりと型を作りましょう。
グローブを効率よく柔らかくするのに必要な物は
- ボール
- グローブ専用オイル
- 柔らかい布
になります。
グローブ専用オイルを布にとり薄く全体に伸ばしながら塗ってきます。
そして型を作る為にボールを使用し捕球を繰り返します。
ボールにオイルが付いてしまうので、ボールも手入れ用の専用ボールにすると良いと思います。
何度も捕球動作をする事により、理想的な形が出来上がっていきます。
グローブを柔らかくするのにオススメなオイルが専用の軟化オイルです。
柔らかくする効果のあるオイルなので、早くグローブを仕上げたい場合はこちらがオススメです。
グローブを慣らす用のボールを使用して型を作っても良いですが、成形ハンマーを使用するのもオススメです。
ハンマーを使用する事で力強くグローブを叩く事ができます。
それにより型が決まりやすく、早く自分の手に合った形になっていきます。
また、グローブも柔らかくなりやすいので特に新品のグローブが硬く感じたらハンマーを利用するのがオススメです。
毎日やりたい手入れ メンテナンス
地味ですが、毎日やった方が良いメンテナンス方法があります。
それは手で揉んだり曲げたりする事です。
捕球面や小指根本などを入念に行うと良いと思います。
一気に折り曲げたり、強く揉みすぎてしまうと変な型がついたり、革が傷んでしまいやすくなります。
最初は細かく折ったり揉んだりする事が重要になります。
理想的なグローブの形のイメージを持って行う事が大切になります。
オイルを塗った後に行うのも効果的です。
なかなか柔らかくならない場合は、オイルを塗った後に行ってみましょう。
使用した後の手入れ方法
グローブの手入れで一番大切なのは使用した後になります。
練習などで使用したグローブは強い衝撃を受けています。
そのままにしておくと傷んでしまい、寿命が短くなってしまうだけではなく、せっかく作った型も崩れてしまいます。
使用した後の手入れで必要な物は
- グローブ専用オイル
- 柔らかい布
- ブラシなど汚れを落とすもの
になります。
まずはブラシや布で土や泥などの汚れを落としてグローブを綺麗にします。
手入れをする時の基本なので、優しく拭き取ってあげましょう。
汚れを取ったらオイルを塗ります。
全体に薄く伸ばすように革の状態を見ながら塗っていきましょう。
グローブのオイルにオススメなのがアンダーアーマーの専用オイルです。
これから購入するという方にはこちらがオススメです。
雨に濡れてしまった場合の手入れ方法
試合や練習で雨が降ってきてしまい、グローブが濡れてしまう事があります。
そんなときのメンテナンス方法を紹介します。
必要なものは
- 新聞紙
- タオル
- ブラシなど汚れをおとす物
まずはブラシなど汚れをおとす物を使用し、土や泥の汚れを取りましょう。
そして新聞紙をくるくる丸めて棒状にし、指を入れる部分に詰めていきます。
手のひらの部分にはタオルを詰めます。
新聞紙やタオルを詰めたら風通しの良い日陰で乾かすのが良いです。
新聞紙やタオルが水分を吸収してくれるので、乾きが早くなります。
扇風機で優しく風をあてるのもオススメです。
早く乾かそうとドライヤーや乾燥機にかけるのは行ってはいけない事です。
グローブは革製品なので熱には弱く大切なグローブが痛んでしまいます。
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グローブの正しく置いて保管方法
グローブは毎日メンテナンスをする事がとても重要ですが、保管方法も大切です。
そのあたりにポイっと投げるように置いていたら、せっかく作った型も崩れてしまいがちです。
ではどのように保管すれば良いのでしょうか。
ここで紹介する内容は
- 普段グローブを置く良い方法
- 移動時などの保管方法
- 汗臭いなど匂いが気になる場合
それでは詳しく解説していきます。
普段グローブを置く良い方法
グローブは型が大切です。
せっかく自分に合った型を作っても保管方法が悪いと型が崩れてしまいます。
普段グローブを置くときに何も考えずそのまま置いたりしていませんか?
実はこういう時も型が崩れにように気を使わなくてはいけません。
普段グローブを置くときの良い置き方が
『良い置き方は捕球面を下にして置く』
『指先部分を地面に付けて置く』
型が崩れない様に正しい保管方法で保管しましょう。
移動時などの保管方法
持ち運びなど移動する時は専用の袋に入れている人が多いと思います。
この時に、捕球する部分にボールを入れておきましょう。
ボールを入れておく事により型崩れ防止になります。
グラブホルダーを使用するとさらに効果的です。
こちらのグラブホルダーは保管用のボールも付いていて人気のグラブホルダーです。
大切なグローブですので、保管方法は入念に行う事が良いと思います。
汗臭いなど匂いが気になる場合
グローブの匂いが気になる場合は手の汗や皮脂が付き、雑菌が繁殖しているからです。
対応方法は守備用手袋をして汗を付けない(付けにくくする)事です。
バッティング手袋とは別に守備専用の手袋があります。
守備用手袋は捕球時の衝撃を抑えるために作られた手袋にるので、衝撃防止にも良いです。
手袋が汗を吸収してくれるので、グローブに汗が付きにくくなります。
手袋は洗濯するのが良いと思います。
合成皮革の素材であれば洗濯をしても問題ありません。
しかし天然革の手袋を洗濯してしまうと傷んでしまいますので、優しく手洗いするのが良いと思います。
こちらは合成皮革の守備用手袋で手のフィット感が良いです。
手首甲側の関節を覆うように設計された新型ロングリストで手首を固定することにより、捕球時の手首のブレを少なくし安定した捕球をサポートします。
グローブ手入れに欠かせない野球用品紹介
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新品グローブの手入れ慣らし方まとめ
ここでは新品グローブの手入れ慣らし方について紹介させて頂きました。
グローブの手入れをしっかりとする事で理想の型を崩さないようにできるし、寿命を長くする事が出来ます。
自分に合ったグローブを作り上げたら出来るだけ長い間使用したいところです。
一流の選手になりたければグローブという一流のパートナーが必要です。
野球が上手な人は自然とグローブが綺麗で手入れをしっかりと行っています。
野球が上達したかったらまずは道具の手入れをしっかりと覚えて実践する事が大切になります。
またしっかりとメンテナンスを行っても、保管方法がちゃんとできていないとせっかくの手入れが台無しになってしまいます。
メンテナンスを行うのと同じくらい保管方法にも気を付けましょう。
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