投手であれば誰しもがストレートの球速を上げたいと思います。
速いストレートを投げれることは魅力的な事です。
ストレートを速くするには投げ込む事も大切ですが、ただ投げ込むだけでは速くなりにくいです。
ただやみくもに投球練習しても肩や肘に疲労がかかってしまい、故障の原因にもなってしまいます。
投球練習は正しいフォームで投げ、効果的な練習をする必要があります。
ではどういった練習を行えば良いのでしょうか。
効果的なトレーニング方法はどんな練習なのでしょうか。
ここではストレートの球速をアップさせるための効果的な練習方法について紹介したいと思います。
投球フォームを固める
まず重要となってくるのが投球フォームを固める事です。
投球フォームがバラバラだと肩や肘を痛めやすいばかりではなく、コントロールも定まりません。
当然ボールへの力の伝え方も一定しないので、速い球を投げる事ができません。
ブルペンで投げ込みをする以外にも投球フォームを固める練習方法はあります。
ではどうすれば投球フォームを固める事ができるのでしょうか。
- シャドーピッチングをする
- 下半身を強化する
- 体重移動をしっかりと行う
- 遠投を行う
それでは詳しく解説していきます。
シャドーピッチングをする
投球フォームを固める基本的な練習方法にシャドーピッチングがあります。
バッターが素振りを行うように、ピッチャーはシャドーピッチングをしてフォームを固めます。
家の中でもトレーニング出来るので、毎日行う事がオススメです。
試合の次の日や、たくさん投げ込んだ次の日は休んでも良いかも知れません。
シャドーピッチングをする時は肩の疲労と相談すると良いと思います。
シャドーピッチングについてはコチラで詳しく記載しています。
➡簡単にできる効果的なシャドーピッチングの方法 タオルを使うよりも効果と効率が良い練習方法
下半身を強化する
投球フォームを固めるためにも、速いストレートを投げるに基本となるのが下半身です。
どんなに良いフォームで投げる事ができても、下半身が安定していないとフォームが安定しません。
そのため、コントロールも安定しませんし、速いストレートを投げる事も出来ません。
下半身を強化するのによく行われている練習が走り込みです。
走り込みも長距離と短距離を両方行うのがオススメです。
特に長距離の走り込みは毎日行うのが良いともいます。
地味なトレーニングですが、毎日行う事により下半身が強化されてきます。
体重移動をしっかりと行う
速い球を投げるコツは、ボールにしっかりと体重を乗せる事です。
ピッチャーの投球フォームは、リリースポイント時にしっかりと力を伝える為(体重を乗せる)に行います。
そのため、正しいフォームで投げる必要があります。
下半身から伝わってくる力がボールにしっかりと伝わらないと、腕だけの力になってしまい力強いボールを投げる事が出来ません。
上半身の力だけだったらプロ野球選手よりも格闘家、陸上の砲丸投げやヤリ投げの選手の方が力があると思います。
しかし、野球選手よりも速い球を投げる事はできません。
野球のボールで速い球を投げるという事は、いかに下半身を使い体重移動をするかが重要になってきます。
また腕だけの力になってしまうと肩や肘への負担が増え故障しやすくなってしまいます。
遠投を行う
ブルペンでの投げ込みをするのは大切ですが、それだけではなく遠投をする事も重要です。
遠投するときは、ボールを上に投げるのではなく、出来る限り低く投げる事が良いと思います。
イメージとしては、外野手がバックホームする時なげるレーザービームです。
遠投する時のフォームは、軽く助走を付けてから投げるやり方と、助走をつけないで投げる方法があります。
まずは軽く助走をつけてから投げ、そのあとに実際にピッチングをする時のフォームで投げると良いと思います。
また遠投をする事でマウンドに立った時に、キャッチャーまでの距離が近く感じるので投げやすくなります。
インナーマッスルを鍛える
投球フォームと同じぐらい大切なのが体を鍛える事です。
体を鍛えるとなると、ダンベルなどを持ち上げたウエイトトーレニンを行うイメージがあるかもしれません。
しかし、ここで紹介する体を鍛える部分はインナーマッスルになります。
インナーマッスルを鍛えるのは投手だけではなく、野手にとっても重要な事になります。
ではインナーマッスルとはなんなのでしょうか?
また、どうすればインナーマッスルを鍛える事ができるのでしょうか。
ここで紹介する内容は下記の通りです。
- インナーマッスルとは?
- インナーマッスルの鍛え方
詳しく見ていきましょう。
インナーマッスルとは?
インナーマッスルとは肩関節の深層部にある小さい筋肉の事です。
インナーマッスルには棘上筋(きょくじょうきん)・棘下筋(きょっかきん)小円筋(しょうえんきん)・肩甲下筋(けんこうかきん)の4つの種類があります。
肩関節は人の体の中で一番広く動く場所です。
なのでピッチングという大胆な動きが動作の中心で可能なのです。
しかし、不安定でデリケートなのもその肩関節なのです。
その不安定な肩関節を安定させてくれるのがインナーマッスルなのです。
インナーマッスルを鍛える事により、肩関節が安定し怪我、故障の防止になります。
また、肩関節を鍛え安定すると筋肉がしまり速度アップにも繋がります。
アウターマッスルをガンガン行うと体が大きくなり速い球が投げられそうな体つきになりますが、余計な筋肉もついてしまいかえって投球フォームが乱れてしまう事があります。
インナーマッスルであれば体の中の筋肉を鍛えるので、鍛えすぎても投球フォームに影響がでるという事はありません。
まずはインナーマッスルをしっかりと鍛えるようにしましょう。
続いてインナーマッスルの鍛え方について紹介していきます。
インナーマッスルの鍛え方
インナーマッスルを鍛えるのに有効的なのがゴムチューブを使用する事です。
ダンベルなどの重たい物だと体への負荷が大きすぎてしまいアウターマッスルを鍛えてしまいます。
そうなるとインナーマッスルのトレーニングにならなくなってしまうので、負荷が大きすぎないようにゴムチューブを使用します。
ゴムチューブを引っ張る事により、適度な刺激を与える事ができインナーマッスルを鍛える事が出来ます。
くれぐれも重すぎるダンベルなどは使用しないようにしましょう。
練習方法の詳細やオススメチューブについてはコチラをどうぞ。
➡野球肩のインナーマッスルの鍛え方 筋肉をトレーニングして球速アップと怪我、故障防止の効果
投手がストレートの球速を上げるまとめ
投手がストレートの球速を上げる練習方法を紹介させて頂きました。
効果的な練習方法は
- シャドーピッチングをする
- 下半身を強化する
- 体重移動をしっかりと行う
- 遠投を行う
になります。
また、インナーマッスルを鍛える事も重要です。
インナーマッスルを鍛える事で球速がアップするだけではなく、故障がしにくくもなります。
練習をしたあとは、しっかりと栄養を補給する事が重要です。
栄養が足りないと、練習での疲労を補うだけで、成長する部分に栄養が行き届きません。
そのために、栄養のある食事をたくさんとる事が大切です。
しかし、それでも足りない部分はプロテインなどで補うと良いと思います。
体作りも速い球を投げる事には重要な事になります。
ダルビッシュ投手も愛用しているオススメプロテインについてはコチラからどうぞ。
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