変化球習得

変化球の種類と効果が分かる!変化球を効果的に投げるコツとポイント

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KeithJJ / Pixabay

野球の変化球は種類がたくさんあります。

右に曲がる変化球や、左に曲がる変化球、落ちる変化球もあります。

変化する大きさによって変化球の種類が変わってくるので、それだけで種類が増えます。

良いピッチャーはいかに速いストレートを投げれるか、なんてイメージがあるかも知れませんが、変化球を得意とするピッチャーも多くいます。

ストレートが速くなくても、変化球の切れが良く、多彩な変化球を投げれれば十分に打者を打ち取る事も可能です。

また、得意とする変化球が1つでもあれば、ストレートと得意な変化球の2種類で打者を打ち取る事もできます。

メジャーリーグの先駆者、野茂英雄投手はストレートとフォークボールのみでメジャーリーグに乗り込み、三振の山を築いていました。

たった1種類の変化球でもメジャーリーグで通用する事が出来るのです。

では、変化球はどういう時に使うと効果的なのか、変化球を投げるポイントを解説していきます。

変化球の種類

変化球の種類はかなり豊富なので、分かりやすくする為に、ある程度まとめてお伝えします。

また、右投げのピッチャーが投げた事を前提に変化を解説していきます。

 

左に曲がる変化球

左に曲がる変化球の代表的な種類が『カーブ』『スライダー』『カットボール』です。

カーブは変化が大きく緩い球になり、スライダーは鋭く曲がる変化です。

そしてスライダーより曲がりが小さく、カウントを稼いだり打ち取ったりするのに有効な変化球がカットボールです。

それぞれの変化球をさらに細かくしていくと

カーブ系は『スローカーブ』『ドロップカーブ』など。

スライダー系は『高速スライダー』『スロースライダー』などの種類があります。

左に曲がる変化球は、基本的に投げやすい変化球とされ、多くの投手が覚えようとする変化球です。

元ヤクルトスワローズの伊藤智仁投手の切れ味抜群のスライダー


伊藤投手のスライダーの切れは抜群なので、ほぼストレートとスライダーで打者を打ち取っています。

 

右に曲がる変化球

右に曲がる変化球の代表的な種類が『シュート』『シンカー』です。

シュートは小さく曲右に曲がる変化球でシンカーは大きく右に曲がる変化球です。

左に曲がるスライダーの右に曲がるバージョンがシュートで、カーブの右に曲がるバージョンがシンカーと言ったイメージです。

オリックス金子千尋投手の魔球パワーシンカー


シュートとシンカーの中間と言われる変化球。

バッターから逃げるように変化しています。

 

落ちる変化球

落ちる変化球の代表的な種類が『フォーム』『ナックル』『チェンジアップ』『パーム』です。

落ちる変化球に共通して言えるのが、ボールの回転数が少ない事です。

 

その為、空気抵抗が大きくなり落ちる変化球となります。

落ちる変化球は習得が難しく、投手が変化球を覚えようと思った時に覚える順位は遅くなります。

落ちる球の中で一番簡単な変化球がチェンジアップです。

最初に落ちる変化球を覚えようと思ったらチェンジアップがオススメです。

 

プロ野球各投手のフォークボール

 

メジャーリーガーの魔球と言われるナックルボール

ストレート系の変化球

ストレート系の変化球は『フォーシーム』『ツーシーム』『ワンシーム』とあります。

これはボールの縫い目の数に合わせて数が付けられています。

縫い目というわずかな部分による空気抵抗の変化でストレートと同じような球ですが、わずかに変化する変化球です。

フォーシームは言わばストレートですが、ツーシームはフォーシームより縫い目の抵抗が無いので、少し落ち気味になります。

ワンシームはさらに空気抵抗が無いので、ツーシームよりも落ち気味の変化になります。

DeNA 山崎康晃投手のツーシーム

 

変化球を効果的に投げるコツ

変化球には多くの種類や特徴があります。

その特徴を生かし、状況に応じて投げる事がポイントです。

 

カウントを稼ぐ変化球

緩い変化球や、打ってもファールになる球がオススメです。

また、ボールゾーンからストライクゾーンに変化する球も良いと思います。

カウントを稼ぐ変化球を投げれると三振を取りやすくなりますし、バッターとの勝負を有利に進められる事が出来ます。

 

打ち取る変化球

ランナーがいる時にゴロを打たしてダブルプレーを取りたい。

そんな時に有効なのが打ち取る変化球です。

ストレートと変わらないくらいのスピードでバットの芯を外す変化がすれば打ち取る事が出来ます。

打ち取る変化球を覚えると試合展開を有利に進める事が出来ます。

 

三振をとる変化球

三振をとるのに多く使われているのが落ちる球です。

横の変化よりも縦の変化の方がバッターからしたら打ちにくいのです。

 

また、タイミングを外し空振りをとる変化球も三振が取れます。

打ち取った場合は野手がエラーをしてしまう可能性もあるので、三振を取れるピッチャーは少ないリスクで試合を進める事ができますし、

三振が取れるというのは魅力的なピッチャーでもあります。

➡変化球の切れが増す方法はコチラになります。

 

変化球の種類と効果のまとめ

変化球にはたくさんの種類があります。

ストレートだけで通用するのは厳しいと思うので、何か変化球を身に付ける事は必須だと思います。

投げれる変化球が多ければ多いほど、ピッチャーとしては有利でバッターも狙い球が絞りづらくなります。

自分に合った変化球を見つけるためにまずはどんな変化球があるのかを理解し、いろんな変化球を試してみると良いと思います。



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