変化球習得

スライダーで三振をとる投げ方のコツ 甲子園でホームラン新記録を達成した中村奨成選手も三振に!

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skeeze / Pixabay

2017年夏の甲子園大会で広陵の中村奨成選手が6本のホームランを放ち、大会新記録を出しました。

決勝戦では7本目のホームランも期待されていましたが、惜しくもホームランは出ず。

 

そんな強打者の中村選手ですが、決勝戦の第2打席でスライダーを空振り三振しています。

ピッチャーであればそんな鋭いスライダーを投げたい所です。

今回はスライダーの投げ方のコツやポイントを紹介したいと思います。

スライダーについて

スライダーの特徴

利き腕とは逆方向に鋭く曲がる変化球です。

ストレートとカーブの中間といったイメージが伝わりやすいと思います。

日本で最初に投げたのは日本プロ野球で初めて完全試合を達成した元巨人の藤本英雄投手です。

 

スライダーの握り方

人差し指と中指を縫い目に掛けるツーシームの握り方から、ややボールを回転させて握ります

縫い目には人差し指も中指も指先だけかける感じになります。

親指は人差し指側の側面で人差し指の下に添える感じです。

 

リリースポイントのコツ

リリースする時に手の平を顔の方に向け、縫い目にかけた二本の指で切るようにして強いスピンを掛けることを意識して投げます。

また、手首は固定したまま腕をしっかり振ることを意識する事で強い横回転を掛ける事も出来ます。

イメージは人差し指がボールの中心にあり、リリースの直前まで手の平側を顔の方に向いていてリリース後に外側に向く感じになります。

 

三振を狙うポイント

スライダーはカウントを稼ぐ事にも使えるし、打者を打ち取る事にも使えますし、三振を狙う事にも使える優秀な変化球です。

三振を狙うポイントとしては、甘いコースからボールになるという事です。

夏の甲子園で大会記録を達成した広陵の中村選手も甘いコースから曲がるスライダーで三振しています。

厳しコースからボールになるスライダーだと打者が手を出してくれないので、甘いコースからボールになるスライダーが三振を取れるポイントになります。

 

スライダー習得

スライダーはカーブよりも簡単な変化球と言われ、カーブは投げられないけど、スライダーは投げれるという投手は多くいます。

日本で最初にスライダーを投げた藤本英雄投手も実はその一人なのです。

握り方だけを変えてストレートと同じように投げる人もいれば、手首を使い回転を加えるピッチャーもいます

自分のフォーム合ったスライダーを投げれるように色々と試して見るのが良いと思います。

 

スライダー動画集

広陵中村が空振り三振になったスライダー(4:40~)

甘い高さのアウトコースの球を打ちに行き空振り三振になっています。

甘いコースからボールになるスライダーは打者は思わず手が出てしまい、そればボール球へと変化すれば打つ事は難しいです。

 

伊藤智仁投手(ヤクルトスワローズ)のスライダー


伊藤智仁投手の全盛期時代の動画です。

スライダーのキレが鋭く、ほとんどストレートとスライダーで打者を打ち取っています。

 

大谷翔平選手(日本ハム)のスライダー

大谷選手が投げるスライダーは横に曲がるよりも縦に変化の大きいスライダーです。

三振をとっているスライダーは甘いストライクゾーンからボールになる変化をしています。

 

スライダーの投げ方とコツのまとめ

スライダーを投げる事は難しいイメージがあります。

もちろん人によって個人差があると思いますが、カーブよりも投げやすい変化球とされています。

スライダーは三振も取れるし、打者を打ち取る事もできる優秀な変化球です。

 

三振を取る時に投げるポイントは甘いストライクゾーンからボール球になるように投げる事です。

甘いストライクゾーンであればバッターはスイングをしてきます。

逆に厳しいゾーンに投げてしまうとスイングしてくれません。

 

しかし、甘いコースに投げる事により、曲がらなかった時は打たれてしまうリスクもあります。

このリスクを減らすには何度もスライダーを投げ、狙ったところに狙った変化で投げれる練習が必要になります。



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