高校の硬式野球の公式戦で使える金属バットは、2024年春から新基準(低反発)でSGマーク付きのものだけです。
新基準は「最大径64mm未満・900g以上」で、グリップ上部の製造年月の後ろに「R」と表示されています。
飛距離の差はメーカーよりも「振れる重さとバランス」と「芯で打つ技術」で決まるので、自分のスイングに合う1本を選びましょう。
※この記事の規定は、日本高等学校野球連盟(日本高野連)の資料を2026年10月23日に確認した内容です。
高校野球の硬式バット規定【2026年版】
高校の硬式バットで押さえる規定は、「使えるバットの種類」「金属バットの新基準」「SGマークとR表示」「色と表示」の4つです。
使えるバットは4種類(木製・木片の接合・竹の接合・金属)
高校野球で使えるバットは、日本高野連の特別規則で4種類だけと決まっています。
| バットの種類 | 高校で使える? | ポイント |
|---|---|---|
| 木製(1本の木) | 使える | 練習用にも向く |
| 木片の接合 | 使える | 木片を貼り合わせたバット |
| 竹の接合 | 使える | 竹を貼り合わせたバット |
| 金属製 | 使える | SGマーク付きに限る。2024年春から新基準のみ |
| 複合・カーボン製 | 使えない | 特別規則に挙がっていない |
中学軟式で人気のウレタン系(複合)やカーボン製のバットは、高校の大会では使えません。
中学で使っていたバットをそのまま持ち込まず、種類と表示を必ず確認してください。
金属バットの新基準(2024年春から)
2024年のシーズンイン(第96回選抜大会・都道府県の春季大会)から、公式戦で使える金属バットは新基準のものだけになりました。
新基準の中身は次の表のとおりです。
| 項目 | 新基準の内容 |
|---|---|
| 最大径 | 64mm未満 |
| 設計 | 本体は金属の単層管。消音のための充填物は使ってよい |
| 重さ | 完成品で900g以上。キャップ・ノブ・テープを除いた本体は810g±10g |
| 形状(テーパー) | 全体の傾斜率10%以下、任意の50mmでの最大傾斜率20%以下 |
よく「肉厚が約3mmから約4mmになった」と紹介されますが、これは規程の条文に書かれた数字ではありません。
日本高野連の解説記事「金属製バットはなぜ変わったのか」(2024年3月29日掲載)では『打球部の肉厚を従来の約3mmから約4mmとする』とされ、SG基準に加わった打球部の圧縮試験に適合するには、厚さ4mm程度が必要と説明されています。
買うときに見るのは肉厚ではなく、次の「R表示」と「SGマーク」です。
SGマークと「R」表示で新基準を見分ける
新基準のバットは、グリップ上部にある製造年月の表示の後ろが「R」になっています。
旧基準のバットは、同じ場所が「N」です。
高野連の資料では「BB JB-R」(2022年2月の例)という表示例が示されていて、月はA=1月、B=2月…の記号で表されます。
あわせて、金属バットは製品安全協会のSG基準に適合したSGマーク付きでなければ使えません。
通販で買う前に見る3点
- 商品写真か説明に「R」表示(製造年月の後ろが -R)があるか
- SGマーク付きと書かれているか
- 商品名・説明に「新基準対応」「高校野球対応」とあるか
3つのうち1つでもはっきりしないときは、注文する前に販売店に問い合わせましょう。
色と表示の決まり
硬式の金属バットの色は、シルバー系・ゴールド系・ブラックのどれかです。
ツートンカラーや、光を反射する仕上げのバットは使えません。
硬式の場合、商標の表示は、先端側のモデル名などが縦5cm×横9.5cm以内、握りに近い側のメーカー名を含む商標が縦6.5cm×横12.5cm以内です。
軟式の場合は縦8cm×横28cm以内で、表裏2か所までとなっています。
表示の色は、シルバー系・ゴールド系の本体ならブラック、ブラックの本体ならシルバー系かゴールド系です。
グリップテープは、ブラックかブラウン系の単色でなければ使えません(本体と同じ色の型押しは可)。
グリップテープを巻き替えるときや、市販のバットにステッカーを貼るときも、色と表示の決まりに注意しましょう。
旧基準バットは公式戦で使えない
旧基準(「N」表示)の金属バットは、2024年春から高校の公式戦では使えません。
特別規則は、新基準のバットを「高校野球で使用できるバット」として定めていて、「公式戦だけ」とは書いていません。
練習試合・練習での扱いを明記した資料は確認できませんでした。
旧基準バットを練習で使いたいときは、チームの方針に従い、必要なら監督から都道府県の高野連に確認してもらいましょう。
中学硬式(シニア・ボーイズなど)で使っていたバットも、高校の公式戦で使えるのは、900g以上で、R表示とSGマークがあるものだけです。
中学のうちに高校の新基準バットを使っていたなら、そのまま使えます。
R表示とSGマークが確認できないバットは、公式戦に持ち込まないでください。
中学硬式のバットについては、こちらの記事で紹介しています。
➡ 中学硬式バットの規定や重さ 人気おすすめメーカーの選び方、注意点やポイントについて
リコールが出ていたバット(2024年)
2024年には、音響基準に適合しないことを理由に、イーストン(EASTON)・ゼット・ミズノの新基準バットの一部でリコールが出ました。
音響基準は、捕手などの聴力障害を防ぐための基準です。
日本高野連は2024年6月13日の告知で、「直ちに公式戦、練習試合、練習で当該バットの使用を禁止することはいたしません」としています。
理由は、バットの反発には影響せず、危険性や公平性に影響しないためです。
そのうえで高野連は、加盟校に速やかにリコールに応じるよう呼びかけています。
この3社の新基準バットを持っている人や、中古・おさがりで手に入れる人は、メーカーのサイトでロット番号が対象かどうかを確認しましょう。
なお、SSKも2024年7月に、別モデル「ビートフライトHT-LF」の自主回収(音響基準を超える品の混入)を告知しています。
高校軟式の人へ
高校の軟式野球部でも、使えるバットは木製・木片の接合・竹の接合・金属製の4種類で、複合バットは使えません。
金属バットはSGマーク付きで、色は単色です。
特別規則では、硬式・軟式共通の見出しの下に「金属製バットは2022年2月18日に定めた新基準によるもの」とあります。
ただ、最大径64mm・900gなどの数値が軟式の金属バットにもかかるかを明記した資料は確認できませんでした。
メーカーが「高校軟式使用可」と表示しているものを選び、購入前に顧問の先生に確認しましょう。
中学軟式から続けて使えるかどうかは、こちらの記事の「高校に進んでからのバット」で表にまとめています。
➡ 中学軟式バットの規定【2026年版】選び方とおすすめ・2029年の変更点
低反発で何が変わった?飛距離への影響
新基準のバットは、旧基準より打球が飛びにくくなっています。
旧基準と新基準の比較表
旧基準と新基準の違いは、最大径・肉厚・表示の3つで、重さの下限は変わっていません。
| 項目 | 旧基準 | 新基準 |
|---|---|---|
| 最大径 | 67mm未満 | 64mm未満 |
| 打球部の肉厚 | 約3mm | 約4mm(高野連の解説記事の値。条文にはない) |
| 重さ | 900g以上 | 900g以上(変わらない) |
| 表示(製造年月の後ろ) | N | R |
| 効果(高野連の実験) | — | 打球の初速 約3.6%減、反発性能 5〜9%減 |
新基準の目的と効果
新基準は、打球が投手に当たる事故を防ぐことと、投手の負担を減らしてけがを防ぐことを目的に導入されました。
背景には、打者が有利になりすぎる「打高投低」の傾向もありました。
実験での効果は上の表のとおりで、試合でも本塁打が減りました。
新基準になった2024年は、甲子園での柵越えの本塁打が、センバツで2本、夏で7本だったと報じられています。
センバツはランニング本塁打を含めると3本で、前の年の2023年は12本でした。
2025年のセンバツでは、6本に増えたと報じられています。
芯を外すと打球が弱くなりやすいので、「芯でとらえる」技術がこれまで以上に結果を左右します。
「飛距離ランキング」が当てにならない理由
新基準バットの飛距離をメーカー別に公式に測った資料は、見つかりませんでした。
ネットにある「飛距離ランキング」の多くは、売れ筋やレビューの評価の順に並べたものです。
新基準のバットはどれも同じ規定(64mm未満・900g以上・単層管)を満たしているので、メーカーの差より、自分に合う重さ・バランスかどうかの差の方が大きく出ます。
この記事では順位をつけず、打者のタイプ別に選び方とおすすめを紹介します。
野球評論家のひとこと(低反発で飛ばすための打ち方)
新基準のバットは、最大径が67mm未満から64mm未満へ細くなり、打球部の肉厚も約3mmから約4mmに増えました。
ボールに当たる面が細くなったぶん、芯を外したときに打球が弱くなる度合いは、旧基準より大きくなったと考えられます。
だからこそ、まず目指したいのは「強く振る」より「芯で、ボールの中心のやや下をとらえる」ことです。
トップの位置から最短距離でバットを出し、インパクトで押し込む、木製バットに近い打ち方が合っていると私は見ています。
下半身では、踏み出した足で体の回転を受け止め、上体が前に突っ込まないことが大切です。
甲子園の本塁打は、センバツで2024年に3本まで減りましたが、2025年は6本に増えました。
選手は少しずつ対応しています。
飛ばないバットは、打撃の基本を磨き直すきっかけにもなります。
軟式から硬式に変わったときの打ち方の違いは、こちらでまとめています。
➡ 軟式野球と硬式野球の打ち方の違い バッティングで飛距離アップをするコツを紹介
低反発に慣れる10分メニュー
新基準バットに慣れるには、打撃練習の最初の10分で「芯でとらえる」ことだけに集中するメニューがおすすめです。
| 順番 | やること | 球数 | 見るポイント |
|---|---|---|---|
| ① 置きティー(新基準バット) | ボールを高め・真ん中・低めに置き、ネットの同じ高さにライナーを打つ | 各10球(計30球) | どの高さでも打球の高さがそろうか |
| ② 置きティー(木製か竹のバット) | 同じように置きティーで打つ | 10球 | 芯を外したときの手のしびれと打球の弱さを確かめる |
| ③ 正面からのトス打撃(新基準バット) | 新基準バットに戻して打つ | 10球 | センター方向へのライナーだけを数える |
③で数えたライナーの本数を毎回メモしておくと、芯でとらえられているかの目安になります。
疲れてフォームが崩れたら、球数が残っていてもそこでやめましょう。
正面からのトス打撃は、トスを上げる人が防球ネットの後ろから投げるようにしてください。
手首・ひじ・腰や、グリップエンドが当たる手のひらに痛みが続くときは、練習を休んで整形外科に相談してください。
置きティーでのフォーム作りは、こちらの記事が参考になります。
➡ ボールが無くても打撃練習ができるバッティングティースタンドで野球上達
高校硬式バットの選び方(3つだけ)
規定を満たした新基準バットの中から選ぶときに見るのは、「重さ」「バランス(重心)」「長さと打球感」の3つです。
重さ
軟式から硬式に変わったときにいちばん強く感じるのが、バットの重さです。
高校の硬式金属バットはすべて900g以上なので、モデルによる重さの差は大きくありません。
そのぶん、同じ重さでも「振りやすいかどうか」は次のバランスで変わります。
お店で試すときのチェック(1本につき2〜3分)
- 構えたまま5秒止めて、バットの先が下がらないか
- 素振りを10回して、最後の数回でもスイングの形が崩れないか
- 振り終わりで体が後ろに流れたり、手首だけで振ったりしていないか
1つでも当てはまるなら、まずグリップを指1〜2本分短く持って振ってみましょう。
それでも崩れるなら、次の「バランス」でミドルやカウンター寄りのモデルを試します。
バランス(重心)
同じ900gでも、重心の位置で振ったときの重さの感じ方が変わります。
迷ったらミドルバランスから試すのが無難です。
| バランス | 重心の位置 | 振ったときの感じ | 向いている打者 |
|---|---|---|---|
| トップバランス | バットの先端寄り | 重く感じる。芯でとらえたときの打球に力が伝わりやすい。その反面、振り遅れやすい | 振り切る力がある長距離打者 |
| ミドルバランス | 真ん中あたり | 飛距離と操作性のバランスが良い | 中距離打者。迷ったとき |
| カウンター(ニア)バランス | グリップ寄り | 軽く感じる。コースや変化球に合わせやすい | ミート重視の打者、体が小さい・力に自信がない人 |
※メーカーによって呼び方が違い、「ヘッド」「ミドルヘッド」「ニア」「オールラウンド」「AB+5」などと書かれていることがあります。
商品ページの説明で、重心が先端寄りか、真ん中か、グリップ寄りかを確認しましょう。
長さと打球感
高校硬式用の金属バットは、83〜84cm前後のモデルが中心です(メーカー各社の品ぞろえからの目安で、規定ではありません)。
長いほど遠くまで届きますが、振ったときに重く感じやすくなるので、上の「お店で試すときのチェック」で決めましょう。
体がまだできていない1年生は、82cmなどの短めのモデルを選んだり、グリップを短く持ったりする方法もあります。
打球感は、ボールが当たった瞬間に「硬く弾く」感じのモデルと、「ボールが乗る」柔らかい感じのモデルがあります。
これは好みの差が大きいので、できればお店でティー打撃をさせてもらうか、チームの先輩のバットを借りて打ってみましょう。
成長期の注意
新しいバットにしたからといって、素振りの本数を急に増やすのはやめましょう。
手首・ひじ・腰に痛みが出たら練習を休み、続くときは整形外科に相談してください。
腰を反らすと痛む状態が続くときも、早めに整形外科で診てもらいましょう。
高校1年生は、まだ体が成長している途中の人も多い年代です。
900gのバットに慣れるまでは、1日の素振りは「形が崩れない本数」までにして、少しずつ増やしましょう。
特別規則では、鉄棒、バットリング、滑り止めスプレーなどをベンチ内に持ち込むことを禁止しています。
試合前に重い道具で振って慣らすのに頼らず、ふだんの練習で900gを振り切れる体とフォームをつくりましょう。
高校硬式のおすすめバット【2026年版・新基準のみ】
おすすめは、打者のタイプ別に5本と、練習用の竹バット1本です。
どれもメーカーの公式ページか公式ニュースで、高校野球の新基準対応と確認できたものから選んでいます。
SGマークは、どのメーカーの商品ページにも記載がありませんでした。
中古品や在庫処分品には旧基準のバットが混ざっていることもあるので、購入時に「通販で買う前に見る3点」と実物のSGマーク・R表示を必ず確認してください。
発売から日が浅いなどの理由で、調査時点では購入者レビューがほとんどありませんでした。
タイプ別の比較表(順位なし)
| 商品名 | 長さ/重さ | 最大径 | バランス | タイプ | 価格帯(実売の目安) | おすすめの人 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ゼット ゼットパワーHB | 83・84cm/900g以上 | 打撃部径64mm | ヘッド | 長距離 | 約3.2〜3.8万円 | パワーのある長距離打者 |
| ミズノ Vコング02 | 82〜84cm/900g以上 | 64mm | ミドル | 中距離 | 約2.4〜3.4万円 | 最初の1本・1年生 |
| ゼット ビッグバンショットGB | 84cm/900g以上 | 打撃部径64mm | ニア(カウンター寄り) | ミート重視 | 約2.5〜3.5万円 | バットコントロール重視の人 |
| SSK スカイフライト HZ-LF | 83・84cm/900g以上 | 64mm | オールラウンド | 中〜長距離 | 約2.7〜3.2万円 | 振りやすさと飛びの両方がほしい人 |
| EASTON BLACK MAGIC | 82〜85cm/900g以上 | 64mm | AB±0/AB+5 | 中距離/長距離 | 約2.0〜3.3万円 | 長いバットがほしい・打感を選びたい人 |
| ゼット エクセレントバランス(竹) | 83〜85cm/約910〜920g | — | — | 練習用 | 約0.5〜1.0万円 | 芯で打つ練習をしたい人 |
※金属バット5本はどれも高校硬式用、竹バットは練習用です。
※仕様は各メーカーの公式ページ(EASTONは販売元ローリングスの公式ページ)で2026年10月23日に確認しました。
※価格は2026年10月23日の調査時点の目安です(実売は価格.comに載っている楽天・Yahoo!ショッピング・Amazonの価格)。
タイプ別のおすすめ
1. 長距離打者向け: ゼット ゼットパワーHB(BAT16383/BAT16384)
ゼット公式で「新基準対応品」とされている、ヘッドバランスの長距離打者向けモデルです。
公式では、柔らかい打球感と強く弾く打球感を両立したと説明されています。
先端が重いので、振る力に自信がない人は振り遅れやすく、価格も高めです。
- 仕様: 超々ジュラルミン(TZ800)/公式価格39,600円(税込)
2. 中距離打者向け: ミズノ グローバルエリート Vコング02(1CJMH122)
ミズノ公式ページのタイトルに「2024年春新基準対応」とあるミドルバランスのモデルです。
82cmからあるので、1年生の最初の1本にも選びやすいです。
同じ名前の旧基準品や中学用(最大径67mm)も出回っているので、型番「1CJMH122」(83cmは1CJMH12283、84cmは1CJMH12284)で確認してください。
- 仕様: 重さは公式表記で「平均900g以上」/素材と公式価格は未確認(販売店表記の定価は税抜35,000円)
3. ミート重視向け: ゼット ビッグバンショットGB(BAT12384)
ゼット公式で「新基準対応品」とされている、ニアバランスのモデルです。
公式では「操作性重視で野手間を抜き安打を量産する」と説明されていて、コースに合わせてヒットを狙う人や体が小さい人に向いています。
公式で確認できた長さは84cmだけで、長打を重視する人には向きません。
- 仕様: 超々ジュラルミン(NZ740)/公式価格38,500円(税込)
4. 振りやすさと飛びの両立: SSK スカイフライト HZ-LF(EBB1107)
SSK公式で「高校野球新基準対応」とされている、オールラウンドバランスのモデルで、振りやすさと飛距離の両方がほしい人向けです。
調査時点ではSSK公式通販が在庫切れ表示でしたが、ほかの販売店では販売されていました。
2024年7月に自主回収された「ビートフライトHT-LF」とは別のモデルです。
- 仕様: 超々ジュラルミン(X300)/定価39,600円(税込)
5. 手頃な価格・長さを選べる: EASTON BLACK MAGIC(EKS3BM-S/EKS3BM-V)
販売元ローリングスの公式ニュースで「高校野球新基準バット」として紹介されているモデルです。
長さは82〜85cmまであり、バランスはAB±0(中距離)とAB+5(長距離、83cmから)から選べます。
素材はEKS3BM-SがR5 ALLOY、EKS3BM-VがALX100で、販売店の説明ではSは硬い打感、Vは柔らかめです。
商品ページ自体には「新基準」の文字がないので、型番を選び間違えないようにしましょう。
EASTONは2024年のリコール対象メーカーだったので、購入時にロット番号が対象外かもメーカーで確認してください。
- 仕様: 公式表記は直径64mm/定価33,000円(税込)
練習用の木製・竹バット
芯でとらえる感覚を身につけたいなら、練習用に木製か竹のバットを1本持っておくのがおすすめです。
木製・竹のバットは芯を外すと打球が弱くなり、手がしびれるので、どこで打てているかがすぐに分かります。
使い方は、上の「低反発に慣れる10分メニュー」の②を参考にしてください。
ゼット エクセレントバランス(竹、BWT17083/BWT17084/BWT17085)
合竹の練習用バットで、85cmは公式で平均920g(84cmは販売店表記で910g)と、金属バットに近い重さで練習できます。
木製・竹のバットは色の決まり(下のFAQ「木製バットも使っていい?」)があるので、試合でも使うつもりなら色を確認してから選びましょう。
- 仕様: 合竹・中国製/公式価格8,800円(税抜)
木製バットの素材の違いや、金属バットとの違いはこちらで紹介しています。
➡ 木製バットの素材や種類『アオダモ』『ホワイトアッシュ』『メイプル』材質の違いや特徴、価格、金額について
➡ 野球で使用する『金属バット』と『木製バット』の素材や飛距離の違い それぞれの特徴を簡単に解説
よくある質問
中学硬式のバットは高校で使える?
900g未満のバットは使えません。
900g以上でも、新基準(R表示)・SGマーク付きでなければ、高校の公式戦では使えません。
中学のうちに高校の新基準バットを使っていたなら、そのまま使えます(日本高野連「金属製バットの新基準」、2026年10月23日確認)。
旧基準バットは練習で使える?
公式戦では使えません。
特別規則は新基準のバットを「高校野球で使用できるバット」として定めていて、「公式戦だけ」とは書いていません。
練習試合・練習での扱いを明記した資料は確認できなかったので、チームの方針に従い、必要なら都道府県の高野連に確認してください。
新基準バットの見分け方は?
グリップ上部の製造年月の後ろが「R」なら新基準、「N」なら旧基準です。
あわせてSGマークが付いているかも確認しましょう。
海外製(BBCORなど)のバットは使える?
高校の公式戦で使えるのは、SGマーク付きでR表示のものだけです。
海外の規格(BBCORなど)のバットでも、R表示とSGマークがなければ公式戦では使えません。
個々の輸入品が条件を満たすかどうかは、この記事では確認していません。
900gは重すぎる?
高校の硬式金属バットは900g未満は選べないので、軽くするという選び方はできません。
重く感じるときは、ミドルやカウンター(ニア)バランスのモデルを選んだり、グリップを短く持ったりして調整しましょう。
いちばん飛ぶメーカーは?
新基準バットの飛距離をメーカー別に公式に比べた資料は見つかりませんでした。
飛距離は、メーカーより「振れる重さとバランス」と「芯で打つ技術」で大きく変わります。
先輩のおさがりを使ってもいい?
R表示とSGマークがあり、へこみ・ひび割れ・グリップのゆるみや破れがなければ使えます。
特別規則でも、金属製バットの表面のへこみ・ヒビ割れや、グリップのゴムや皮のゆるみ・破れに注意するよう定められています(日本高野連 2026年度特別規則 1(3)②、2026年10月23日確認)。
へこみやひびのあるバットは、試合でも練習でも使わないでください。
2024年にリコールが出たイーストン・ゼット・ミズノのバットなら、ロット番号もメーカーのサイトで確認しましょう。
高校軟式のバットは?
使えるのは木製・木片の接合・竹の接合・金属製の4種類で、複合バットは使えません。
金属バットはSGマーク付き・単色のものを選んでください(日本高野連 2026年度特別規則、2026年10月23日確認)。
硬式の新基準の数値が軟式にもかかるかは確認できなかったので、「高校軟式使用可」と表示されたものを選び、顧問の先生に確認しましょう。
木製バットも使っていい?
木製・木片の接合・竹の接合のバットは、高校で使える種類に入っています。
色は黒色・ダークブラウン系・赤褐色系および淡黄色系で、木目を目で見られるものに限られます。
塗装がボールに付くような「拙劣な塗装術」を用いたものや、スプレー跡が付いたバットも使えません。
まとめ
- 高校の公式戦で使える金属バットは、新基準(R表示)・SGマーク付きのものだけ。
- 新基準は最大径64mm未満・900g以上。旧基準(N表示)や900g未満のバットは公式戦で使えない。
- 飛距離はメーカーの差より、振れるバランスと芯で打つ技術で決まる。迷ったらミドルバランスから試し、「10分メニュー」で芯でとらえる練習をする。
900gのバットを振り切るには、バットだけでなく体づくりも欠かせません。
バッティング力を上げる練習や体づくりは、こちらの記事を参考にしてください。
➡ トレーニングバットでバッティング上達!マスコットバットよりも効果的な練習方法 下半身強化に飛距離アップ
➡ 「パワースルー」でリスト強化!インパクト時ブレない力強いバッティング練習をする野球上達方法
➡ バッティングで体の開きが早いといけない理由と原因は?改善するための効果的な3つの練習方法とは
➡ 最強プロテイン『ホエイクエスト アルティマ』で野球上達!プロ選手も愛用しているオススメ商品
参考にした資料(2026年10月23日確認): 日本高野連 2026年度特別規則/日本高野連 用具の使用制限2026/日本高野連「金属製バットはなぜ変わったのか」