2026年にメジャーの試合に出た日本人選手は14人で、打者では鈴木誠也選手(カブス)が打率.270・26本塁打、メジャー1年目の村上宗隆選手(ホワイトソックス)が35本塁打を打ちました。
投手では山本由伸選手(ドジャース)が14勝9敗・防御率2.53、今永昇太選手(カブス)が11勝、松井裕樹選手(パドレス)が救援で防御率1.83でした。
日本人選手のいる球団のうち、ポストシーズンに出た6球団はすべて敗れ、新人王などの賞は11月10日(日本時間)から順に発表され、結果が出たらこの記事に書き足します。
この記事は、毎年シーズンが終わったら表を差し替えて更新します。
2026年の日本人メジャーリーガーは14人
2026年にメジャーの公式戦に出た日本人選手は14人で、打者が6人、投手が9人です(大谷翔平選手は打者と投手の両方に入ります)。
規定打席に届いた打者は4人、規定投球回に届いた投手は2人でした。
この一覧に載せる選手の決め方
この記事では、2026年にメジャーの公式戦に1試合以上出た、日本で生まれ育った選手を載せています。
決め方は次のとおりです。
- 出場が少ない選手も同じ表に入れ、規定打席・規定投球回に届いた選手にだけ「◎」を付ける
- シーズン途中で移籍した選手は、合計を1行にまとめる(2026年に移籍した日本人選手はいません)
- マイナー契約だけで、メジャーの試合に出ていない選手は載せない
- 球団に在籍していても出場がなかった選手は、表の下に1行だけ書く
規定打席は「チームの試合数×3.1」で、2026年は502打席です。
規定投球回は「チームの試合数×1.0」で、2026年は162回です。
規定打席に届くと打率のランキングに、規定投球回に届くと防御率のランキングに名前が載ります。
球団別の早見表
14人が所属した球団は、次の10球団です。
| 球団 | 選手 | 打者か投手か |
|---|---|---|
| ドジャース | 大谷翔平 | 打者・投手 |
| ドジャース | 山本由伸 | 投手 |
| ドジャース | 佐々木朗希 | 投手 |
| カブス | 鈴木誠也 | 打者 |
| カブス | 今永昇太 | 投手 |
| ホワイトソックス | 村上宗隆 | 打者 |
| ホワイトソックス | 西田陸浮 | 打者 |
| ブルージェイズ | 岡本和真 | 打者 |
| レッドソックス | 吉田正尚 | 打者 |
| パドレス | 松井裕樹 | 投手 |
| メッツ | 千賀滉大 | 投手 |
| アストロズ | 今井達也 | 投手 |
| エンゼルス | 菊池雄星 | 投手 |
| ロッキーズ | 菅野智之 | 投手 |
ドジャースは3人、カブスとホワイトソックスは2人の日本人選手がいました。
打者の2026年成績一覧
2026年の日本人打者でいちばん本塁打が多かったのは村上選手の35本、打率がいちばん高かったのは大谷選手の.275でした。
| 選手(球団) | 試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 | OPS |
|---|---|---|---|---|---|
| 鈴木誠也(カブス)◎ | 143 | .270 | 26 | 86 | .841 |
| 岡本和真(ブルージェイズ)◎ | 156 | .232 | 33 | 92 | .762 |
| 大谷翔平(ドジャース)◎ | 139 | .275 | 30 | 81 | .889 |
| 村上宗隆(ホワイトソックス)◎ | 127 | .207 | 35 | 77 | .825 |
| 吉田正尚(レッドソックス) | 87 | .274 | 5 | 28 | .746 |
| 西田陸浮(ホワイトソックス) | 12 | .241 | 0 | 2 | .482 |
大谷選手の年度別の成績と受賞歴は、こちらの記事にまとめています。
➡ 大谷翔平の年度別成績一覧|2026年までの打撃・投手と受賞歴
OPSは、出塁率と長打率を足した数字で、打者の総合力の目安です。
打率が低くても、四球と長打が多い打者はOPSが高くなります。
西田選手は日本生まれで、東北高校からアメリカのオレゴン大学に進み、2023年のドラフト11巡目で指名されました。
5月25日にメジャーデビューし、主に右翼を守りました。
ヌートバー選手(カージナルス→ダイヤモンドバックス、8月3日に移籍)は日本代表の経験がありますが、アメリカ生まれのため一覧の外に参考として書きます(90試合・打率.239・8本塁打・33打点・OPS.721)。
規定打席に届いたのは4人
規定打席(502打席)に届いた日本人打者は、鈴木・岡本・大谷・村上の4選手です。
| 選手 | 打席 | 出塁率 | 盗塁 |
|---|---|---|---|
| 鈴木誠也 | 634 | .368 | 3 |
| 岡本和真 | 636 | .310 | 1 |
| 大谷翔平 | 618 | .377 | 11 |
| 村上宗隆 | 553 | .347 | 1 |
4人の中でOPSがいちばん高いのは大谷選手の.889で、鈴木選手の.841が続きます。
鈴木選手は打率.270・出塁率.368と、確実性で4人の上位に入りました。
吉田選手は87試合・297打席で、規定打席には届いていません。
打順を組むときに出塁率をどう見るかは、こちらの記事で紹介しています。
➡ 野球の打順の決め方|1〜9番の役割と上位・下位打線は何番から
新人の村上選手と岡本選手
メジャー1年目の村上選手は127試合で35本塁打、岡本選手は156試合で33本塁打を打ちました。
村上選手の35本塁打は、日本人選手のメジャー1年目としては最多です。
これまでの最多は大谷選手の22本(2018年)で、岡本選手の33本もこれを上回りました。
35本は、日本人選手の1シーズンの本塁打としても、大谷選手の4シーズン(55・54・46・44本)に次ぐ数字です。
日本人選手のメジャー1年目の本塁打の最多記録は、次のように移り変わってきました。
| 年 | 選手 | 1年目の本塁打 |
|---|---|---|
| 2003年 | 松井秀喜 | 16本 |
| 2006年 | 城島健司 | 18本 |
| 2018年 | 大谷翔平 | 22本 |
| 2026年 | 村上宗隆・岡本和真 | 35本・33本 |
2人とも本塁打は多い一方で、三振も多いシーズンでした。
| 選手 | 本塁打 | 四球 | 三振 |
|---|---|---|---|
| 村上宗隆 | 35 | 92 | 196 |
| 岡本和真 | 33 | 59 | 183 |
村上選手は、けがで辞退したバクストン選手(ツインズ)の代わりにオールスターに選ばれ、5月にはア・リーグの月間最優秀新人にも選ばれています。
岡本選手も、6月にア・リーグの月間最優秀新人に選ばれました。
日本とメジャーでは、ボールや球場の大きさなどにも違いがあり、1年目は慣れることも課題になります。
➡ 日本の野球とアメリカメジャーリーグのボール違い 大きさや重さ、バット、ルール等について
投手の2026年成績一覧
2026年の日本人投手で、勝ち星がいちばん多かったのは山本選手の14勝、奪三振がいちばん多かったのも山本選手の182個でした。
| 選手(球団) | 登板(先発) | 勝-敗 | 防御率 | 投球回 | 奪三振 |
|---|---|---|---|---|---|
| 山本由伸(ドジャース)◎ | 28(28) | 14-9 | 2.53 | 185.0 | 182 |
| 今永昇太(カブス)◎ | 32(32) | 11-10 | 3.77 | 174.1 | 174 |
| 菅野智之(ロッキーズ) | 29(29) | 12-12 | 5.37 | 154.1 | 96 |
| 佐々木朗希(ドジャース) | 26(23) | 5-5 | 4.49 | 122.1 | 123 |
| 大谷翔平(ドジャース) | 14(14) | 8-2 | 1.79 | 85.2 | 95 |
| 今井達也(アストロズ) | 23(15) | 6-4 | 4.93 | 76.2 | 97 |
| 菊池雄星(エンゼルス) | 14(14) | 1-7 | 4.92 | 67.2 | 67 |
| 松井裕樹(パドレス) | 54(0) | 5-1 | 1.83 | 64.0 | 68 |
| 千賀滉大(メッツ) | 31(8) | 0-9 | 7.34 | 61.1 | 75 |
投球回の「174.1」は174回と3分の1、「85.2」は85回と3分の2という意味です。
菅野選手は12勝で、山本選手に次ぐ2番目の勝ち星でした。
大谷選手は14試合に先発して防御率1.79でしたが、投球回が規定に届いていません。
ダルビッシュ有選手(パドレス)は、ひじの手術からの回復のため、3月25日に制限リスト(故障者リストとは別の、試合に出られない選手を登録するリスト)に入ったと球団が発表し、2026年は登板がありませんでした。
小笠原慎之介投手と森井翔太郎選手は、2026年はマイナーだけでメジャーの試合に出ていないため、一覧には入れていません。
規定投球回に届いたのは山本・今永
規定投球回(162回)に届いた日本人投手は、山本選手と今永選手の2人です。
| 選手 | 投球回 | 与四球 | WHIP |
|---|---|---|---|
| 山本由伸 | 185.0 | 42 | 0.87 |
| 今永昇太 | 174.1 | 37 | 1.10 |
山本選手は185回を投げて14勝・防御率2.53・WHIP0.87と、日本人投手の中で投球回・勝利・奪三振のすべてが最多でした。
WHIPは、1イニングあたりに出した走者(安打と四球)の数で、低いほど走者を出していないことを表します。
今永選手は32試合に先発し、日本人投手でいちばん多く先発のマウンドに上がりました。
救援の松井選手と、先発と救援の両方を務めた千賀選手
救援投手の松井選手は54試合に登板して防御率1.83、千賀選手は8試合に先発し、救援で8セーブを挙げました。
松井選手は5勝1敗・1セーブで、64回を投げて68個の三振を奪っています。
千賀選手は31試合に登板し、0勝9敗・防御率7.34でした。
セーブは、リードを守り切って試合を終えた救援投手に付く記録です。
2026年の日本人投手でいちばんセーブが多かったのは千賀選手の8セーブでした。
グラフで見る2026年の日本人選手

グラフにすると、2026年の日本人選手の特徴が3つ見えてきます。
1つ目は、規定打席に届いた4人全員が26本塁打以上を打っていることです。
2つ目は、防御率がいちばん低いのは規定投球回に届いていない大谷選手と松井選手で、規定に届いた中では山本選手の2.53がいちばん低いことです。
3つ目は、防御率が5点台以上の投手が菅野選手と千賀選手の2人いて、投手は成績の差が大きかったことです。
ポストシーズンの結果
2026年のポストシーズンでは、日本人選手のいる球団のうち出場した6球団がすべて敗れ、いちばん先まで勝ち進んだのは、リーグ優勝決定シリーズに出たドジャースでした。
| 球団(日本人選手) | 最終結果 |
|---|---|
| ドジャース(大谷・山本・佐々木) | 地区シリーズでブレーブスに3勝1敗で勝ち抜け、リーグ優勝決定シリーズでブルワーズに0勝4敗で敗退 |
| ホワイトソックス(村上) | ワイルドカードでアストロズに2勝0敗で勝ち抜け、地区シリーズでガーディアンズに2勝3敗で敗退 |
| パドレス(松井) | ワイルドカードでカブスに2勝0敗で勝ち抜け、地区シリーズでブルワーズに1勝3敗で敗退 |
| アストロズ(今井) | ワイルドカードでホワイトソックスに0勝2敗で敗退 |
| レッドソックス(吉田) | ワイルドカードでヤンキースに0勝2敗で敗退 |
| カブス(鈴木・今永) | ワイルドカードでパドレスに0勝2敗で敗退 |
ワイルドカードでは、ホワイトソックス対アストロズ、パドレス対カブスと、日本人選手のいる球団どうしの対戦が2つありました。
ワールドシリーズは、ブルワーズがレイズを4勝1敗で破り、優勝しました。
日本人選手の成績では、大谷選手はポストシーズンに打者としてだけ出場し、打率.192・1本塁打でした。
ほかの選手ごとの成績は、公式の記録で確かめてから表にして追記します。
この記事の打者・投手の表は、ポストシーズンを入れないレギュラーシーズンだけの数字です。
賞はレギュラーシーズンの成績で選ばれるため、数字の範囲をそろえています。
11月の賞の発表日と日本人選手
2026年のメジャーの主な賞は、日本時間の11月2日のゴールドグラブ賞から、11月18日(予定)のシルバースラッガー賞まで順に発表されます。
| 賞 | 日本時間の発表 | 日本人選手 |
|---|---|---|
| ゴールドグラブ賞 | 11月2日 | 鈴木選手がナ・リーグ右翼の最終候補 |
| シルバースラッガー賞の候補 | 11月6日 | 発表待ち |
| 新人王 | 11月10日 | 村上・岡本・今井・西田の4選手に資格あり |
| サイ・ヤング賞・All-MLB・ハンク・アーロン賞など | 11月12日 | 発表待ち |
| MVP | 11月13日 | 発表待ち |
| シルバースラッガー賞 | 11月18日(予定) | 発表待ち |
発表はアメリカ東部時間の昼から夜に行われるため、日本時間では翌日になります。
シルバースラッガー賞は、発表の時刻がまだ出ていないため「予定」としています。
ゴールドグラブ賞は守備のうまさ、シルバースラッガー賞は打撃で、両リーグのポジションごとに1人ずつ選ばれる賞です。
2026年にメジャーデビューした村上・岡本・今井・西田の4選手は、新人王の資格があります。
なかでも有力なのは、ア・リーグの村上選手と岡本選手です。
大谷選手の受賞歴と2026年の候補の状況は、打者の一覧の下で紹介した記事にまとめています。
歴代の日本人メジャーリーガー通算記録
日本人メジャーリーガーの通算記録は、勝利が野茂英雄さんの123勝、本塁打が大谷選手の310本、安打がイチローさんの3089本で、それぞれ最多です。
2026年のシーズン終了時点の上位5人を、勝利・本塁打・安打に分けてまとめました。
通算勝利
日本人投手の通算勝利の最多は野茂さんで、ダルビッシュ選手の115勝が2番目です。
| 順位 | 選手 | 通算勝利 |
|---|---|---|
| 1 | 野茂英雄 | 123 |
| 2 | ダルビッシュ有 | 115 |
| 3 | 黒田博樹 | 79 |
| 4 | 田中将大 | 78 |
| 5 | 前田健太 | 68 |
2026年までの数字では、菊池選手が49勝、大谷選手が47勝です。
歴代の名投手と比べたランキングは、こちらの記事で紹介しています。
➡ 歴代最強プロ野球先発投手ランキングベスト5 奪三振記録、防御率、ストレートのマックス、変化球などについて
通算本塁打
日本人打者の通算本塁打の最多は大谷選手の310本で、2番目の松井秀喜さんの175本を大きく上回っています。
| 順位 | 選手 | 通算本塁打 |
|---|---|---|
| 1 | 大谷翔平 | 310 |
| 2 | 松井秀喜 | 175 |
| 3 | イチロー | 117 |
| 4 | 鈴木誠也 | 113 |
| 5 | 城島健司 | 48 |
鈴木選手は2026年の26本塁打で通算113本になり、イチローさんの117本まであと4本です。
通算安打
日本人打者の通算安打の最多はイチローさんの3089本で、2位以下を大きく引き離しています。
| 順位 | 選手 | 通算安打 |
|---|---|---|
| 1 | イチロー | 3089 |
| 2 | 松井秀喜 | 1253 |
| 3 | 大谷翔平 | 1194 |
| 4 | 青木宣親 | 774 |
| 5 | 鈴木誠也 | 683 |
大谷選手は1194安打で、松井秀喜さんの1253本まであと59本です。
イチローさんがマリナーズに戻ったときの記事は、こちらで読めます。
➡ イチロー選手古巣マリナーズに復帰が決定!獲得した理由やチーム状況、今後の活躍について
数字から学ぶ「四球」の大切さ
2026年の日本人選手の数字からも、打者は四球を選ぶほど塁に出る回数が増え、投手は四球を出さないほど走者を減らせるという関係が見えてきます。
中学生・高校生の選手が自分の打撃や投球を見直すときにも、同じ考え方が使えます。
打率.207でもOPS.825
村上選手は打率.207でしたが、92個の四球を選んだことで出塁率は.347まで上がり、OPSは.825でした。
553打席で92四球なので、およそ6打席に1回は四球で塁に出ていた計算です。
打率と出塁率の差は、村上選手が.140、大谷選手が.102、鈴木選手が.098、岡本選手が.078でした。
打率だけで打者を見ず、四球を含めた「どれだけ塁に出たか」で見ることが大切です。
ボールの見きわめができる打者は、打率が下がった時期でもチームに貢献できます。
ただし、見きわめは「打たないこと」ではありません。
ストライクが来たら積極的に振り、ボール球には手を出さないのが理想です。
中学生・高校生がすぐ試せる練習に、投球を見て「ストライク」か「ボール」かを声に出す方法があります。
マシン打撃や、指導者・仲間に投げてもらう打撃練習で、ボールが来る直前に声に出します。
ストライクと言った球は振り、ボールと言った球は振らずに見送ります。
10球を1セットにして、声に出した判定が合っていたかを、投げ手や仲間に確かめてもらいましょう。
狙い球を絞って積極的に打つ考え方は、こちらの記事が参考になります。
➡ 初球打ちのメリットは?プロ野球選手のデータに見る狙い球を絞り積極的に打つポイントと重要性について
四球が少ない投手は走者を出しにくい
山本選手は185回で与四球42個、9回あたりに直すと約2.0個で、WHIPは0.87でした。
表の数字から9回あたりの与四球を計算すると、次のようになります。
| 選手 | 与四球 | 9回あたり | WHIP | 防御率 |
|---|---|---|---|---|
| 今永昇太 | 37 | 1.9 | 1.10 | 3.77 |
| 山本由伸 | 42 | 2.0 | 0.87 | 2.53 |
| 菅野智之 | 36 | 2.1 | 1.32 | 5.37 |
| 大谷翔平 | 26 | 2.7 | 0.95 | 1.79 |
| 佐々木朗希 | 48 | 3.5 | 1.32 | 4.49 |
| 菊池雄星 | 30 | 4.0 | 1.54 | 4.92 |
| 松井裕樹 | 36 | 5.1 | 1.14 | 1.83 |
| 今井達也 | 51 | 6.0 | 1.42 | 4.93 |
| 千賀滉大 | 41 | 6.0 | 1.65 | 7.34 |
9回あたりの与四球が6.0個の今井選手と千賀選手は、WHIPが1.4を超えています。
一方で、救援の松井選手は9回あたり5.1個と四球が多めでしたが、安打を少なく抑えて防御率1.83でした。
救援は投げるイニングが少なく、数字が大きく動きやすい点にも注意が必要です。
また、菅野選手は与四球が少なくても防御率は5.37で、四球が少ないだけでは抑えられない場合もあります。
四球を減らすことは、走者を減らして試合を崩さないための土台の一つと考えるとよいでしょう。
中学生・高校生の投手がすぐ試せる練習として、全力ではなく7〜8割の力で、本塁の両端に立てた目印へ投げ分ける方法があります。
球数は、その日の投球数の範囲内であらかじめ決めておき、決めた数を投げたら終わりにします。
制球を良くしようとして投げ込みの数を急に増やすのはやめ、ひじや肩に痛みや違和感が出たら投げるのを止めて、指導者や医師に相談してください。
投げる数の目安として、高校野球は1人の投手が1週間に500球以内、小学生の大会は1日70球以内という決まりがあります。
初球でストライクを取り、打者より有利なカウントを作る考え方は、こちらの記事で紹介しています。
➡ 初球ストライクを取るピッチャーの投球術 バッターとの勝負が有利になるポイントについて
野球評論家のひとこと(2026年は「人数」と「中身」の両方で存在感)
2026年は、日本人選手が「人数」と「中身」の両方で存在感を示したシーズンだったと言えます。
村上選手と岡本選手がそろってメジャー1年目に30本塁打を超え、それまで大谷選手が持っていた1年目の最多記録(2018年の22本)を大きく塗り替えました。
投手では、山本選手がローテーションの柱として185回を投げ、WHIP0.87と走者を少なく抑えたことが、勝ち星以上に価値のある数字だと考えます。
学生の皆さんに注目してほしいのは、打率.207の村上選手が92個の四球で出塁率を.347まで上げたことと、山本選手や今永選手の与四球が9回あたり2個前後だったことです。
四球は「選ぶ力」と「出さない力」の両方で試合を左右し、どちらも日ごろの練習から、ストライクとボールを見分ける意識を持ち続けることで身につくものだと思います。
ただし、制球を磨こうとして投げすぎるのは逆効果なので、球数の目安を守り、肩やひじに痛みがあれば早めに医師に相談してください。
よくある質問
Q. 2026年の日本人メジャーリーガーは何人?
A. メジャーの公式戦に出た日本人選手は14人です。
打者が6人、投手が9人で、大谷選手は両方に入ります。
Q. ダルビッシュ選手は2026年に投げた?
A. 2026年は登板がありませんでした。
パドレスは3月25日に、ひじの手術からの回復のため、ダルビッシュ選手を制限リスト(故障者リストとは別の、試合に出られない選手を登録するリスト)に入れたと発表しています。
Q. 日本人の通算最多勝は誰?
A. 野茂英雄さんの123勝です。
2番目は、ダルビッシュ選手の115勝です。
Q. 新人王はいつ決まる?
A. 2026年の新人王は、日本時間の11月10日に発表されます。
結果が出たら、この記事に書き足します。
まとめ
2026年にメジャーの試合に出た日本人選手は14人で、打者は村上選手の35本塁打、投手は山本選手の14勝・防御率2.53が目立ちました。
日本人選手のいる球団のうち、ポストシーズンに出た6球団はすべて敗れ、11月は賞の発表が続きます。
歴代の記録では、大谷選手が通算310本塁打で日本人の最多を更新し続けています。
この記事は、毎年シーズンが終わったら打者・投手の表を差し替えて更新します。
この記事の成績は、2026年10月29日時点の数字です。
参考にした資料(2026年10月29日確認): Baseball Savant/MLB.com 2026年の賞の発表日程/MLB.com 西田陸浮選手のメジャーデビュー