あなたは息子さんのバットをどんな基準で選んでいますか?
「チームで用意されているバットを使っているからなぁ」
「子供は成長が早いから重めのバットを使わせている」
なんて、あまり考えずにいるのはちょっと勿体無いかもしれません。
「好きこそ物の上手なれ」と言いますが、野球は打ってナンボ、そこから楽しさが生まれ更に上手くなるために自ら練習をするようになります。
最近では高反発バットなどが登場するようになり、飛躍的に「飛ぶ」バットが販売されるようになっていて、たかがバット1本という時代は終わりました。
バッティングスタイルやスポーツメーカーによる違いを把握して、息子さんにピッタリのバットを選ぶようにしましょう。
少年野球バットの選び方
プロ野球選手の多くはバットにこだわり、オーダーメイドで自分の体格、スイングにあったバットを使用しています。
少年野球でバットをオーダーメイドする必要はありませんが、体格やスイングに合ったバットを使用したい所です。
また、体の大きさ(低学年、高学年)によっても選ぶバットは変わってきます。
では、どういうバットが合っているのでしょうか。選ぶ際のポイントを解説していきます。
バットの重心について
どれも似たような感じに見えるバットですが、どのバットにも「重心」があります。
バットの重心は「トップバランス」「ミドルバランス」「カウンターバランス」と大きく分け3種類の重心があります。
このバットの重心は、長距離タイプ、中距離タイプ、短距離タイプと、それぞれのタイプにより変わっています。
どのタイプに合わせて選ぶか、またはどのタイプを目指して選ぶかがポイントになってきます。
それではそれぞれの重心について紹介したいと思います。
トップバランス
トップバランスは重心が先端にあり、スイングに遠心力がかかりボールを遠くに飛ばしやすいタイプです。
長距離打者はこのトップバランスを好んで使いますが、同じ重さのバットでも重心が先端にある分重く感じます。
体が小さかったり、バットを振れるだけの技術が無い場合はオススメできませんが、振り切れるだけの体格や技術がある場合はトップバランスタイプが良いかも知れません。
体が小さくてもバットの遠心力を利用するスイング、バッティングフォームをしているのであれば、体が小さくてもトップバランスが良いと思います。
小さい体でパワーがないのに、トップバランスの方が打ちやすいという方もいます。
カウンターバランス
カウンターバランスは重心がグリップの方にあります。
そのため、遠心力はあまり効かずボールを遠くへ飛ばすには向いていない重心ですが、バットを軽く感じる事ができます。
ミートしやすくなるので、アベレージヒッター向きかも知れません。
また、体が小さくてもフルスイングできると思います。
短距離タイプや、ミート重視したい方にオススメです。
ミドルバランス
ミドルバランスは、トップバランスとカウンターバランスの中間に重心があるタイプです。
中距離打者が多く使用するタイプになります。
トップバランスかカウンターバランスか迷う様であらば、こちらのミドルバランスが無難かも知れません。
また、どのタイプか分からないと言う場合も、このミドルバランスが無難になります。
バットの重心まとめ
トップバランス
- 重心が先端
- 長距離打者タイプ
- バットが重たく感じる
カウンターバランス
- 重心がグリップ側
- 短距離打者タイプ
- バットが軽く感じる
ミドルバランス
- 重心がトップバランスとカウンターバランスの中心
- 中距離打者タイプ
- どの重心が良いか分からない場合に無難
少年野球のバットを選ぶ時のポイント
先ほど紹介させて頂いたバットの重心がどこにあるのかは、バットを選ぶ時の重要なポイントになります。
他にもバットを選ぶ時のポイントに
- 体型に合ったバットを選ぶ
- 気に入ったデザインを選ぶ
などがあります。
それでは詳しく見ていきましょう。
体型に合ったバットを選ぶ
少年野球と言っても、低学年と高学年では体の大きさがかなり違います。
ですので、バットを購入する時は注意が必要です。
練習で使用する場合には、少し重たいバットでも良いかも知れませんが、試合で使用するとなると自分に合ったバットを使用した方が良いです。
服や靴が体のサイズに合った物を選ぶように、バット選びも体のサイズに合った物を選ばなくてはいけません。
低学年の場合、一般的に使用しているバットの長さは75㎝程と言われています。
高学年であれば80㎝程で問題ありません。
バットの重さは560g~590gが一般的です。
体格差があるので、購入時の目安にして頂ければと思います。
気に入ったデザインを選ぶ
デザインに関して言えば、バットの性能とは関係ありませんが、どうせ購入するなら格好良い物が良いです。
バットのデザインが自分好みというだけで、フィット感が違ってきたりします。
練習へ取り組むモチベーションも変わってくると思いますので、デザインはバット選びの重要なポイントの一つです。
少年野球オススメ人気バット5選
それでは少年野球で活躍する人気のバットを厳選して紹介します。
メーカーによって特徴が異なりますので、その違いによって選ぶと良いでしょう。
最近では「良く飛ぶバット」が流行っています。
ライバルよりも技術やパワーはあるのにボールが飛ばない!
なんて場合は、バットに原因があるかもしれません。
バットを購入するのであれば、自分に合ったバットで良く飛ぶバットがオススメです。
それでは人気のオススメバットを紹介したいと思います。
ルイスビルスラッガー
最新の薄型カーボンコンポジット素材とチタンベルトの相乗効果で反発力アップ!
飛距離を出したいならオススメで人気のバットです。
購入するバットに迷ったらルイスビルスラッガーを購入しておけば間違いない程の飛ぶバットです。
少年軟式用バット FRP製 ミズノ 野球 ビヨンドマックス メガキング
軟らかい高反発素材を打球部に装着することでボールの変形を抑制します。
バットの反発係数を高め、さらなる飛距離アップをもたらします。
性能が良すぎるからか少年野球では禁止となっている連盟もあるので、購入時には注意が必要です。
問題ないようでしたらこのビヨンドマックスを使用したい所です。
ちなみに草野球では大人気となっているバットです。
ビヨンドマックスについてはコチラでも紹介しています。
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SSK 少年軟式金属製バットハンターマックス
バットの先端に凹凸形状のシート「バンビーコア」が装着されているため、インパクトの瞬間に軟式ボールがグニャっとへこむことを抑えてくれます。
これにより、打球のスピードと飛距離が格段とアップします。
軟式用のバットの中でも一番飛ぶとも言われています。
プロマーク 軟式少年用 超軽量金属バット
全芯エネルギー構造のエナジーインパクトが搭載されています。
超高性能芯素材、超軽量発泡性ビーズ「エナジーフィラー」を採用し、驚異的な軽量化と抜群の反発性を同時に実現しています。
体が小さかったり、重心がどこにあるバットを選んだらよいのか分からない方はこのバットがオススメです。
ローリングス 少年軟式用金属製バット
現ハイパーマッハより5cm拡大したワイドスプレッドバレルを採用しています。
グリップ力の高いハイパーグリッド加工を打球部に施し、より軽量化して新登場しました。
バットを握った感じがしっくりくるので、スイングしやすいのではと思います。
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少年野球でオススメな人気金属バットまとめ
少年野球のバットと言っても様々です。
金額も1万円以内で購入できる物もあれば、2万円以上する物まであります。
高額なバットを購入する場合は、しっかりと体形やバッティングスタイルに合ったバットを購入したいところです。
また、バットを購入したら素振りだけではなくより実践に近い練習をするのがオススメです。
せっかくバットを購入しても素振りだけでは練習は上達しにくいですし、購入したバットの感覚を少しでも多く試したいところです。
そんな時に一人でも効率よく練習できるのがコチラです。
少年野球は上達が早く、フォームが身に付きやすい時期なので練習はたくさんしておきたい所です。
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