どんなに良いフォームで投げていても肩に負担はかかります。
試合後や練習で投げ込んだ後には必ず肩のケアが必要です。
軽くストレッチをして終了してしまうケースが良く見られますが、きっちりとしたアフターケアをする必要があります。
アフターケアをきっちりする事で翌日の疲労が減り、故障がしにくい事にも繋がります。
野球をやっている人で肩を壊し野球が出来なくなってしまった人は多くいます。
プロ野球になった選手でも1軍で活躍できる実力は十分にあるのに、肩の怪我により野球が続けられなくなってしまったという選手は数多くいます。
そんな事にならないように効果的はケアの仕方を紹介したいと思います。
故障のリスクを減らす方法
まずは故障のリスクを減らす方法について紹介したいと思います。
故障のリスクを減らすにはどんな方法があるのでしょうか。
ここで紹介する内容は
- ウォーミングアップをしっかりと行う
- 試合の後、投球の後はクールダウンを行う
- 痛みを感じたら投げるのを辞める
それでは詳しく見ていきましょう。
ウォーミングアップをしっかりと行う
投げ終わった後のケアも大切ですが、ウォーミングアップも重要です。
いきなり走り出したり、投げ始めたりするのは良くない事です。
まずはウォーキングから始め下半身から始動させましょう。
ウォーキングは手首などをほぐしならがするとより効果的です。
ゆっくりと体をほぐしながら徐々にペースを上げていき、じっくりと汗をかくことが重要です。
キャッチボールを始める前に十分に体を温めておくのがポイントです。
ウォーミングアップで汗をかいたら必ず着替える事です。
汗をかいたままのアンダーシャツでキャッチボールなどをすると体が冷えてしまい、当然肩も冷えてしまうので故障の原因となってしまいます。
アンダーシャツは試合の途中であってもすぐに着替えられるように常に数枚持ち歩くのが良いです。
またアンダーシャツは動きやすく、汗の吸収率が良い物がオススメです。
試合の後、投球の後はクールダウンを行う
クールダウンによく行われているのが「キャッチボール」です。
投球直後はまだ肩が暖まっているので、少し肩が冷えてきたタイミングで行うのがベストで効果的です。
投球直後にクールダウンとしてキャッチボールをしても余り意味がありません。
激しい運動をすると筋肉に「乳酸」という疲労物質がたまります。
いきなり運動をやめてしまうと、そこに流れていた血液の量が減ってしまい、その運動に使用した組織に乳酸がたまります。
それを防ぐために軽くキャッチボールをする事で、血液が循環し疲労が蓄積しにくく疲労回復が早くなります。
痛みを感じたら投げるのを辞める
肩に痛みを感じたら投げるのは辞めるのはもちろんですが、肩以外の部分でも痛みを感じたら投げるのを辞めた方が良いです。
肩以外が痛い場合は、痛い部分を補おうとして他の部分に負担をかけた投球フォームになりがちです。
投球フォームはとても繊細で少しバランスをくずしたり、指先にかかる力が変わっただけでボールのスピードやコントロールが変わっています。
当然体のどこかが痛いとなったらそこをカバーする事となり、肩や腕などに負担をかけやすいです。
昔は肩が痛くて腕が痛くても気合いや根性で投げろと言われていましたが、選手生命を短くしてしまうだけです。
体に違和感があったら投げるのは辞めて少しでも早く痛い所を治すようにしましょう。
効果的なアイシングをする
肩をケアするのにしっかりとしたウォーミングアップと投球後のクールダウンだけではまだ足りません。
それだけ投手の肩は消耗しやすいという事です。
クールダウンが終わったらアイシングをするようにしましょう。
ここでは
- アイシングの重要性
- アイシングの正しいやり方
- 自分に合ったアイシング用具を使用する
以上について詳しく解説していきます。
アイシングの重要性
アイシングは投球後の肩のケアには欠かせない重要で有効なケア方法です。
アイシングをする事で疲労の除去を行う事ができます。
肩を冷やすことで血管が通常より広がり、 乳酸を少しでも多く流す効果があります。
次に炎症の抑制ですが、炎症の範囲を少しでも狭めるというものです。
アイシングの正しいやり方
キャッチボールやストレッチなどのクールダウン後に、10分~20分ぐらいアイシングをします。
注意しないといけないのが、練習の途中でアイシングをしない事です。
アイシングで肩を冷やすので、アイシング後はキャッチボールなどの運動はしない事です。
また、クールダウン後にできない場合は、必ず入浴の前にはするようにしましょう。
余り時間が経つと効果が薄れてしまうので、アイシングはクールダウン後早めに行う事が良いです。
自分に合ったアイシング用具を使用する
体の大きさや疲労する場所は人によって様々です。
披露した部分を効果的にケアする為にも自分に合ったアイシングをする事がオススメです。
こちらは左右兼用フリーサイズのアイシングです。
使い勝手も良いので効果的なアイシングが出来ると思います。
アイシングにも色々な種類があり、自分に合う合わないなどがあります。
こちらにアイシングについて詳しく記載していますのでご覧頂ければと思います。
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ピッチャーが肩をケアする重要性まとめ
故障のリスクを減らすためにはまずウォーミングアップをしっかりと行う事です。
いきなり走り出したり投げ出したりせず、ウォーキングから体を温める事です。
そして汗をかいた後は着替えをして体を冷やさないようにする事が重要です。
試合後や投げ込み後はかなり肩が炎症を起こしています。
疲労を早く回復するためにもキャッチボールやストレッチでクールダウンをします。
いきなり運動をやめてしまうと、そこに流れていた血液の量が減ってしまい疲労回復が遅くなるだけではなく、故障の原因となってしまいます。
疲労回復を早めるためにアイシングは重要なケア方法です。
自分に合ったアイシングを使用し、クールダウン後は必ずアイシングをするようにしましょう。
野球で肩を痛めてしまい野球が出来なくなってしまった人は多くいます。
そうならないように肩のケアはしっかりと行い、故障しないように気を付けましょう。