野球ではアンダーソックスを履いて、その上にストッキングを履きます。
野球のユニホームを見ると誰もが履いているので、当たり前の様に感じてしまいそれほど気にならなかったかも知れません。
しかし、何故靴下を2枚履く必要があるのでしょうか。
またストッキングは変わった形をしていますが、この形にどんな意味があるのでしょうか。
始めてユニフォームを着る時なんかは、どうやってストッキングを履けば良いのか分からなかったりもします。
ここでは何故ストッキングを履くのか、その理由について紹介したいと思います。
ストッキングを履く理由について
まずはストッキングはなんのために履くのか、その理由について紹介したいと思います。
何気なく見ていたストッキングですが、履くのにはそれなりの理由がありました。
ここで紹介ストッキングを履く理由は
- 足を保護する
- 靴下を2枚履く理由について
それでは詳しく見ていきましょう。
足を保護する
アンダーソックスの上にストッキングをは履くのは常識化している部分がありますが、足を保護するために履きます。
特にスライディングしたときのスパイクには危険が伴います。
1つの理由は自分がスライディングした時に足を守るため。
もう1つの理由は、相手がスライディングした時にそのスパイクから足を守る為です。
盗塁の時など際どいタイミングになる事が多く、一瞬のタイミングの差でセーフかアウトになります。
塁上での激しいプレーで足を怪我してしまう可能性があります。
ストッキングはそういった激しいプレーから足を守るために履くのです。
2枚履く理由は?
ストッキングは足を守る為に重要という事がわかりました。
しかし、それであれば頑丈な靴下を1枚履けば良いのではと思います。
なぜ2枚必要なのでしょうか。
吸汗性
ストッキングは伸縮性や、足の保護を目的とした素材で作られているため、汗を吸ってくれません。
そのため、汗を吸ってくれるアンダーソックスと足を保護するストッキングの2種類が必要になるのです。
科学素材
現在では色々な素材がありますが、昔は吸汗性と保護性を持つ素材なんてありませんでした。
そのため、汗を吸うコットン素材のアンダーソックスと、足を保護する厚手のウールストッキングの2種類となりました。
その伝統が今でも根付いているという事なのです。
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ストッキングの形について
ストッキングは変わった形をしていますが、どうしてこのような形をしているのでしょうか。
この形をしているのにもしっかりとした意味、理由がありました。
ストッキングがこの形をしている理由は
- 足のサイズが変わってしまう
- ストッキングの色について
- 靴下を2枚はくもう1つの理由
それでは詳しく見ていきましょう。
足のサイズが変わってしまう
靴下を2枚履くと足のサイズが変わってしまいます。
そうならないように、特殊な形のストッキングになったと言われています。
この形であれば足のサイズを変える事なく着用する事が出来ます。
また靴下と靴下がズレたり擦れたりする事もなので、動きも安定させる事ができます。
ストッキングの色について
足を保護するのを目的としたストッキングですが、様々な色が存在しています。
これは、昔メジャーリーグでストッキングの色でチームを区別していたと言われています。
当時のメジャーリーグはユニフォームの染色やデザインは費用の関係などで区別を付ける事ができず、どのチームも白いユニフォームを着ていました。
そのため、選手も観客も区別が付きにくく、やりずらいという事でした。
そこで靴下の色をそれぞれのチームで決め、色付きのストッキングになったと言われています。
靴下を2枚はくもう1つの理由
靴下に色を付けてチームを区別しやすくしたいた訳ですが、当時は染料技術が低かったので、汗で染料が落ちてしまいました。
となると足に染料が付いてしまい不衛生でした。
ソックスもすぐにダメになってしまいます。
そのため、まずは白いアンダーソックスを履き、その上から色付きの靴下を履くようになったのです。
ストッキングを履く理由まとめ
ここではなんのためにストッキングを履くのか、その理由について紹介させて頂きました。
野球ではアンダーソックスとストッキングを2枚履きます。
2枚履く大きな理由は足を保護するためということです。
ストッキングを履く事で、スライディングのスパイクなどからの怪我を防止する効果があります。
それを守るためにストッキングは必要なアイテムになっています。
また、靴下を2枚履いてしまうと足の大きさが変わってしまうので、そうならない様に変わった形をしています。
ストッキングに様々な色が付いているのは、昔メジャーリーグで靴下の色でチームを区別したいと言う名残が今でも残っているからと言われています。
形もそうですが、色にもそのような理由があるなんて野球を楽しさが1つ増えたような気がしますね。
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