メジャーリーグには年金制度がありますが誰もが貰える訳ではありません。
年金を貰うにはある条件を満たす必要があります。
長年メジャーリーグで活躍したイチロー選手も、かなり高額の年金を受け取る事となっています。
メジャーリーグの年金制度とはどうなっているのでしょうか。
また、その金額はどのくらいあるのでしょうか。
ここではメジャーリーグの年金制度について紹介したいと思います。
メジャーリーグの年金制度について
メジャーリーグでは条件をクリアした選手を対象に、年金制度が設けられています。
どんな条件なのか、どのくらいの金額を貰えるのか紹介したいと思います。
ここで紹介する内容は下記の通りです。
- メジャーリーグの年金条件
- メジャーリーグの年金額
それでは詳しく紹介していきます。
メジャーリーグの年金条件
まずはメジャーリーグで年金をもらうための条件について紹介します。
年金を貰える条件は、1軍での選手登録がある事です。
1軍での選手登録は1日でも構いません。
登録年数に応じて金額が増えてく仕組みになっており、10年以上登録期間があると満額支給される事になります。
1軍での登録日が172日あると1年という計算がさ、怪我をしていても故障者リストに入っていれば日数としてカウントされます。
メジャーリーグにはマイナーリーグなど多くのリーグがありますが、年金の対象となるのは1軍登録のみなので、マイナーリーグに何年いても年金を貰える対象にはなりません。
メジャーリーグの仕組みについてはコチラで詳しく紹介しています。
➡メジャーリーグの仕組み MLB球団数 メジャーまでの道のりやレギュラーシーズン優勝までの道のりを紹介
1日でも登録期間があると年金を支給されるという事ですが、やはり期間が短いと金額も少ないと思います。
しかし、1日でも登録期間があれば年金を貰えるのは、選手からすると良いシステムなのではと思います。
では、気になる金額はどのくらい貰えるのでしょうか。
続いてメジャーリーグの年金額について紹介していきます。
メジャーリーグの年金額
在籍が10年で満額支給される選手の場合、1年間で支給される金額は日本円にすると約2,000万円という事です。
もちろん年金なので毎年支給される金額になります。
さすがはメジャーリーグと言った印象です。
10年の在籍と言うと、そこまで難しくないように感じがします。
しかし、メジャーリーグという世界最高峰のリーグは世界から一流選手が集まってきます。
1軍登録されるのは1チームたったの40名です。
毎年良い選手が出てくる中、10年間1軍登録されるというのは、一流選手の中でも一部の選手しか通れない狭き門になります。
年金を貰える金額は、1軍での在籍期間によって異なり、
- 5年で満額の50%
- 6年で60%
- 7年で70%
- 8年で80%
- 9年で90%
という形になっています。
日本人選手も多くの選手がメジャーリーグで活躍していますが、年金を満額受け取る事ができるのは野茂英雄選手、イチロー選手、松井秀喜選手、大家友和選手の4名です。
日本で華々しい活躍をした選手でも年金を満額貰える人はわずかです。
それほどメジャーリーグに10年在籍するというのは難しい事なのです。
メジャーリーグと日本のプロ野球との違い
日本のプロ野球も年金を貰う事が出来ます。
しかし、メジャーリーグと比較すると、受給される条件や金額がかなり違います。
ではどのぐらい違いがあるのでしょうか。
ここでは紹介する内容は
- メジャーリーグの年金
- 日本のプロ野球の年金
それぞれについて紹介していきます。
メジャーリーグの年金
メジャーリーグの場合は、
- 10年以上1軍登録で満額が貰える
- 2軍選手は貰えない
- 年金支給は60歳から可能
- 年金は1年間約2,000万円
となっています。
メジャーリーグの年金は1年で2,000万円とかなり高額な金額を受給できます。
メジャーに在籍5年でも、年間1,000万円貰えるので、5年在籍すれば老後は安泰ではないでしょうか。
しかし、2軍以下の場合は登録期間がどんなに長くても年金を受け取る対象にはなりません。
1流選手の中でも選ばれた選手のみが受給できる、まさにアメリカンドリームなのではと思います。
日本のプロ野球の年金
日本のプロ野球の場合は、
- 10年以上の選手登録
- 2軍選手でも受給できる
- 年金支給は55歳から可能
- 年金額は1年間約120万円程
となっています。
日本のプロ野球の場合は2軍選手でも受け取る事ができますが、金額にはかなりの差があります。
プロ野球選手引退後に、解説者やコーチなどの仕事があれば良いですが、そうでない場合は再就職しないと年金だけでは生活は厳しいです。
プロ野球の選手としての選手生活よりも、引退後の生活の方が長くなるので、野球ばかりしていた人が野球以外で社会に出るのは厳しいと思う人も多いのではと思います。
メジャーリーグで活躍した日本人選手
メジャーリーグで活躍した日本人選手は多くいます。
その日本人選手たちの年金も気になる所だと思います。
メジャーリーグで一番登録期間が長い日本人はイチロー選手で2017年のシーズンを終えた時点で17年になります。
他にも10年以上登録期間がある選手がいるので紹介したいと思います。
日本人選手の登録期間について
メジャーリーグに一番登録期間が長い選手はイチロー選手ですが、他にも10年以上登録期間があった選手がいます。
では、日本人の選手でメジャー登録が10年以上ある選手を紹介したいと思います。
メジャー登録が10年以上ある日本人選手
- イチロー選手
- 野茂英雄選手
- 松井秀喜選手
- 大家友和選手
以上の4名になります。
多くに日本人選手がメジャーリーグで活躍してきましたが、10年を超える選手はわずかに4名です。
メジャーで活躍するだけでも凄いのに、10年以上選手登録されているとなるとどれだけ難しい事が分かるのではと思います。
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メジャー登録が5年以上なる日本人選手
次に5年以上選手登録がある選手を紹介したいと思います。
- 松坂大輔選手
- 長谷川滋利選手
- 田口壮選手
- 松井稼頭央選手
- 齋藤隆選手
- 岡島秀樹選手
- 木田優夫選手
- 吉井理人選手
以上の8名になります。
活躍しても翌年の成績が悪いとすぐにクビとなる厳しい世界なので、5年選手登録をするのもかなり大変な事になります。
メジャーリーグの年金制度まとめ
メジャーリーグの年金制度について紹介させて頂きました。
メジャーリーグの年金は
- 10年以上1軍登録で満額が貰える
- 2軍選手は貰えない
- 年金支給は60歳から可能
- 年金は1年間約2,000万円
日本のプロ野球の場合は、
- 10年以上の選手登録
- 2軍選手でも受給できる
- 年金支給は55歳から可能
- 年金額は1年間約120万円程
となっています。
メジャーリーグは1軍登録がないと貰う事ができませんが、日本のプロ野球の場合は2軍登録でも貰う事が出来ます。
しかし、その金額には大きな差ががある事が分かりました。
メジャーリーグの年金は高額ですが、貰えるのは難しく10年以上となると1流選手の中でも選ばれたごくわずかな選手だけになります。
日本の選手も多くメジャーリーグで活躍していますが、5年以上1軍登録があった選手は、
- 松坂大輔選手
- 長谷川滋利選手
- 田口壮選手
- 松井稼頭央選手
- 齋藤隆選手
- 岡島秀樹選手
- 木田優夫選手
- 吉井理人選手
10年以上登録があった選手は、
- イチロー選手
- 野茂英雄選手
- 松井秀喜選手
- 大家友和選手
と、かなり少ない人数です。
活躍しても翌年の成績が悪いとクビになってしまう厳しい世界なので、何年も1軍で選手登録されるのは大変な事です。
しかし、貰える年金額は高額なので、老後は安心して生活が出来ると思います。
まさにアメリカンドリームだと思います。