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甲子園球場グラウンドの守護神『阪神園芸』が誇る整備力は神業 水浸しの球場も復活される匠の技を紹介

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試合前に雨が降っていたり、試合途中に雨が降ってきて試合が一時中断する時があります。

ドーム球場ではない甲子園は雨が降ると水浸しになり、強い雨だと池のようになってしまいます。

普通の野球場なら雨が止んだとしても、水浸しになったグラウンドでは試合をすることなんて出来ません。

 

しかし、甲子園球場が誇るプログラウンドキーパー『阪神園芸』の手に掛かれば水浸しになったグラウンドが復活し試合ができる状態になります。

雨が上がった後、グラウンドに阪神園芸が出てくると観客から歓声が沸きます。

阪神園芸が出てきた=試合が始まるという事なのです。

 

甲子園球場ではプロ野球はもちろん高校野球も行うため、数々のドラマや名場面が生まれています。

そして更に甲子園球場には阪神園芸が巻き起こすもうひとつのドラマや名場面あります。

今回はそんな神業を誇る阪神園芸について記載したいと思います。

 

阪神園芸について

阪神園芸とは

本社は兵庫県西宮市にあり、阪神電気鉄道系列の造園会社です。

『阪神園芸株式会社』と言い甲子園球場の維持管理だけではなく、阪神系列ホテルの屋上庭園等の造園管理、室内の観賞植物等のレンタル、地球温暖化の防止対策なども行っています。

 

阪神園芸のエピソード

甲子園はその日の天候によってグラウンドの硬さが変わります。

雨が降っている日、また試合中に雨が降りそうな日は少し硬めになっています。

 

また季節によって試合時間の気温、スタンドの影の具合を計算してグラウンドの状態を仕上げている。

阪神の選手たちはグラウンドの硬さでその日の天気がわかるらしいです。

 

また、内野手を守る選手によってグラウンドの硬さを変えたりもしています。

グラウンドが軟らかいと打球の勢いがなくなるので、横の打球に追いつきやすくなり、またイレギュラーのリスクも減ります。

 

しかしその分、ファーストに強いボールを投げないと間に合わなくなります。

ショートを守る選手の特徴や要望で硬くするか柔らかくするか調整しています。

そういう意味で、セカンドの選手は軟らかい状態を好みます。

セカンドはファーストまで近いので、横の打球に追いつきたいという気持ちが強くなるのだと思います。

 

阪神園芸の評判について

 

阪神園芸が誇る神業の紹介


2017年8月8日、高校野球の甲子園大会「済美(愛媛)-東筑(福岡)」の試合途中に雨が降りだし、試合は一時中断となりました。

モニター越しでもわかるほど激しい雨となってしまい、グラウンドは水浸しです。

しばらくすると雨は止みましたが、さすがにこんな水浸しのグラウンドでは試合続行は不可能と思います。

 

しかし!

 

そんな中阪神園芸さん達がグラウンドに現れました。

すると観客から盛大な歓声が沸きました。

こんな水浸しのグラウンドでも阪神園芸なら復活させ、試合を再開させる事ができるのを知っているからです。

こちらはその時の動画です。

見事に試合を再開させた阪神園芸の整備力は神業で、その姿は甲子園球場のグラウンドの守護神です。

試合が再開したときの観客の感動はすごかったと思います。

 

さらに、こんな神業動画もあります。

目印も何もない場所に綺麗な円を作り上げています。

これぞプロが成せる匠の技です。

 

甲子園球場『阪神園芸』が誇る整備力のまとめ

たしかに甲子園球場で使用している土は粒子が非常に細かい良い土で、水はけの良い球場です。

だからと言ってあれだけ水浸しになったグラウンドを復活させるなんて阪神園芸の整備力は神業です。

最高の甲子園球場に最強の阪神園芸がいるグラウンドはまさに日本一の野球場です。

もしかしたら世界一といっても過言ではないかも知れません。

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