2018年で第90回となるセンバツ高校野球の出場校が決まりました。
センバツ大会は3月23日から13日間、甲子園球場にて開催されます。
90回と言う記念大会となるため、出場校は例年よりも4校多い36校となりました。
一般選考は北海道1、東北3、関東・東京6、北信越3、東海3、近畿6、中国3、四国4(神宮大会枠1を含む)、九州4の33校を地区別に選出しました。
また21世紀枠は3校となります。
それでは第90回選抜出場校を紹介したいと思います。
21世紀枠:3校
由利工(秋田:初出場)
創部57年目で初出場となりました。
地元に愛される学校を目指し、地域住民への挨拶を率先して行っています。
エース佐藤亜蓮投手は最速142キロのストレートを投げる本格派右腕です。
膳所(ぜぜ、滋賀:59年ぶり4度目)
県屈指の進学校で学業と部活動を両立しています。
セイバーメトリクスを用いたデータ野球が持ち味になります。
過去出場した甲子園ではすべて初戦敗退という結果になっています。
今回は初の1回戦突破を目指します。
伊万里(佐賀:初出場)
春夏通じて甲子園初出場となります。
エース山口修司投手を中心に接戦を勝ち上がり昨秋県大会準優勝しました。
北海道:1校
駒大苫小牧(4年ぶり4度目)
甲子園には春が4度目、夏7度出場しています。
夏の甲子園では史上6校目となる連覇を達成しました。
OBにはヤンキース田中将大投手がいます。
東北:3校
聖光学院(福島:5年ぶり5度目)
甲子園出場は春が5度目となり夏は14度(11年連続出場中)出場しています。
OBには阪神タイガースの歳内宏明選手や、オリックスの園部聡選手がいます。
花巻東(岩手:6年ぶり3度目)
野球部創部は56年となり、甲子園には春が3度目、夏は8度出場しています。
2009年春に菊池雄星投手(現西武)で準優勝を果たしています。
他にもOBにはエンゼルス大谷翔平選手がいます。
日大山形(山形:36年ぶり4度目)
甲子園には春が4度目、夏17度出場しています。
主なOBは楽天イーグルスの栗原健太選手、東京ヤクルトの奥村展征選手がいます。
-
甲子園球場グラウンドの守護神『阪神園芸』が誇る整備力は神業 水浸しの球場も復活される匠の技を紹介
試合前に雨が降っていたり、試合途中に雨が降ってきて試合が一時中断する時があります。 ドーム球場ではない甲子園は雨が降ると水浸しになり、強い雨だと池のようになってしまいます。 普通の野球場なら雨が止んだ ...
関東・東京:6校
中央学院(千葉:初出場)
甲子園は春夏通じて初出場となります。
投打の中心となるのは、2年生で二刀流エースの大谷拓海選手です。
明秀学園日立(茨城:初出場)
春夏通じて初の甲子園出場となります。
2012年に就任した金沢成奉監督は光星学院(現八戸学院光星)監督時代に巨人坂本らを育て甲子園に8度出場しています。
東海大相模(神奈川:7年ぶり10度目)
70年夏に初の全国制覇を達成しています。
その後00年春、11年春、15年夏も優勝経験があります。
OBには元巨人監督の原辰徳氏、ジャイアンツ菅野智之投手、広島カープ田中広輔選手、日本ハム大田泰示選手、中日ドラゴンズ小笠原慎之介選手などがいます。
慶応(神奈川:9年ぶり9度目)
甲子園は春が9度目、夏は17度出場となります。
甲子園では1916年夏の第2回大会で優勝しています。
国学院栃木(栃木:18年ぶり4度目)
甲子園は春が4度目で夏は1度出場しています。
前回出場の00年春は準決勝まで勝ち上がっています。
日大三(東京:2年連続20度目)
甲子園出場は春が20度目、夏は16度出場しています。
71年春、01年夏、11年夏に全国制覇を達成。
OBにはヤクルト近藤一樹選手、阪神タイガース高山俊選手、荒木郁也選手、広島カープ坂倉将吾選手、DeNA桜井周斗選手などがいます。
東海:3校
静岡(静岡:2年連続17度目)
甲子園には春が17度目、夏は24度出場しています。
1926年夏に優勝、60年夏、73年夏に準優勝を達成しています。
OBにはオリックス増井浩俊投手、西武ライオンズ鈴木将平選手がいます。
東邦(愛知:2年ぶり29度目)
野球部は30年創部になります。
甲子園には春が29度目となり、夏は17度出場しています。
34年、39年、41年、89年春に優勝を果たしています。
三重(三重:4年ぶり13度目)
野球部は61年創部となります。
甲子園は春が13度目、夏は12度出場しており、69年春に全国制覇を達成しています。
OBには中日ドラゴンズの加藤匠馬選手がいます。
北信越:3校
日本航空石川(石川:初出場)
野球部は03年創部されました。
甲子園は春が初出場、夏は2度出場しています。
今回は昨夏に続く出場になります。
OBには千葉ロッテ角中勝也選手がいます。
星稜(石川:13年ぶり12度目)
甲子園は春が12度目、夏は18度出場しています。
79年夏の3回戦で箕島と延長18回の死闘を繰り広げました。
95年夏に準優勝しています。
OBには元ヤンキースで野球殿堂入りを果たした松井秀喜氏がいます。
富山商(富山:9年ぶり6度目)
野球部は1918年創部されました。
甲子園は春が6度目、夏16度出場しています。
過去甲子園でベスト8に入った事もあります。
-
【高校野球】甲子園の土を持ち帰る風習と理由 持ち帰った土はどうしているのか
甲子園と言えば夏の高校野球に、春の選抜大会と高校球児にとって憧れの舞台です。 県大会を制したチームだけが来ることが出来る甲子園は非常に狭き門です。 そんな甲子園で毎年全国大会をしている訳ですが、負 ...
近畿:6校
大阪桐蔭(大阪=4年連続10度目)
甲子園出場には春が10度目、夏は9度出場しています。
春は12年、17年、夏は91年、08年、12年、14年に優勝しています。
OBには西武ライオンズ中村剛也選手、浅村栄斗選手、森友哉選手、日本ハム中田翔選手、阪神タイガース西岡剛選手、藤浪晋太郎投手などがいます。
智弁和歌山(和歌山=4年ぶり12度目)
野球部は79年創部されました。
甲子園出場は春が12度目、夏は22度出場しています。
春1回、夏2回優勝した経験もあります。
主なOBにヤクルト武内晋一、日本ハム西川遥輝
乙訓(京都:初出場)
春夏通じて甲子園初出場になります。
長岡京市からも初めての甲子園です。
元DeNA投手の染田賢作氏(35)が顧問を務めています。
智弁学園(奈良:3年連続12度目)
甲子園出場は春が12度目、夏が18度となります。
95年夏ベスト4、一昨年春に初の全国制覇を達成しています。
主なOBは阪神タイガース岡崎太一選手、読売ジャイアンツ岡本和真選手、オリックス青山大紀選手、ヤクルト広岡大志選手などがいます。
近江(滋賀:3年ぶり5度目)
野球部は57年創部になります。
甲子園出場は春が5度目、夏は12度出場しています。
01年夏は決勝で敗れましたが準優勝に輝いています。
主なOBは中日ドラゴンズ小熊凌祐選手、阪神タイガース植田海選手です。
彦根東(滋賀:9年ぶり4度目)
野球部は1894年創部されています。
甲子園出場は春が4度目、夏は2度出場しています。
昨夏には初勝利をあげています。
中国:3校
おかやま山陽(岡山:初出場)
野球部は49年創部となります。
昨年夏に甲子園初出場を果たしましたが、初戦で負けてしまいました。
OBには広島カープ藤井皓哉選手がいます。
下関国際(山口:初出場)
野球部は65年創部となります。
昨夏甲子園初出場を果たしましたが、初戦で負けてしまいました。
OBには千葉ロッテ宮崎敦次選手がいます。
瀬戸内(広島:27年ぶり3度目)
野球部は1919年創部されました。
甲子園出場は春が3度目、夏は2度出場しています。
主砲は2年生の門叶直己外野手で、中国大会1回戦の米子松蔭戦で1試合4本塁打を放った注目のスラッガーです。
OBにはオリックス山岡泰輔選手がいます。
-
高校野球甲子園出場回数ランキング 2017年春夏ベスト30校一挙公開
2017年で春の大会である選抜高等学校野球大会は第89回に、夏の大会である全国高校野球選手権は第99回になりました。 春も夏も数々の名場面とドラマを生み出す甲子園ですが、今までどの高校が多く出場してい ...
四国:4校
明徳義塾(高知:3年連続18度目)
甲子園出場は春が18度目、夏19度出場となります。
02年夏に全国制覇を成し遂げています。
OBにはオリックス伊藤光選手がいます。
英明(香川:3年ぶり2度目)
1917年(大6)明善高等女学校として創立された私立校です。
01年(平13)4月の共学化に伴い現校名に変更しました。
野球部は05年創部となり、甲子園は春が2度目、夏も2度出場しています。
松山聖陵(愛媛:初出場)
野球部は70年創部となります。
甲子園は16年夏に初出場していますが、初戦で負けています。
OBには広島カープアドゥワ誠投手がいます。
高知(高知:5年ぶり18度目)
野球部は16年(大5)創部されました。
春は18度目、夏は13度の出場となり、春夏ともに1度ずつ優勝しています。
OBには元ロッテ監督の有藤通世氏、読売ジャイアンツ和田恋選手、中日ドラゴンズ木下拓哉選手、日本ハム公文克彦選手などがいます。
九州:4校
創成館(長崎:4年ぶり3度目)
甲子園は春が3度目、夏は1度出場しています。
昨秋は九州大会優勝し、明治神宮大会準優勝を果たしています。
富島(宮崎:初出場)
春夏通じて甲子園初出場となります。
甲子園出場の浜田登監督(49)が13年春に就任してチームを強化し15年秋にベスト、16年春優勝、夏8強と実力を付け昨秋県大会準優勝しました。
九州大会でも準優勝し初の甲子園出場を手にしました。
東筑(福岡:20年ぶり3度目)
野球部は1900年創部となります。
甲子園は春が3度目、夏は6度出場しており、昨夏に続く連続出場となります。
延岡学園(宮崎:12年ぶり3度目)
野球部は65年に創部されました。
甲子園は春が3度目、夏は7度出場しています。
13年には準優勝と言いう成績を残しています。
OBには元ロッテム黒木知宏投手がいます。
-
高校野球甲子園2018年からタイブレーク制導入!新ルール導入と変更の理由について
大阪市内で行われた選抜高校野球大会の運営委員会で高野連は、来春の第90回記念大会からタイブレーク制を導入することを決定しました。 夏の甲子園第100回全国選手権記念大会でも導入される予定との事です。 ...
第90回センバツ高校野球出場校まとめ
センバツ大会は3月23日から13日間、甲子園球場にて開催されます。
90回と言う記念大会となるため、出場校は例年よりも4校多い36校となりました。
名門校の出場も目立ちますが、初出場校が多いセンバツ大会となりました。
実績や選手層の厚さなどを考慮すると大阪桐蔭が優勝候補の筆頭になると思います。
初出場校も多いので、元気一杯のプレーで甲子園を盛り上げてくれそうです。
➡【高校野球2018年】第90回春センバツ甲子園大会注目選手『投手編』ドラフト候補まとめ
➡【高校野球2018年】第90回春センバツ甲子園大会注目選手『打者・野手編』ドラフト候補まとめ