広島カープの菊地涼介選手は広い守備範囲を誇り「野生児」や「野人」、さらにチームスローガンの「破天荒」とも称されています。
菊地選手は二塁守のシーズン捕殺数535の日本記録を所持し、ゴールデングラブ賞も受賞しています。
侍ジャパンとして海外で対戦したときは、菊地選手のプレーはエキサイティングで忍者の様だと言われていました。
今回は菊地選手の守備の秘密を紹介したいと思います。
菊池涼介選手について
プロフィール
出身地
- 東京都東大和市
生年月日
- 1990年3月11日
身長・体重
- 171cm・69kg
投打
- 右投右打
プロ入
- 2011年ドラフト2位で広島カープへ
出身大学
- 中京学院大学
プロ入り前について
甲子園出場はありませんが、中京学院大学では1年生から試合に出場していました。
2年生の時には三冠王にも輝き、小柄ながら3番を任せられる程でした。
守備ではショートとして5回もベストナインに選出されています。
高校時代から足は速かったですが、大学の時にさらに進化したそうです。
高校の時から注目されていた菊地選手は大学で進化し、ドラフト2位で広島カープに入団しました。
プロ入り後について
プロ入り1年目は2軍スタートでした。
1軍選手の怪我もあり、7月あたりからレギュラーに定着してきました。
強肩の菊地選手ですが、ポジションはセカンドでした。
遠投110メートルの強肩選手がセカンドのポジションにいたら他球団からしたら脅威になると思います。
2年目からは開幕からレギュラーを獲得しました。
シーズンが進むにつれ守備も安定し、終わってみればゴールデングラブ賞を獲得。
打撃では犠打50と球団記録を塗り替えています。
3年目には打率.325と活躍し、守備では俊足と強肩を生かし守備範囲がかなり広がりました。
日米野球では打撃も守備もメジャー関係者が絶賛し、すぐにメジャーで通用すると言われていました。
菊地選手の好守備動画
菊地涼介選手好守備の秘密
ポジショニングについて
菊地選手のセカンドのポジショニングは他球団のセカンドの選手と比べたら後ろを守っています。
後ろを守る事により、守備範囲が広くなり、ヒットコースが狭くなります。
菊地選手のポジショニングは、他の選手よりも3メートル程後ろで、外野の芝生に入っている所が定位置です。
かなり後ろで守っている事が分かると思います。
プロ野球のシーズン捕殺数トップ3は2014年535個、2013年528個、2016年525個と全て菊地選手が持っている記録です。
セカンドで強肩
セカンドというポジションは肩が弱い人が守るイメージがあります。
しかし、菊地選手はピッチャーをやれば140キロを超えるストレートを投げる強肩です。
大学時代は守護神としてピッチャーもやっていた程です。
強肩な菊地選手だから守る位置を後ろにしても、ランナーをアウトにする事が出来るのです。
広島カープ菊池涼介選手の好守備のまとめ
菊地選手のポジショニングは、普通の選手よりも後ろを守っています。
後ろを守る事により、広い範囲の打球に対応する事ができます。
しかし、これは菊地選手のように強肩だから可能なポジショニングなのです。
後ろを守り打球に追いついたとしても、強い球が投げれないと打った打者をアウトにする事ができません。
菊地選手は捕ってからも速く、肩も強いので後ろを守ってもアウトにする事ができるのです。
肩に自信のある方はポジションを後ろに下げ、広い範囲の打球に対応できるようになるのも良いと思います。