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ピッチャからキャッチャーまでの距離は18.44メートルです。
なんだか半端は距離ですが、どうやって決まったのでしょうか。
丁度になるように18メートルや19メートルではいけなかったのでしょうか。
リトルリーグ、小学生はピッチャーからキャッチャーまでの距離が短くなったりしています。
プロ野球投手が140キロを超える速度で投げるとどのくらいの時間でキャッチャーに到達するのでしょうか。
今回はピッチャーからキャッチャーまでの距離について色々調べて見ました。
ピッチャーからキャッチャーまでの距離
小学生からプロ野球までの違い
小学生からプロ野球まではピッチャーからキャッチャーまでの距離が違います。
体が小さい小学生が大人と同じ距離で野球をするのは難しいので、距離が短くなっています。
リトルリーグ
- 14.02m
少年野球
- 16m
中学野球
- 18.44
中学生以上はプロ野球と同じ18.44mになります。
距離が18.44メートルになった理由
当初の距離は13.7メートルだったとの事です。
しかし、1881年に50フィートに変更されましたが、ニューヨークジャイアンツのアモス・ラジー選手の球が速く、もっと距離を遠くしろと苦情があったと言います。
そんな苦情のある中、対戦相手の選手にデッドボールを当ててしまい4日間意識不明になってしまったとの事です。
仕方なく距離を下げ現在の18.44メートル(60.6フィート)になったのですが、当時の委員会が60.0フィートと書かれた文字が汚く、60.6フィートと勘違いしてしまいました。
その勘違いがそのまま現在の18.44メートルという距離になっています。
ピッチャーからキャッチャーまでの時間
ピッチャーが150キロの速度でボールを投げた場合、キャッチャーまで届く時間は0.44秒です。
その短い時間でバッターはストライクかボールかを見極め、打つか打たないかを判断しなければなりません。
いかにバッターの集中力が大切であるかがわかると思います。
日頃から練習でこの短い時間で体が反応するように練習しておくのも必要ですし、配球を読むことも必要になってくる事がわかると思います。
キャッチャーとの球種にサインミスがあったら捕るのが難しくなるとの分かると思います。
ストレートか変化球どちらを投げるかも大切ですが、インコースかアウトコースかを投げる事も大切になってきます。
ピッチャーからキャッチャーまでの距離まとめ
『60.0フィート』を『60.6フィート』と見間違えて完成した『18.44メートル』という距離ですが、実際は絶妙な距離だと思います。
プロ野球や甲子園での名勝負もこの『18.44メートル』という距離から生まれています。
ピッチャーからキャッチャーまでボールが届く時間はわずか『0.4秒』しかありません。
そのわずかな時間でバッターはボールを見極め、打たなくてはなりません。
ストレートか変化球か配球も読まないと打つのも難しい事が分かると思います。