ピッチャーからキャッチャーまでの距離はどのくらいあるのでしょうか。
ピッチャーからキャッチャーまでの距離は少年野球からプロ野球までで距離が異なってきます。
なぜピッチャーからキャッチャーまでの距離に違いがあるのでしょうか?
またどうやってピッチャーからキャッチャーまでの距離は決まったのでしょうか。
ピッチャーが投げてキャッチャーミットに到達するまでの時間はどのくらいなのでしょうか。
こうやって考えてみると気になる事が多々あります。
ここではピッチャーからキャッチャーまでの距離について色々調べて見ました。
それでは見ていきましょう。
ピッチャーからキャッチャーまでの距離は?
ピッチャーからキャッチャーまでの距離は小学生からプロ野球までで違いがあります。
体の成長に合わせて距離も遠くなっていく感じになっていますね。
またどうして18.44mという中途半端な距離になってのでしょうか。
18mとか19mとかキリの良い数字でもいいような気がします。
ここで紹介する内容は
- 小学生からプロ野球までの違い
- 距離が18.44メートルになった理由
それでは詳しく見ていきましょう。
小学生からプロ野球までの違い
小学生からプロ野球まではピッチャーからキャッチャーまでの距離が違います。
体が小さい小学生が大人と同じ距離で野球をするのは難しいので、距離が短くなっています。
同じ小学生でもリトルリーグと軟式少年野球では距離が違います。
ではそれぞれの距離を見ていきましょう。
リトルリーグ
- 14.02m
少年野球
- 16m
中学野球
- 18.44m
リトルリーグと少年野球は同じ小学生が行いますが、約2メートルの違いがあります。
しかし、中学生以上になるとプロ野球と同じ18.44mになります。
これは高校野球、大学野球、社会人野球すべてが18.44mと言う事になります。
ピッチャーからキャッチャーまでの距離が変わるとの一緒に、ベース間の距離も変わってきます。
距離が18.44メートルになった理由
ではどうしてピッチャーからキャッチャーまでの距離が18.44メートルと言う中途半端な距離になったのでしょうか。
18.44メートルという中途半端な数字ではなく、18メートル丁度だったり、19メートル、20メートルでも良かったような気がします。
これに関しては諸説ありますが、一番有力だと思う内容を記載致します。
当初の距離は13.7メートルだったとの事です。
しかし、1881年に50フィート(15.24m)に変更されましたが、ニューヨークジャイアンツのアモス・ラジー選手の球が速く、もっと距離を遠くしろと苦情があったと言います。
そんな苦情のある中、対戦相手の選手にデッドボールを当ててしまい4日間意識不明になってしまったとの事です。
仕方なく距離を下げ現在の18.44メートル(60.6フィート)になったのですが、当時の委員会が60.0フィートと書かれた文字が汚く、60.6フィートと勘違いしてしまいました。
その勘違いがそのまま現在の18.44メートルという距離になっています。
普通ならその間違いに気づき距離を再度確認するべきですが、当時の委員会は「まあいいんじゃないの」と言った感じでそのまま60.6フィートの距離になったという事です。
他にも距離についての説はありますが、この見間違えたと言う説が一番有力です。
ピッチャーからキャッチャーまでの投球到達時間
ピッチャーからキャッチャーまでの距離は18.44メートルという事が分かりました。
では18.44メートルと言う距離でピッチャーが投げた場合、キャッチャーミットに到達するまでの時間はどのくらいなのでしょうか。
仮にピッチャーが150キロの速度でボールを投げた場合、キャッチャーまで届く時間は0.44秒です。
その0.44秒という短い時間でバッターはストライクかボールかを見極め、打つか打たないかを判断しなければなりません。
いかにバッターの集中力が大切であるかがわかると思います。
日頃から練習でこの短い時間で体が反応するように練習しておくのも必要ですし、配球を読むことも必要になってくる事がわかると思います。
またキャッチャーとの球種にサインミスがあったらキャッチャーは捕るのが難しくなるのが分かると思います。
ストレートか変化球どちらを投げるかも大切ですが、インコースかアウトコースかを投げる事も大切になってきます。
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ピッチャーからキャッチャーまでの距離まとめ
『60.0フィート』を『60.6フィート』と見間違えて距離が決まったというのは今では考えにくい事です。
しかし『18.44メートル』という距離は実際は絶妙な距離なのではと思います。
プロ野球や甲子園での名勝負もこの『18.44メートル』という距離から生まれています。
小学生からプロ野球までは距離が違っており、
- リトルリーグ:14.02メートル
- 軟式少年野球:16メートル
- 中学生:18.44メートル
となっています。
小学生は同じ小学生でもリトルリーグと軟式少年野球とで距離に違いがありますが、中学生以上になるとプロ野球、メジャーリーグとも同じ距離になります。
小学生はまだ体が小さく、長い距離で野球をするのは大変と考慮され短い距離になっています。
軟式少年野球と中学生以上はわずか2メートルしか違いがありませんが、この2メートルの違いはかなり大きな距離に感じると思います。
同じ中学生でも体の成長が早い人、遅い人とあります。
ほぼ成長している人であれば18.44メートルでプレイするのも負担は少ないですが、体がまだ成長していない中学生は体への負担が大きくなってしまう可能性があります。
ですので、しっかりとしたフォームとトレーニングを十分にする必要があります。
→正しいフォーム、腕の振り方のトレーニングについてはコチラからどうぞ
ピッチャーからキャッチャーまでボールが届く時間はわずか『0.44秒』しかありません。
そのわずかな時間でバッターはボールを見極め、打たなくてはなりません。
ストレートか変化球か配球も読まないと打つのも難しい事が分かると思います。
またキャッチャーもストレートなのか変化球なのか、変化球ならどういう変化の球を投げるのかしっかりとサインを把握しておかないと取るのは困難です。