日本のプロ野球とは規模がまるで違うメジャーリーグ。
球団数30球団と日本の倍以上あり、ドラフトで指名できる人数は各球団40名まで可能です。
30球団あるので全球団を合わせると最大で1200名もの人が指名される事になります。
ドラフト会議は当然1日では終わらないので、3日間で行う日程となっています。
日本と比べると球団数もドラフト日数も明らかに違います。
レギュラーシーズン(日本で言うペナントレース)にしても球団数が多いので勝ち進むまでは大変で長い道のりなのです。
ここではメジャーリーグの組織や球団、ペナントレース優勝までの道のりを紹介したいと思います。
メジャーリーグ組織と球団について
まずはメジャーリーグの組織と球団について紹介します。
日本と比較すると球団数も倍以上違うし、1軍以外にある組織数にも大きな違いがあります。
野球もプレーも日本とは違い驚く事が多いですが、メジャーリーグの組織も日本とは大きく違い驚く事が多いです。
まずはメジャーの組織と球団について詳しく紹介したいと思います。
ここで紹介する内容は
- 8軍まであるメジャーリーグの組織
- メジャーリーグの球団一覧
それでは詳しく解説していきます。
8軍まであるメジャーリーグの組織
メジャーリーグになるまでの道のりは長く果てしないです。
日本のプロ野球は1軍と2軍、育成枠の3軍などという組織になっていますが、メジャーリーグは
- トリプルA 2軍
- ダブルA 3軍
- アドバンスA 4軍
- クラスA 5軍
- ショートシーズンA 6軍
- アドバンス・ルーキーリーグ 7軍
- ルーキーリーグ 8軍
と言った感じの組織になっていて、マイナーリーグとも言われています。
こんなに組織が大きい理由は、日本とは違い社会人野球という物がないからです。
日本には社会人野球があったり、四国アイランドリーグと言った独立リーグがあります。
また、日本のプロ野球と違う所は、マイナーリーグのほとんどのチームが一つの球団として独立している事です。
メジャーリーグの球団とは提携関係を結んで、昇格・降格など選手の入れ替えを行っています。
マイナーリーグの給料は安く、野球以外の仕事をしている人もいるそうです。
移動は長い距離をバスで行い、食べ物はハンバーガーがメインという話です。
日本人メジャーリーガーは日本での実績があるため、いきなり最高峰のメジャーで活躍する選手が多いです。
しかし、0からメジャーリーガーになろうと思ったらルーキーリーグから這い上がっていく必要があります。
メジャーリーグの球団一覧
日本のプロ野球が「セ・リーグ」と「パ・リーグ」と別れている様にメジャーリーグも「ア・リーグ」と「ナ・リーグ」に別れています。
ア・リーグはアメリカンリーグと言い、ナ・リーグはナショナルリーグと言います。
ア・リーグはDH制有なので、日本でいうパ・リーグになり、ナ・リーグはDH制無なので、セ・リーグになります。
ア・リーグ東地区
- ポルティモア・オリオーズ
- ボストン・レッドソックス
- ニューヨーク・ヤンキース
- タンパベイ・レイズ
- トロント・ブルージェイズ
ア・リーグ中地区
- シカゴ・ホワイトソックス
- クリーブランド・インディアンス
- デトロイト・タイガース
- カンザスシティ・ロイヤルズ
- ミネソタ・ツインズ
ア・リーグ西地区
- ヒューストン・アストロズ
- ロサンゼルス・エンゼルス
- オークランド・アスレチックス
- シアトル・マリナーズ
- テキサス・レンジャーズ
ナ・リーグ東地区
- アトランタ・ブレーブス
- マイミア・マーリンズ
- ニューヨーク・メッツ
- フィラデルフィア・フィリーズ
- ワシントン・ナショナルズ
ナ・リーグ中地区
- シカゴ・カブス
- シンシナティ・レッズ
- ミルウォーキー・ブリュワーズ
- ピッツバーグ・パイレーツ
- セントルイス・カージナルス
ナ・リーグ西地区
- アリゾナ・ダイヤモンドバックス
- コロラド・ロッキーズ
- ロサンゼルス・ドジャース
- サンディエゴ・パドレス
- サンフランシスコ・ジャイアンツ
合計30球団で編成されている世界最高峰のプロ野球リーグです。
日本よりはるかに広い国土のアメリカを横断しながら試合をするので、移動するだけでもかなり大変です。
移動するときに当然時差も発生しますし、気候も場所によって全然違ってきます。
また日本と比べると湿度が違ったりするので、アメリカの気候に慣れないうちは苦労する日本人選手が多いです。
そのためリーグ戦を戦い抜くにはかなりの自己管理が必要になります。
日本人メジャーリーガーも最初は移動や気候に苦労するという事です。
メジャーリーグ優勝までの道のり
メジャーリーグは球団数も多いことから優勝するまでの道のりは長いです。
日本のプロ野球の場合は上位3チームがプレイオフとなり、リーグ優勝を狙い試合をします。
リーグ優勝したらセリーグの優勝チームとパリーグの優勝チームが試合をし日本一を決めます。
しかし、メジャーリーグの場合はチーム数も多いという事もあり、日本とは比較すると更に優勝するまでは大変な道のりがあります。
ここではレギュラーシーズンからプレーオフの流れとオールスターゲームについて紹介していきます。
レギュラーシーズンからプレーオフ
レギュラーシーズンは4月上旬から9月下旬にかけて162試合を行います。
10月になると各地区1位のチームとワイルドカードを加えた合計4チームでトーナメント戦を行います。
各リーグで優勝したチームがワールドシリーズに進出し、メジャーリーグナンバー1を決める試合をします。
ワールドシリーズは7戦4勝制で行われ、先に4勝したチームがワールドチャンピオンとなります。
ワールドシリーズチャンピオンになった事があるチームは、30チーム中22チームです。
長いメジャーリーグの歴史でも、まだ1度も優勝した事があるチームなに程です。
それだけメジャーリーグで優勝するのは大変で価値があるという事になります。
ちなみに一番多い勝利チームはニューヨーク・ヤンキースです。
オールスターゲームについて
オールスターは7月に行われ、ファン投票や監督推薦などで選ばれた選手が一晩限りのドリームチームを結成します。
投手は3イニング以上の投球は出来ず、試合も引き分けがなく、勝負がつくまで行います。
オールスターはお祭り的なイメージですが、勝ったリーグに所属するチームは、ワールドシリーズのホームゲームアドバンテージを獲得する事ができます。(第1、2、6、7試合を本拠地球場で開催する権利)
敗戦リーグの所属チームは第3、4、5試合を本拠地球場で開催する事になります。
お祭り的なイメージのオールスターですが、以前よりも本気の試合になったのではないかと思います。
また、試合も1試合しか行われないので、メジャーでオールスターに出場できる事は名誉ある事なのです。
30球団もあるので、1名もオールスターに参加する事ができなかったチームも出てくる程なのです。
メジャーリーグ組織や球団のまとめ
メジャーリーグは30球団ある世界最高峰の野球リーグです。
組織も8軍まであり、メジャーへ上がるまでの道のりは長く険しいのです。
マイナーリーグは給料も安く、野球以外に仕事をしている人もいる程です。
ア・リーグとナ・リーグに別れていて、ア・リーグはDH制度があり、ナ・リーグはDH制度が無しになります。
レギュラーシーズンは162試合行い、各地区で優勝したチームとワイルドカードで追加されたチームがトーナメントを行い、各リーグでの優勝を決めます。
各リーグの優勝チーム同士がワールドシリーズを行い、先に4勝したチームがワールドチャンピオンとなります。