スライダーという変化球は、バットの芯から外し打者を打ち取る事も出来るし、三振も取れる変化球です。
ストライクからボール球になったり、ボール球からストライクになったりします。
日本人投手でスライダーを投げている選手はたくさんいます。
ここでは、凄いスライダーを投げる投手ベスト5を紹介したいと思います。
スライダー 第5位
野口 茂樹投手
1996年にノーヒットノーランを達成し、1999年には19勝7敗という成績を収めた中日のエースです。
怪我に苦しむ事が多く、活躍できる場面は少なかったですが、全盛期に投げていたスライダーの切れは抜群でした。
そのスライダーはインコース高めのボール球と思う球が、アウトコース低目一杯に決まるほど鋭く大きく変化します。
スライダー 第4位
前田 健太投手
元広島カープのエースとして活躍し、2016年にはメジャーで16勝を挙げる活躍を見せています。
ストレート、変化球、コントロール、スタミナと全ての部分でレベルが高く見落としがちですが、中でもスライダーの切れ味は抜群です。
縦スライダーと横スライダーと2種類のスライダーを持ち投げ分けています。
その切れ味の鋭さは、バッターも思わず手が出てしまう程です。
前田投手と言えば「マエケン体操」も有名です。
実はこの体操も投手には欠かせないウォーミングアップだったのです。
➡MLBマエケン体操の効果 ピッチャーならやっておきたい前田健太投手のウォーミングアップ
スライダー 第3位
山井 大介投手
中日の投手で制球に苦しむ事がありますが、スライダーが決まる日はとんでもない力を発揮します。
2013年にはノーヒットノーランを達成し、2014年には13勝5負の好成績を残しています。
そのスライダーはバッターの手前で急ブレーキがかかり、大きく落ちます。
これが決まるとまずバッターは打つことが出来ません。
➡球速アップと変化球の切れ味が増す効果の高い骨盤の使い方と練習方法について
スライダー 第2位
林 昌樹投手
広島カープに11年所属していたい投手です。
二軍生活が続いていましたが、2000年にサイドスローに転向しました。
それと同時に切れ味抜群のスライダーを手に入れ、リリーフエースとして活躍しました。
しかし、制球難などで安定性に欠けてしまい、徐々に登板数が減り、2011年に引退しました。
ですが、切れ味抜群のスライダーは広島ファンの心に残っています。
スライダー 第1位
伊藤 智仁投手
スライダーと言ったらやはり元ヤクルトスワローズの伊藤投手です。
伊藤投手とバッテリーを組んでいた古田敦也捕手は「歴代ナンバー1の投手」と言っている程です。
野村監督も「長い事野球をやってきたが、伊藤投手がナンバー1だ」と言う程です。
ガラスのエースと言われた伊藤投手の全盛期は1993年のたった3ヵ月と言われています。
1997年に復帰しましたが、ひじや肩の故障に悩まされました。
全盛期の伊藤投手について金本氏は「伊藤投手のスライダーはバッターの近くで突然消える」と言っています。
元巨人の広澤克実氏は「杉内投手やダルビッシュ投手のスライダーも素晴らしいけど、伊藤投手の方が凄い」と言っています。
また、大学生時代の国際大会ではキューバの選手が「球に傷を付けているはずだ」と審判に確認を求めたという程です。
伊藤投手のスライダーはけた違いに凄かった事が分かります。
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切れ味鋭いスライダーを投げる日本人投手まとめ
スライダーランキングベスト5を紹介させて頂きました。
- 野口 茂樹投手
- 前田 健太投手
- 山井 大介投手
- 林 昌樹投手
- 伊藤 智仁投手
1位だった伊藤投手は怪我に悩み、ガラスのエースと言われ現役生活が短かったですが、怪我が無かったらどんな記録を残していたのでしょうか。
わずかなプレー期間だったにも関わらず、そのスライダーは多くの打者の印象に残っています。
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