ソフトバンクが鈴木泰成、楽天が渡部海を1位の抽選で引き当て、ロッテは2度くじを外して3回目に米沢友翔を指名しました。
パ・リーグ6球団の支配下指名は37人で、そのうち25人が投手です。
この記事では、各球団の指名を今季(2026年)の成績と照らし合わせて、課題に合った指名だったかを評価します。
ドラフト会議は2026年10月22日に行われました。
※この記事の数字と名前は、NPB公式の発表と報道を2026年10月23〜24日に確認したものです。
2026年ドラフト パ・リーグの1位指名の結果
パ・リーグの1位は、西武・日本ハム・オリックスが単独指名、ソフトバンクと楽天が抽選で獲得、ロッテは3回目の入札で確定しました。
1位指名の一覧表
6球団の1位指名の流れは、次の表のとおりです。
| 球団 | 1回目の入札 | 結果 | 2回目の入札 | 結果 | 確定した1位 |
|---|---|---|---|---|---|
| ソフトバンク | 鈴木泰成(投手・青山学院大学) | ロッテと抽選、当たり | - | - | 鈴木泰成 |
| 西武 | 川尻啓人(投手・亜細亜大学) | 単独 | - | - | 川尻啓人 |
| 日本ハム | 菰田陽生(投手・山梨学院高) | 単独 | - | - | 菰田陽生 |
| オリックス | 角田楓斗(投手・富士大学) | 単独 | - | - | 角田楓斗 |
| ロッテ | 鈴木泰成(投手・青山学院大学) | ソフトバンクと抽選、外れ | 宮原廉(投手・近畿大学) | 中日と抽選、外れ(3回目に米沢友翔〈投手・関西大学〉を単独指名) | 米沢友翔 |
| 楽天 | 渡部海(捕手・青山学院大学) | 中日と抽選、当たり | - | - | 渡部海 |
6球団のうち5球団が、1位に投手を選びました。
1位で野手を選んだのは、捕手の渡部海を指名した楽天だけです。
抽選の経過
1回目の入札で抽選になったのは、鈴木泰成と渡部海の2人です。
鈴木泰成の抽選では、ソフトバンクは城島健司CBO、ロッテはサブロー監督がくじを引き、ソフトバンクが当たりを引きました。
渡部海の抽選では、楽天は石井一久GM、中日は荒木雅博球団本部長補佐がくじを引き、楽天が交渉権を獲得しました。
石井GMは抽選のあと、「ほっとしました。人生2番目に緊張しました」と話しています。
ロッテは2回目の入札(外れ1位)で宮原廉を指名しましたが、中日との抽選で外れました。
3回目の入札で米沢友翔を単独で指名し、外れ外れ1位で1位が確定しています。
セ・リーグ6球団の指名結果は、こちらでまとめています。
➡ ドラフト2026結果セ・リーグ編|6球団の指名一覧と評価・感想
球団別の指名選手と評価(2026年の順位順)

ここからは、2026年のパ・リーグの順位順に、各球団の指名一覧と評価を紹介します。
表は支配下の指名を先に、育成の指名を後に並べています。
評価は記号や点数ではなく、「今季の数字から見えるチームの課題」と「指名の内訳」が合っているかを文章で書いています。
福岡ソフトバンクホークス(2026年1位)|1位 鈴木泰成
| 順位 | 名前 | ポジション | 所属 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 鈴木泰成 | 投手 | 青山学院大学 |
| 2位 | 有馬伽久 | 投手 | 立命館大学 |
| 3位 | 渡辺和大 | 投手 | 慶應義塾大学 |
| 4位 | 藤森康淳 | 外野手 | 法政大学 |
| 5位 | 猪俣駿太 | 投手 | 東北福祉大学 |
| 6位 | 小坪碧人 | 投手 | 柳川高 |
| 7位 | 中川大雅 | 内野手 | 至学館大学 |
| 8位 | 深見一騎 | 投手 | 国立台湾体育運動大学 |
| 9位 | 佐藤幻瑛 | 投手 | ペンシルベニア州立大学 |
| 育成1位 | 丹羽涼介 | 投手 | 市立和歌山高 |
| 育成2位 | 管田彪翔 | 投手 | 敦賀気比高 |
| 育成3位 | 杉本幸基 | 投手 | KTウィズ |
| 育成4位 | 田本聖貴 | 投手 | 駒澤大学 |
| 育成5位 | 亀田優次郎 | 投手 | 山村学園高 |
| 育成6位 | 木下瑛二 | 投手 | 高川学園高 |
| 育成7位 | 辻村大我 | 外野手 | 東北福祉大学 |
| 育成8位 | 村山勇太 | 投手 | 関西国際大学 |
| 育成9位 | 長山武蔵 | 内野手 | 日本ウェルネス沖縄高 |
| 育成10位 | 根鈴風大 | 内野手 | フレズノシティカレッジ |
| 育成11位 | 神谷虎之介 | 外野手 | 千葉スカイセイラーズ |
| 育成12位 | 鶴川内陽 | 投手 | 大阪商業大学 |
| 育成13位 | 松林幸紀 | 投手 | 大阪商業大学 |
| 育成14位 | 村雲脩吾 | 捕手 | 敦賀気比高 |
| 育成15位 | 平山護 | 捕手 | 東筑高 |
指名の狙い
今季は91勝49敗3分(勝率.650)で優勝し、得点707はリーグ1位、防御率2.88はリーグ2位でした。
失点452はリーグ最少です。
支配下9人のうち7人が投手で、強い投手陣の層をさらに厚くする指名です。
9位の佐藤幻瑛は、仙台大からアメリカのペンシルベニア州立大へ編入した投手で、2027年のMLBドラフトの対象と報じられています。
柏木農業高の出身で、報道では最速159キロです。
入団するかどうかは決まっていないため、交渉の行方に注目です。
ソフトバンクは昨年1位の佐々木麟太郎(当時スタンフォード大。2026年7月にマーリンズと契約したと報じられています)に続き、2年連続でアメリカの大学の選手を指名しました。
ひとこと評価
支配下9人・育成15人は、どちらも12球団でいちばん多い人数です。
優勝しても選手の数を多くそろえ、チームの中で競わせながら育てる、層の厚さを重んじた指名といえます。
埼玉西武ライオンズ(2026年2位)|1位 川尻啓人
| 順位 | 名前 | ポジション | 所属 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 川尻啓人 | 投手 | 亜細亜大学 |
| 2位 | 柿本晟弥 | 投手 | パナソニック |
| 3位 | 沢山優介 | 投手 | ヤマハ |
| 4位 | 田中諒 | 捕手 | 日本大学第三高 |
| 5位 | 中津大和 | 外野手 | 日本生命 |
| 育成1位 | 三浦遼大 | 投手 | 茨城アストロプラネッツ |
| 育成2位 | 川島謙心 | 投手 | 龍谷大学付属平安高 |
| 育成3位 | 後藤幸樹 | 捕手 | 沼津商業高 |
指名の狙い
今季は79勝60敗4分で2位、防御率2.87はリーグ1位でした。
一方で、得点503と打率.244はリーグ3位でしたが、優勝したソフトバンクとは得点で204点の差がありました。
1位から3位までを投手でそろえ、2位と3位は社会人の投手です。
野手は、高校生の捕手・田中諒と、社会人の外野手・中津大和の2人を指名しました。
ひとこと評価
リーグ1位の投手陣を、大学・社会人の投手でさらに厚くする指名です。
支配下5人のうち野手は2人で、優勝との差を詰める野手補強は控えめでした。
北海道日本ハムファイターズ(2026年3位)|1位 菰田陽生
| 順位 | 名前 | ポジション | 所属 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 菰田陽生 | 投手 | 山梨学院高 |
| 2位 | 牟禮翔 | 外野手 | 九州国際大学付属高 |
| 3位 | 末吉良丞 | 投手 | 沖縄尚学高 |
| 4位 | 加藤宇 | 投手 | 明星大学 |
| 5位 | 岡本翔斗 | 投手 | 香里丘高 |
| 育成1位 | 岡田光平 | 外野手 | 大阪工業大学 |
| 育成2位 | 藤井悠貴 | 投手 | 新宮高 |
| 育成3位 | 半杭奏太 | 内野手 | 東京農業大學第二高 |
| 育成4位 | 小島慎也 | 内野手 | 東北福祉大学 |
| 育成5位 | 今津慶介 | 内野手 | 慶應義塾大学 |
指名の狙い
今季は78勝62敗3分で3位、本塁打177はリーグ1位でした。
防御率は3.38です。
1位の菰田陽生は投打二刀流の高校生で、195cm・100kgを超える体格、最速152キロ、高校通算39本塁打と報じられています。
新庄監督は二刀流について「難しさはあるけど、夢しかない」と話しました(中日スポーツ)。
ひとこと評価
支配下5人のうち4人が高校生で、パ・リーグでいちばん高校生の割合が高い指名です。
本塁打リーグ1位の打線がある今のうちに、数年後の主力を育てようとする、長い目で見た指名といえます。
オリックス・バファローズ(2026年4位)|1位 角田楓斗
| 順位 | 名前 | ポジション | 所属 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 角田楓斗 | 投手 | 富士大学 |
| 2位 | 仲井慎 | 投手 | 駒澤大学 |
| 3位 | 春山陽登 | 外野手 | 大阪商業大学 |
| 4位 | 近藤琉唯斗 | 投手 | 小樽双葉高 |
| 5位 | 野村亮輔 | 投手 | 佛教大学 |
| 6位 | 千葉汐凱 | 投手 | Honda |
| 育成1位 | 黒川凌大 | 投手 | 花咲徳栄高 |
| 育成2位 | 井尻琉斗 | 捕手 | 仙台大学 |
| 育成3位 | 吉田健吾 | 捕手 | 栃木ゴールデンブレーブス |
| 育成4位 | 河田ハウエルエバン盛児 | 内野手 | 上武大学 |
| 育成5位 | 若藤季柊 | 内野手 | 同朋大学 |
| 育成6位 | 菅原大奨 | 外野手 | 鮮ど市場 |
指名の狙い
今季は65勝76敗2分で4位、防御率3.96はリーグ6位で、失点605はリーグ最多でした。
本塁打96もリーグ6位です。
支配下6人のうち5人が投手で、大学生の投手を1・2・5位で指名しました。
支配下の野手は外野手の春山陽登1人で、内野手と捕手は育成で指名しています。
ひとこと評価
リーグ最多の失点という課題に、投手5人ではっきり手を打った指名です。
本塁打リーグ6位の打線については、支配下では野手1人の補強にとどまりました。
千葉ロッテマリーンズ(2026年5位)|1位 米沢友翔
| 順位 | 名前 | ポジション | 所属 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 米沢友翔 | 投手 | 関西大学 |
| 2位 | 前田侑大 | 投手 | 高岡第一高 |
| 3位 | 長屋竣大 | 投手 | ENEOS |
| 4位 | 黒田義信 | 外野手 | 東日本国際大学 |
| 5位 | 新城楓雅 | 投手 | 奈良大学附属高 |
| 6位 | 田中皐晴 | 外野手 | 日南学園高 |
| 育成1位 | 若藤芽空 | 内野手 | 高川学園高 |
| 育成2位 | 佐々木十央真 | 投手 | 花巻東高 |
| 育成3位 | 内田心温 | 内野手 | 関根学園高 |
指名の狙い
今季は63勝77敗3分で5位、打率.236と出塁率.295はどちらもリーグ最低でした。
投手は防御率3.84(リーグ5位)で、奪三振988はリーグ最少、完投は2でした。
1位は抽選を2度外し、3回目の入札で米沢友翔に決まりました。
支配下6人のうち投手4人・外野手2人で、内野手は育成で2人を指名しています。
ひとこと評価
投手を中心にそろえ、まず投手陣を立て直すという方針がはっきり見える指名です。
打率リーグ最低の打線には、支配下で外野手2人(大学生1人・高校生1人)を加えました。
東北楽天ゴールデンイーグルス(2026年6位)|1位 渡部海
| 順位 | 名前 | ポジション | 所属 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 渡部海 | 捕手 | 青山学院大学 |
| 2位 | 岡田啓吾 | 内野手 | 明治大学 |
| 3位 | 樋口新 | 投手 | 王子 |
| 4位 | 萩原義輝 | 捕手 | 東芝 |
| 5位 | 高義博 | 内野手 | オイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ |
| 6位 | 渡邉都斗 | 投手 | 高知ファイティングドッグス |
| 育成1位 | 根本剛希 | 外野手 | 富山GRNサンダーバーズ |
| 育成2位 | 藤原佑 | 外野手 | 徳島インディゴソックス |
| 育成3位 | 金韓根 | 投手 | 茨城アストロプラネッツ |
| 育成4位 | 寺井広大 | 内野手 | 徳島インディゴソックス |
指名の狙い
今季は58勝84敗1分で最下位、得点473はリーグ6位でした。
防御率3.63はリーグ4位です。
支配下6人のうち4人が野手で、捕手2人(渡部海・萩原義輝)と内野手2人(岡田啓吾・高義博)を指名しました。
投手は社会人と独立リーグから1人ずつです。
ひとこと評価
パ・リーグで唯一、投手より野手を多く指名した球団です。
得点リーグ6位という課題に、1位の捕手から内野手まで野手中心で応えた、課題とのつながりが分かりやすい指名です。
支配下で指名した投手は2人で、投手陣の補強は来季以降の課題として残りました(ドラフトの指名だけを見ると)。
2026年ドラフト パ・リーグ全体の感想・評価
パ・リーグ全体では、支配下37人のうち25人が投手で、多くの球団が投手を中心に指名しました。
その中で、日本ハムは高校生中心、楽天は野手中心と、方針の違いもはっきり出ています。
専門誌でも各球団の評価が出ていますが、この記事では今季の数字と指名の中身だけで見ていきます。
支配下37人中25人が投手。捕手と内野手は3人ずつ
支配下37人のポジションの内訳は、投手25人・捕手3人・内野手3人・外野手6人です。
| 球団 | 投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 | 計 |
|---|---|---|---|---|---|
| ソフトバンク | 7 | 0 | 1 | 1 | 9 |
| 西武 | 3 | 1 | 0 | 1 | 5 |
| 日本ハム | 4 | 0 | 0 | 1 | 5 |
| オリックス | 5 | 0 | 0 | 1 | 6 |
| ロッテ | 4 | 0 | 0 | 2 | 6 |
| 楽天 | 2 | 2 | 2 | 0 | 6 |
| 合計 | 25 | 3 | 3 | 6 | 37 |
捕手は渡部海・萩原義輝(楽天)と田中諒(西武)の3人で、内野手は岡田啓吾・高義博(楽天)と中川大雅(ソフトバンク)の3人です。
ロッテとオリックスは、支配下で内野手と捕手を1人も指名していません。
育成ではオリックスが捕手2人・内野手2人、ロッテが内野手2人を指名しました。
育成を含めると見え方が変わる
パ・リーグの育成36人のポジションの内訳は、次のとおりです(NPB公式の球団別一覧から集計)。
| ポジション | 人数 |
|---|---|
| 投手 | 15人 |
| 捕手 | 5人 |
| 内野手 | 10人 |
| 外野手 | 6人 |
| 合計 | 36人 |
支配下では3人ずつだった捕手と内野手が、育成では合わせて15人指名されています。
支配下で内野手と捕手がいなかったロッテとオリックスも、その分を育成で補った形です。
高校生10人・大学生18人・社会人7人(日本ハムだけ高校生中心)
支配下の出身の内訳は、高校生10人・大学生18人(海外の大学2人を含む)・社会人7人・独立リーグなど2人です。
| 球団 | 高校 | 大学 | 社会人 | 独立リーグなど |
|---|---|---|---|---|
| ソフトバンク | 1 | 8 | 0 | 0 |
| 西武 | 1 | 1 | 3 | 0 |
| 日本ハム | 4 | 1 | 0 | 0 |
| オリックス | 1 | 4 | 1 | 0 |
| ロッテ | 3 | 2 | 1 | 0 |
| 楽天 | 0 | 2 | 2 | 2 |
日本ハムは5人中4人が高校生で、支配下の半分以上が高校生だったのは日本ハムだけです。
ソフトバンクは9人中8人が大学生で、そのうち2人は台湾とアメリカの大学の選手でした。
西武は5人中3人が社会人で、パ・リーグでいちばん社会人の多い指名でした。
「チームの弱点」と「指名」の対応表
今季の主な数字(リーグ順位)と、支配下で指名した投手・野手の人数を並べると、次のようになります。
| 球団 | 2026年の順位 | 打率 | 防御率 | 得点 | 指名した投手 | 指名した野手 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ソフトバンク | 1位 | .261(1位) | 2.88(2位) | 707(1位) | 7人 | 2人 |
| 西武 | 2位 | .244(3位) | 2.87(1位) | 503(3位) | 3人 | 2人 |
| 日本ハム | 3位 | .248(2位) | 3.38(3位) | 591(2位) | 4人 | 1人 |
| オリックス | 4位 | .241(4位) | 3.96(6位) | 483(5位) | 5人 | 1人 |
| ロッテ | 5位 | .236(6位) | 3.84(5位) | 492(4位) | 4人 | 2人 |
| 楽天 | 6位 | .239(5位) | 3.63(4位) | 473(6位) | 2人 | 4人 |
防御率リーグ6位のオリックスが投手5人、得点リーグ6位の楽天が野手4人と、課題と指名がいちばん分かりやすく結びついたのはこの2球団です。
ロッテは打率がリーグ最低でしたが、投手4人を中心に指名し、投手陣の立て直しを先に選びました。
上位の3球団は、今の強みをさらに伸ばすか、数年後を見すえた指名が中心です。
野球評論家のひとこと(今年のパ・リーグで一番課題と合っていた指名、数年後に効いてきそうな指名)
課題と指名が最もはっきり結びついていたのは、楽天だと見ています。
得点473はリーグ6位で、支配下6人のうち4人が野手です。
しかも1位の渡部海と4位の萩原義輝で、捕手を2人そろえました。
捕手は打つだけでなく、投手陣をリードする役目もあるため、うまく育てば攻守の両方に効いてくる可能性があります。
防御率リーグ6位に投手5人で応えたオリックスも、狙いの分かりやすさでは同じくらいです。
数年後に効いてきそうなのは、日本ハムの高校生4人でしょう。
本塁打177はリーグ1位で、今の戦力に余裕があるうちに、菰田陽生や末吉良丞らをじっくり育てられる編成だと考えられます。
高校生は一般に、一軍の戦力になるまで数年かかります。
評価が決まるのはまだ先ですが、今の主力と次の世代がうまく重なれば、強さが長く続く土台になるかもしれません。
中学・高校生へのヒント|2026年のプロが欲しがった選手
2026年のパ・リーグの指名からは、投手が特に求められていることと、プロへの道は高校からだけではないことが分かります。
投手は球の強さが武器。体格だけでは決まらない
パ・リーグの支配下37人のうち25人が投手で、12球団全体でも支配下76人のうち44人が投手でした。
日本ハム1位の菰田陽生は195cm・100kgを超える体格で、最速152キロと報じられています。
一方で、ソフトバンク9位の佐藤幻瑛は身長180cmで最速159キロと報じられており、体が特別大きくなくても球の強さは大きな武器になります。
ロッテ1位の米沢友翔は左腕で、大学選手権で優勝した実績も評価されています。
ただし、中学・高校生のうちに球速を求めて投げすぎるのは逆効果です。
高校野球では1週間500球以内が2025年度から正式な規則になっていますが、500球以内なら安全という意味ではありません。
肩やひじに痛みが出たら投げるのをやめて、早めに医師(整形外科)に相談してください。
プロの投手が投げる「伸びのあるストレート」の特徴と、肩やひじを痛めにくい投げ方は、こちらの記事で紹介しています。
➡ 伸びのあるストレートを投げる歴代プロ野球投手ランキングベスト5 ホップする速球はまさに魔球!
捕手と内野手は支配下では少ない。育成を含めると12球団で17人・26人
パ・リーグの支配下指名で、捕手と内野手は3人ずつでした。
12球団全体でも、支配下76人のうち捕手は9人、内野手は11人です。
支配下では少なかったものの、育成を含めると12球団で捕手17人・内野手26人が指名されました。
捕手を目指す人は、歴代の名捕手がどんな選手だったかを知っておくと、目標を立てやすくなります。
高校から直接指名されたのは10人。大学・社会人・独立リーグを通る道もある
パ・リーグの支配下37人のうち、高校から直接指名されたのは10人です。
残りの27人は、大学18人・社会人7人・独立リーグなど2人でした。
高校で指名されなくても、大学や社会人、独立リーグで力をつけてプロに進む道は広く開かれています。
ソフトバンクの深見一騎(国立台湾体育運動大学)や佐藤幻瑛(ペンシルベニア州立大学)のように、海外の大学から指名される選手もいます。
プロ野球選手になるまでの道のりと、実際にプロになれる確率は、こちらで詳しく紹介しています。
よくある質問
2026年のドラフト会議はいつ?
2026年10月22日に行われました。
何人が指名された?
12球団で支配下76人・育成51人(育成は11球団)が指名されました。
そのうちパ・リーグは、支配下37人・育成36人です。
1位の抽選でくじを引いたのは誰?
鈴木泰成の抽選は、ソフトバンクが城島健司CBO、ロッテがサブロー監督で、ソフトバンクが当たりました。
渡部海の抽選は、楽天が石井一久GM、中日が荒木雅博球団本部長補佐で、楽天が当たりました。
パ・リーグでいちばん多く指名した球団は?
ソフトバンクで、支配下9人・育成15人です。
どちらも12球団でいちばん多い人数です。
佐藤幻瑛投手はソフトバンクに入団する?
2026年10月24日の時点では決まっていません。
2027年のMLBドラフトの対象と報じられており、交渉の行方に注目です。
契約や入団発表はいつ?
2026年10月23日の時点では、各球団の日程は確認できていません。
分かりしだい、この記事に追記します。
まとめ
- 1位はソフトバンクが鈴木泰成、楽天が渡部海を抽選で獲得し、ロッテは2度外れて米沢友翔を指名。
- パ・リーグの支配下37人のうち25人が投手で、捕手と内野手は3人ずつ(育成では捕手5人・内野手10人)。
- 防御率6位のオリックスは投手中心、得点6位の楽天は野手中心と、課題に合わせた指名が目立った。
セ・リーグ6球団の指名一覧と評価は、こちらの記事で紹介しています。
➡ ドラフト2026結果セ・リーグ編|6球団の指名一覧と評価・感想
日本シリーズ(10月24日開幕)は、ソフトバンク対DeNAの対戦です。
ドラフトで指名された選手たちが、数年後にこの舞台に立つ日を楽しみにしたいですね。
参考にした資料(2026年10月24日確認): NPB ドラフト会議2026/NPB 2026年パ・リーグ順位表/日テレNEWS(抽選の経過)