2017年のプロ野球はソフトバンクが2年振りの日本一で幕を閉じましたが、横浜DeNAが3位から日本シリーズに進出するなどの見どころもありました。
そして長いペナントレースでは数々のドラマや名場面が生まれます。
ドラマや名場面だけではなく、新たな「ワード」も生まれ話題になります。
ここでは2017年プロ野球で話題となった「新語・流行語」を紹介したいと思います。
『熱盛』
LINEスタンプも登場する程の人気ワードとなった「熱盛」。
報道ステーション(テレビ朝日)の演出で、プロ野球の「熱く盛り上がった」プレーシーンを紹介する時に使用された言葉です。
「熱盛」の由来は同番組の野球担当・稲葉篤紀氏のファーストネームからという噂が!?
寺川俊平アナウンサーの雄たけびとともに画面上に「熱盛(あつもり)」スタンプが登場しました。
『歩いてまえ打線』
阪神打線が12球団で最多の531個の四球を記録しました。
チーム打率の.249に対して四球の多さが目立ち、当時の近鉄の代名詞だった「いてまえ打線」から「歩いてまえ打線」と呼ばれるようになりました。
迫力不足なネーミングに感じますが「選球眼の良さ」「打席内での粘り」が良いとも取れます。
チーム打率の低さを四球でカバーしている感じです。
『謎の魚』
5月に登場し、SNS上で話題となった千葉ロッテのキモキャラ新マスコット。
「幕張の海にすむ謎の魚」の第一形態から、足の生えた第二形態として球場に姿を現しました。
6月のマリンフェスタでは、口から骨の姿の本体が飛び出る第三形態に進化し、ファンの悲鳴が上がりました。
千葉ロッテマリーンズの新たなグッズとしても登場し、その話題を集めました。
『ブルゾン京田』
中日ドラゴンズの京田陽太選手は、堅守・俊足・巧打でセ・リーグの新人王に輝きました。
本拠地ナゴヤドームで打席に入る時は、『Dirty Work』の曲に乗って登場します。
『Dirty Work』はお笑い芸人のブルゾンちえみのネタで使用されているオースティン・マホーンの曲です。
ファンたちは「35億~!!」と叫んでいました。
『源田たまらん』
パ・リーグの新人王に選ばれた埼玉西武の源田壮亮選手は、ルーキーとして56年振りの全試合フルイニング出場を果たしました。
卓越されたグラブさばきで好プレーを見せると、西武ファンからは「#源田たまらん」のハッシュタグが大賑わいしました。
語呂の良さも相まって「たまらん」のワードがすっかり定着した。
ん???
あ!!!#源田たまらん pic.twitter.com/RiZJNie1YV
— めー@監督と平井さんロス (@meg19861110) 2017年11月27日
『炎獅子』
埼玉西武は、ペナントレースの前半戦で苦しい戦いが続いていました。
7月21日からの約1カ月間は赤い炎がデザインされた「炎獅子(えんじし)ユニフォーム」で試合を行いました。
その結果はなんと20勝4敗と圧倒的な勝率を記録しました。
9月には再着用が緊急決定となり、通算24勝8敗の勝率7割5分を誇りました。
【9回裏】炎獅子を締めくくる劇的弾!! ライオンズ・栗山 代打サヨナラ3ランホームラン!! 2017/8/17 L-E | プロ野球速報・ライブ中継 パ・リーグTV https://t.co/WWKZGl2mlR @PacificleagueTVさんから スカパー! ドラマティック・サヨナラ賞を受賞した試合を振り返る
— 十万石@バイクロア (@DecoElementi77) 2017年11月29日
『主砲ウィーランド』
横浜DeNAは1998年以来の日本シリーズ進出を果たしました。
その中でウィーランド投手が野手顔負けのバッティングで勝利に貢献しました。
今季通算48打数11安打の打率.229で3本塁打12打点という記録を残しました。
特に10月1日の広島戦での3ランを含む3安打4打点の活躍が印象に残っています。
先発投手としてローテーションを守りながら「主砲」と呼ばれました。
『泥試合』
雨の中、甲子園で行われたセ・リーグのCSファーストステージ第2戦。
約1時間遅れで強硬開催された試合は、どしゃぶりの雨と阪神園芸もお手上げのグラウンド状況で、まさにユニフォームが泥まみれになる球史に残る“泥試合”となりました。
試合時間が4時間35分の熱戦を勝利したのはDeNAでした。
プロ野球「新語・流行語」2017年まとめ
2017年プロ野球の流行語を紹介させて頂きました。
- 『熱盛』
- 『歩いてまえ打線』
- 『謎の魚』
- 『ブルゾン京田』
- 『源田たまらん』
- 『炎獅子』
- 『主砲ウィーランド』
- 『泥試合』
どれも印象の残るシーンがあります。
2018年のプロ野球にはどんな流行語が来るのか今から楽しみです。