2017年のゴールデングラブ賞の発表がありました。
プロ野球担当記者が投票で選ぶ守備のスペシャリスト達です。
この部門で常連と言っても良いほどの守備のスペシャリストから初めて受賞される選手もいました。
ここでは2017年のゴールデングラブ賞を受賞した選手を紹介したいと思います。
ゴールデングラブ賞について
ゴールデングラブ賞は、1972年にダイヤモンドグラブ賞として創設されました。
1986年に三井物産スポーツ用品販売の協賛によって三井ゴールデン・グラブ賞となりました。
セ・パ各連盟の公式表彰に準じた特別賞とされています。
ベストナインと同じ選出方式で表彰する賞で、守備力に卓越した選手に送られます。
受賞のできる条件は?
規定投球回数以上投球しているか、所属チームが行った年間試合数の3分の1以上登板している投手と、チーム試合数の半分以上同じポジションで出場している捕手・野手が対象となります。
投票要件について
記者の投票要件は、日本の報道機関(新聞社、通信社、放送局)のプロ野球記者になります。
その中で5年以上の取材キャリアを持つ者です。
セ・パ各リーグで、ポジションごとに各1名ずつ、9名が選ばれます。(外野手は、レフト、センター、ライトを同一のポジションとし3名を選出します)。
同一ポジションの選手の得票数が並ぶと同時受賞となるので、リーグあたり10名以上選ばれる年度もあります。
選出されない事は?
ポジションの「該当者なし」の得票が過半数に達したら、そのポジションでの受賞選手の選出は見送られます。
これは非常にまれな事であり、2010年セ・リーグの一塁手で「該当者なし」となったのが初になります。
なお、「該当者なし」の得票が過半数に達していなかったために、得票数が少なかった選手が受賞した事もあります。
受賞すると貰える物は?
受賞者には金色の皮革で作られたグローブ(捕手や一塁手はミット)と、ボールを台座に飾ったトロフィーが贈られます。
このグローブは受賞者決定後に、受賞者が使用しているものを模して作られるもので、革製のため実際に使用する事ができます。
2017年ゴールデングラブ賞
セ・リーグ受賞一覧
投手
- 菅野智之(巨人)210票
- 野村祐輔(広島)29票
- マイコラス(巨人)5票
- 今永昇太(DeNA)4票
- 秋山拓巳(阪神)3票
- 田口麗斗(巨人)3票
- メッセンジャー(神)2票
- バルデス(中日)1票
- 田島慎二(中日)1票
- 該当者なし 1票
捕手
- 小林誠司(巨人)163票
- 相沢翼(広島)28票
- 該当者なし22票
- 中村悠平(ヤクルト)19票
- 戸柱恭孝(DeNA)11票
- 梅野隆太郎(阪神)10票
- 石原慶幸(広島)6票
一塁手
- ロペス(DeNA)226票
- 該当者なし 23票
- 阿部慎之助(巨人)9票
- ビシエド(中日)1票
二塁手
- 菊池涼介(広島)246票
- 山田哲人(ヤクルト)8票
- 荒木雅博(中日)4票
- 該当者なし 23票
三塁手
- 鳥谷敬(阪神)113票
- 宮崎敏郎(DeNA)92票
- 村田修一(巨人)28票
- 安部友裕(広島)18票
- 該当者なし 7票
- マギー(巨人)1票
遊撃手
- 坂本勇人(巨人)130票
- 田中広輔(広島)85票
- 京田陽太(中日)33票
- 倉本寿彦(De)9票
- 大引啓次(ヤクルト)1票
- 該当者なし 1票
外野手
- 丸 佳浩(広島)232票
- 鈴木誠也(広島)141票
- 桑原将志(DeNA)111票
- 大島洋平(中日)98票
- 坂口智隆(ヤクルト)52票
- 福留孝介(阪神)41票
- 梶谷隆幸(DeNA)31票
- 糸井嘉男(阪神)24票
- 筒香嘉智(DeNA)13票
- 該当者なし 12票
- 陽岱鋼(巨人)8票
- 長野久義(巨人)6票
- 亀井善行(巨人)3票
- 野間峻祥(広島)2票
- 中谷将大(阪神)2票
- ゲレーロ(中日)1票
(投票権保有者数:270 有効投票者数:259)
パ・リーグ受賞一覧
投手
- 菊池雄星(西武)118票
- 岸孝之(楽天)29票
- 涌井秀章(ロッテ)29票
- 則本昂大(楽天)26票
- 東浜巨(ソフトバンク)18票
- 金子千尋(オリックス)7票
- 福山博之(楽天)5票
- 千賀滉大(ソフトバンク)4票
- サファテ(ソフトバンク)4票
- 牧田和久(西武)4票
- 該当者なし 3票
- 美馬学(楽天)1票
- 有原航平(日本ハム)1票
捕手
- 甲斐拓也(ソフトバンク)121票
- 田村龍弘(ロッテ)49票
- 嶋基宏(楽天)40票
- 炭谷銀仁朗(西武)34票
- 高谷裕亮(ソフトバンク)2票
- 伊藤光(オリックス)1票
- 大野奨太(日本ハム)1票
- 該当者なし 1票
一塁手
- 銀 次(楽天)105票
- 中田 翔(日本ハム)73票
- 該当者なし 30票
- 内川聖一(ソフトバンク)29票
- 明石健志(ソフトバンク)12票
二塁手
- 鈴木大地(ロッテ)110票
- 浅村栄斗(西武)85票
- 藤田一也(楽天)43票
- 該当者なし 8票
- 西野真弘(オリックス)3票
三塁手
- 松田宣浩(ソフトバンク)193票
- 該当者なし 18票
- ウィーラー(楽天)14票
- 小谷野栄一(オリックス)12票
- レアード(日本ハム)7票
- 中村剛也(西武)5票
遊撃手
- 今宮健太(ソフトバンク)190票
- 源田壮亮(西武)55票
- 安達了一(オリックス)3票
- 中島卓也(日本ハム)1票
外野手
- 秋山翔吾(西武)232票
- 柳田悠岐(ソフトバンク)176票
- 西川遥輝(日本ハム)130票
- 上林誠知(ソフトバンク)61票
- 中村 晃(ソフトバンク)55票
- 島内宏明(楽天)52票
- 駿 太(オリックス)13票
- 該当者なし 9票
- 荻野貴司(ロッテ)5票
- 岡島豪郎(楽天)4票
- T-岡田(オリックス)4票
- 外崎修汰(西武)2票
- 福田秀平(ソフトバンク)1票
- ペゲーロ(楽天)1票
- 松本剛(日本ハム)1票
- 角中勝也(ロッテ)1票
(投票権保有者数:258 有効投票者数:249)
ゴールデングラブ賞受賞選手一覧まとめ
セ・リーグで一番投票数が多かったのが広島カープの菊池涼介選手で246票でした。
しかし、同じポジションでの該当者なしの票数も23票と多かったです。
一番少ない投票数で受賞したのは、阪神タイガースの鳥谷敬選手で113票でした。
パ・リーグで一番投票が多かった選手は西武ライオンズの秋山翔吾選手で232票でした。
パ・リーグの外野手部門での受賞した3名は、他の選手に大差をつけての受賞となりました。
一番少ない投票数で受賞したのは、楽天の銀次選手で105票でした。
ゴールデングラブ賞を受賞する選手たちは、やはりグローブの手入れをきちんと行っています。
野球道具をしっかりと手入れする事は、良い選手になる事の基本だと思います。
もし、グローブの手入れをきちんとしていないようであれば、まずはグローブの手入れをしっかりとする事が良いと思います。
グローブの手入れ方法詳細はコチラに記載しています。
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