ドラフトの目玉である早稲田実業の清宮幸太郎選手は、10月2日に広島、日本ハムを除く10球団と面談をしました。
面談に参加しなかった広島カープは清宮選手を1位指名しない事を明らかにしました。
もちろん清宮選手の事を良い選手と思っていますが、面談に行かない=1位指名をしないという事です。
ここでは広島カープが清宮選手を指名しない理由について紹介したいと思います。
清宮選手との面談について
オリックス
2軍施設が大阪・舞洲に移転し、選手寮やサブ球場を建設。
トレーニングルームには最新の設備がある事をアピール。
DeNA
練習場と選手寮が近く、練習環境が良い。
筒香選手の育成についてのプロセスを紹介。
清宮選手からも筒香選手の育成についての質問もあったとの事です。
ソフトバンク
球団外秘の資料を持ち込み、育成方針のプロセスを説明した。
西武
持ち出し禁止の育成マニュアルを持参し、中村選手など高卒スラッガーの育成プロセスを伝える。
巨人
石井一夫球団社長など5名が出席。
面談実施球団で唯一社長が出席しました。
ヤクルト
育成方針が記載された資料を持参し、24時間利用可能な施設、管理栄養士常駐の説明をしました。
中日
中田スカウト部長が清宮選手の必要性について熱弁をする。
チームの状況をよくするためにも清宮選手の力が必要だと語る。
阪神
1位で指名する事を改めて本人に通達する。
楽天
球場が天然芝で体への負担がない。
松井裕、オコエ、安楽、藤平など若手選手が育っている事をアピールする。
ロッテ
福浦、今江、西岡選手などを例にしたオリジナル選手育成資料を持参し、ロッテのお菓子をプレゼントしました。
広島カープが指名しない理由
清宮選手の長打力はたしかに魅力的ですが、広島カープは起動力のある選手を多く指名しています。
現場側も機動力のある選手を求めているという事です。
清宮選手は高校時代に111本のホームランを放ちました。
打つことに関してはすばらしい魅力を持っていますが、機動力はありません。
これが、広島カープが指名しない一番の理由です。
広島カープが1位指名する選手は
広島カープが1位指名するであろう選手は、夏の甲子園で清原選手のホームラン記録を抜いた広陵高校、強肩強打の中村奨成捕手が有力とされています。
他には即戦力の期待がある投手、JR東日本の田嶋大樹投手、ヤマハ鈴木博志投手、日立製作所の鈴木康平投手の名前が上がっています。
野球ファンの反応は
- 清宮くんには条件の合う球団で活躍して欲しい
- カープの強いチーム作りが好きです
- カープにはホームランを20本以上打てる選手が3人いるしバティスタも来年は打つと思う
- 走攻守揃った選手の方がいい
- 周りが騒ぐほど指名する選手は少ないのではないか
- 清宮はDH制があるパリーグの方が良さそう
- 良い選手だけど、カープには合わなそう
- 長所が生きる球団の方が本人にとってもチームにとっても良いと思う
- カープは中村奨成捕手がいいんじゃないかな?上手く育てば約20年間安泰だし
- プロ野球の巨艦大砲時代は終わった
プロレベルではないという意見も
プロ野球評論家の小宮山悟さんは、現役時代コントロールを武器にロッテのエースとして活躍しました。
そして清宮幸太郎選手の父親と同級生でもあります。
小宮山さんは清宮選手は大学に進学するものだと思っており、プロ入りを志願する事に驚いています。
今のプロ野球で高卒スラッガーとして活躍している日本ハムの中田選手は、高校通算87本のホームランを打っています。
しかし、プロ入り後のホームランは1年目0本、2年目9本、3年目18本という結果です。
DeNA筒香選手は高校通算69本のホームランを放っていますが、1年目1本、2年目8本、3年目10本という結果になっています。
高卒スラッガーでプロの世界ですぐに結果を出すのは難しいとされています。
清宮選手はボールを遠くへ飛ばす技術を見たら確かに高校生レベルではありませんが、走れない守れないという欠点もあります。
守備は到底プロレベルではありません。
ですので、DH制があるパリーグへ行った方が良いという事です。
広島カープが清宮幸太郎を指名しない理由まとめ
打つことに関してはすばらしい魅力をもっている清宮選手ですが、守備はプロレベルではないという意見もあります。
そして走れる訳でもありません。
広島カープは走攻守揃った選手を欲しがっているので、清宮選手は指名をしない事になりました。
もちろんプロで練習すればそれなりに守備も上手にはなると思いますが・・・
打つことに関して素晴らしので、DH制のあるパリーグへ行くのが一番良いのかも知れません。