ウィッフルボール (Wiffleball)とは、野球が元になって作られたスポーツです。
日本ではあまり馴染みがありませんが、アメリカやスペインなどではかなり流行っているという事です。
野球の様に広い場所ではなく、狭い裏庭や広場などのスペースで子供から大人まで楽しむ事が出来ます。
ピッチャーとバッターの2名がいれば遊ぶ事ができるので、気軽にできるスポーツとして人気があります。
実際使用するボールは中空のプラスティック製で、表面に穴が空いています。
そのため安全に楽しむ事ができるし、ピッチャーの投げる変化球が物凄い変化になります。
変化球がどのくらい凄いかというのはコチラの動画をご覧頂ければと思います。
野球のイメージからは考えられないような変化をしているのが分かると思います。
では、ウィッフルボールはどんなルールで試合を行うのでしょうか。
ここではウィッフルボールについて紹介したいと思います。
ウィッフルボール (Wiffleball)について
1953年にアメリカで生まれたスポーツで、限られたスペースで子供と遊ぶためにはどうれば良いかという思考から生まれました。
現在ではアメリカ、スペインなどでレジャースポーツとして楽しまれており、シニアのリーグ戦があったりします。
日本でも日本ウィッフルボール協会が大会を開催しています。
使用する用具
ボールはプラスティック製の物を使用し、バットもプラスティック製の物を使用します。
野球の様にグローブがなくても出来るスポーツです。
また、ぶつかっても怪我をする心配がなく気軽に楽しむ事が出来ます。
ウィッフルボールで実際に使用するボールはコチラです。
アメリカにはリーグがある
2002年に「Golden Stick Wiffleball League」というリーグがアメリカで出来ました。
元野球選手だった人が所属していたりと、かなりハイレベルになっています。
ピッチャーの投げる球の変化は魔球の様に鋭く、普通の野球からは考えられません。
実際の試合の動画がコチラです。
アメリカの子供たちは、野球を始める前にウィッフルボールを先に始める人も多いという事です。
ウィッフルボール (Wiffleball)のルール
ストライクとボールの判定
野球の場合は、キャッチャーの後ろに審判がいてストライクかボールか判定します。
しかし、ウィッフルボールではキャッチャーはいなく、審判の代わりにストライク板を設置します。
ストライク板にノーバウンドで当たったらストライクとなり、ワンバウンドで当たったり、当たらなかった場合はボールとなります。
3ストライクでアウト、4ボールでフォアボールとなります。
アウトとヒット
アウトについて
アウトになるケースは
- 三振
- 打った打球がノーバウンドで捕球された場合
- 打った打球をフェアゾーンで直接捕球した場合(エラーはヒット)
ヒットについて
野球と違い、打った後に走る必要なありません。
飛ばした場所のエリアによって、シングルヒット、ツーベースヒット、スリーベースヒット、ホームランとなります。
ルールによっては実際に走る場合もあります。
得点について
野球と同じように、3アウトになったらチェンジとなります。
攻撃と守備は表裏に別れ9回まで行います。
ここのルールは野球と同じになります。
グラウンドの広さや形状
野球は扇型のグラウンドですが、ウィッフルボールは三角形になります。
ピッチャーからホームベースまでの距離はおおよ7m30㎝です。
ツーベースヒットになるダブルエリアはホームベースから約13m30㎝。
スリーベースヒットになるトリプルエリアはホームベースから約19m30㎝。
ホームランになるホームランエリアは約25m30㎝となります。
ダブルエリアの手前はシングルヒットになるシングルエリアとなります。
基本的には1チーム5名で行いますが、ピッチャーとバッターの2人で遊ぶだけでも十分に楽しむ事が出来ます。
ウィッフルボール (Wiffleball)まとめ
ウィッフルボールはアメリカやスペインなどで流行っているレジャースポーツです。
日本にも日本ウィッフルボール協会があり、大会が開催されています。
硬いボールを使用して行うスポーツではないので、怪我の心配がありません。
人数も1チーム5名という少人数で行う事が出来ます。
また、ピッチャーとバッターの2人でも楽しむ事が出来ます。
ウィッフルボールの一番の凄さはやはり魔球とも言える変化球にあると思います。
ストレートは浮き上がるし、変化球は鋭く大きく変化します。
普通の野球では経験できない感覚を、ウィッフルボールでは楽しむ事が出来ます。
専用のボールがあれば誰でも気軽に楽しむ事ができます。
キャッチボールをするだけでも十分に楽しいのではと思います。
ウィッフルボールを是非試して見てください。