ピッチング上達

球速アップと変化球の切れ味が増す効果の高い骨盤の使い方と練習方法について

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球速アップや変化球の切れ味を磨くためにどんな練習をしていますか?

ひたすら走り込みをして下半身を鍛えたり、ウエイトトレーニングをして筋力アップをしたりしていると思います。

その練習方法が間違っている訳ではありません。

しかし、もっと簡単で効果のある練習方法があります。

それは、走り込みで下半身を鍛える事でもなく、ウエイトトレーニングで筋力をアップさせる事でもありません。

鍛える所は『骨盤』なのです。

 

今まで当たり前の様に実践していた効果の低い練習方法

走り込み

走り込みはなぜ行っているのでしょうか。

  • 下半身を強化しフォームを安定させる
  • 9回投げきるスタミナを付ける
  • ピッチャーは孤独なので精神力を鍛える

こんな感じの答えが多いと思います。

しかし、走り込みで鍛えられた筋力が投球フォームで使用する筋肉と同じ部分なのかというとそんな事はありません。

投球フォームで必要な下半身の筋力は、投球フォームでしか作れないのです。

9回投げ切るスタミナと言っても、息を切らしながらピッチングする訳ではありません。

このスタミナという解釈も少し違っていると思います。

 

ウエイトトレーニング

ウエイトトレーニングもやり方によっては効果が得られると思いますが、ウエイトトレーニングを行い筋力を付けてしまうと成長が止まってしまいます。

ですので、成長が止まってから、もうこれ以上身長が伸びない!となってからウエイトトレーニングを行うべきなのです。

体を鍛える事も良いですが、体を(身長)を伸ばす事も重要ですし、伸ばせる期間は決まっています。

身長が伸びる期間はウエイトトレーニングを行はないで、成長が止まってからウエイトトレーニングを実施すると言った形で十分なのです。

 

重たいボールを投げる

重たいボールを投げれば肩を鍛える事が出来る、それに重たいボールを投げるので、体の使い方を覚える。

そういう理由で実際使用するボールより少し重たいボールを投げ、パワーを付ける練習をしたりしています。

しかし、これは肩へ掛ける負担が大きく、故障の原因となってしまいます。

肩はとてもデリケートですので、いくらウエイトトレーニングで鍛えているからと言っても実践しない方が良い練習方法です。

 

ピッチングレベルアップに必要はのは『骨盤』の使い方にある

骨盤についての解説

骨盤は3つの骨に分かれています。

左右の『腸骨 』、中央の『仙骨』に分類されています。

そして、腸骨と仙骨の間に『千腸関節』があります。

千腸関節には3つの骨盤を連動させる大きな役割があります。

 

骨盤の重要性

全てのスポーツや運動の基本となっているのが『骨盤の分割動作』なのです。

骨盤が動くことにより、手や足は勝手に動き出すのです。

つまり、骨盤が全身と連動しているため、骨盤で全身を誘導する事が出来るのです。

『千腸関節』を動くようにすればピッチングのレベルアップだけではなく、運動能力自体が上がる事になります。

もちろんバッティングにも骨盤の動きというのはとても重要です。

バッティングと練習方法に関してはコチラから確認できます。

 

投球フォームでの骨盤の使い方

投球モーションに入り、打者に向かって足を踏み込みます。

この時に骨盤の正面がすぐに打者の方に向いてしまうのは悪い使い方です。

骨盤が打者に見えないように踏み込んでいき、投げる瞬間一気に骨盤を見せます。

これにより体の中心軸が一気に回転します。

体の中心軸が回転する事により、連動して腕が回転されます。

体の中心軸と腕の軸のダブルスピンにより投球フォームは成り立っています。

これにより、力まなくても手元でボールが伸びたり、変化球の切れが増したりします。

腕の使い方が学べるシャドーピッチングはコチラで紹介しています。

投球フォームの骨盤の使い方解説動画

骨盤の使い方のまとめ

球速アップや変化球の切れ味を磨くために必要なのは、走り込みでもなければ、ウエイトトレーニングでもありません。

実は『骨盤』を鍛える事にあったのです。

骨盤が動くことにより、手や足は勝手に動きます。

骨盤を動かし、体全体を誘導する事が球速アップ、変化球の切れ味アップにつながる事なのです。



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