入団テストで中日ドラゴンズに入団した松坂大輔投手。
年齢的にも引退してもおかしくありませんが、まだまだ現役にこだわっています。
松坂投手と同学年の選手にはプロで活躍した選手が多くいて「松坂世代」と言われています。
来シーズンの所属先が決まらないまま自主トレをしていましたが、ついに中日ドラゴンズに入団がきまりました。
松坂投手が中日ドラゴンズに入団したことにより、投手陣の層の厚みが増す感じがします。
しかし、ここ数年はほとんど実績がありません。
2018年のシーズンはどうなるのでしょうか。
松坂大輔投手の成績や活躍を予想してみました。
松坂大輔投手について
高校時代
神奈川県の横浜高校でエースとして活躍しました。
元々は練習が嫌いでサボりがちでした。
しかし、2年生の神奈川県の県大会決勝で自身の暴投でサヨナラ負けになりました。
先輩たちを自分の暴投で負けさせてしまった事から練習を真面目にやる様になり、ストレートは150キロ投げられるようになり、変化球も切れ味鋭くなりました。
3年生の時は平成の怪物と注目を浴び、夏の甲子園順々決勝ではPL学園と延長17回を投げ切り、250球で完投勝利しています。
決勝戦では59年振りで史上2人目となるノーヒットノーランを達成し優勝しました。
横浜高校は圧倒的強さで春、夏甲子園連覇を達成しました。
プロ野球時代
ドラフト会議で西武ライオンズ、日本ハム、横浜ベイスターズから1位指名を受け、西武ライオンズに入団しました。
プロ初先発では155キロのストレートを披露し、8回2失点で勝利投手になっています。
4月27日のロッテ戦では、1-0で初の完封勝利を手にしました。
話題となったイチロー選手との対戦では、3打席3三振を奪っています。
オールスターにも出場し、先発し3回を投げ5奪三振を奪っています。
高卒新人として史上最多となる奪三振でした。
シドニーオリンピックにおけるアジア最終予選では古田敦也選手とバッテリーを組み、日本の五輪出場に大きく貢献しました。
その後西武ライオンズでは2006年まで在籍しました。
西武ライオンズでの成績は
1999年
登板数:25
勝利数:16
防御率:2.60
奪三振:151
2000年
登板数:27
勝利数:14
防御率:3.97
奪三振:144
2001年
登板数:33
勝利数:15
防御率:3.60
奪三振:214
2002年
登板数:14
勝利数:6
防御率:3.68
奪三振:78
2003年
登板数:29
勝利数:16
防御率:2.83
奪三振:215
2004年
登板数:23
勝利数:10
防御率:2.90
奪三振:127
2005年
登板数:28
勝利数:14
防御率:2.30
奪三振:226
2006年
登板数:25
勝利数:17
防御率:2.13
奪三振:200
獲得したタイトルは
- 新人王(1999年)
- 沢村賞(2001年)
- ベストナイン3回
- ゴールデングラブ賞7回
- オールスターMVP(2004年)
- 最多勝利3回
- 最多奪三振4回
- 最優秀防御率2回
メジャー時代
2007年からはメジャーへ行き、レッドソックスで活躍しました。
4月5日のロイヤルズ戦がメジャー2戦目となり、そこで初勝利を収めました。
メジャーで活躍しているイチロー選手や、松井秀喜選手との対決も話題を生み無安打に抑えています。
メジャーで順調に活躍していた松坂投手ですが、2011年右ひじを痛め手術しました。
復帰するもなかなか思うような成績が残せずFAとなりました。
2013年からはニューヨークメッツに移籍しましたが、わずか2年で自由契約となりました。
松坂投手のメジャーでの成績は
2007年
登板数:32
勝利数:15
防御率:4.40
奪三振:201
2008年
登板数:29
勝利数:18
防御率:2.90
奪三振:154
2009年
登板数:12
勝利数:4
防御率:5.76
奪三振:54
2010年
登板数:25
勝利数:9
防御率:4.69
奪三振:133
2011年
登板数:8
勝利数:3
防御率:5.30
奪三振:26
2012年
登板数:11
勝利数:1
防御率:41
奪三振:8.28
2013年
登板数:7
勝利数:3
防御率:4.42
奪三振:33
2014年
登板数:34(先発9)
勝利数:3
防御率:3.89
奪三振:78
ソフトバンクホークス
2015年からはソフトバンクに入団しました。
3年で12憶という大型契約でしたが、右肩を痛めるなどすぐに故障者リスト入りしてしまいました。
結局ソフトバンクで1軍の試合に登板したのはわずか1試合でした。
故障が多くリハビリ生活が長く続きました。
2018年松坂投手予想
松坂投手の状態は?
松坂投手は入団テストを受けて中日ドラゴンズに入団しています。
年棒は推定1,500万円と出来高払いです。
テストは完全非公開で行われましたが、関係者が松坂投手の球を見極め通用すると判断し入団したんだと思います。
松坂投手もここ数年では一番状態が良いと言っています。
チームにもすぐに溶け込んでおり、良い状態で練習出来ています。
ブルペンでの投球やバッティングピッチャーでの投球をみると、本人が言っている様に今までで一番良い状態なのがわかります。
投球フォームも安定してきていて、バランスも良く投球しています。
メジャー経験もあるベテラン投手として、投手陣にも良い影響を与えていると思います。
対外試合で登板し、1回を3者凡退の2奪三振の好投を見せています。
この登板は11ヵ月振りの実践という事でした。
ストレートは140キロ程ですが、変化球のキレとコントロールが良かったです。
シーズン開始に向けて良い感じで調整しているように思います。
松坂投手はランナー無しの時はワンエンドアップをしていましたが、今回の登板はランナー無しでもセットポジションでした。
セットポジションの方がフォームが安定するのか、シーズン中はリリーフとしての起用があることを踏まえてか分かりませんが、フォーム自体は安定していると思います。
シーズン中の起用や活躍予想
ここ数年で一番調子が良いという事で、シーズンの活躍を期待する人は多いと思います。
しかし、全盛期と比べるとその衰えを感じずにはいられません。
実績と経験のある投手ですが、先発ローテーション入りなどは難しいと思います。
となると、リリーフでの登板が多くなりそうです。
リリーフでの調子次第では、途中から先発ローテーション入りする可能性もあるのではと思います。
中日の先発陣は2017年の成績が悪く、2ケタ勝利を挙げている投手がいません。
防御率4.00代が多く、かなり悪い状態です。
防御率3.00代の成績を残していれば先発する可能性もあるかも知れません。
ここ数年怪我に苦しんでいるので、体力的に大丈夫が不安があります。
また途中で怪我をしてしまうようだと、今後プロの世界で生きていくのが厳しくなるのではと思います。
リリーフないし先発で登板し防御率3.00代以下を残せれば良いと思いますが、実際は厳しい状況なのではと思います。
しかし、ベテラン投手が加入したことにより、投手陣に良い影響を与えるのではと思います。
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松坂大輔投手まとめ
平成の怪物と言われた松坂投手が中日ドラゴンズに入団しました。
怪我に苦しみここ3年で1軍での登板は1回しかありません。
ここ数年で一番状態が良いと言う事で、フォームも安定してきています。
しかし、シーズンにどれほど活躍が出来るかと思うと、大きな活躍は厳しいと思います。
それに、故障してしまう事が増えてきているので、また故障してしまうのではという不安もあります。
肩の状態を見ながらの登板になると思いますが、どの場面で起用されるのかもポイントになりそうです。
恐らく最初はリリーフでの登板になると思いますが、出来次第では先発もするのではと思います。
かつてはプロ野球界を代表する投手だっただけに、松坂投手の復活、活躍を期待する人は多いと思います。
ここでの怪我は致命的になってしまうので、まずは怪我無くシーズンを終えて欲しい所です。
その上で登板数を増やし、安定したピッチングが出来れば活躍できるのではないでしょうか。
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