野球においてキャッチャーというポジションは扇の要と言われ、守備陣をまとめる重要なポジションとされています。
良いキャッチャーがいれば10年は安心できるとも言われています。
そんな重要なポジションのキャッチャーですが、プロ野球歴代ではどの選手が最強なのでしょうか。
ここでは、プロ野球歴代最強捕手ベスト5をまとめてみました。
歴代最強捕手第5位
阿部 慎之助
読売ジャイアンツの第72代となる4番打者で、キャッチャーとして史上3人目のシーズン40本塁打を達成した攻撃型捕手です。
守備でも強肩で、2度リーグ1位のシーズン盗塁阻止率を記録し、ベストナインには9回選出されています。
ゴールデングラブ賞は4回、MVPには1回選ばれています。
首位打者や打点王なども獲得し、2017年には通算2,000本安打を達成しました。
阿部選手が捕手として出場したチーム防御率は低くなっていましたが、故障などによりファーストとしての出場が多くなりました。
歴代最強捕手第4位
城島 健司
キャッチャーとしてメジャーリーグでの経験を唯一持っています。
座ったままでもファーストやセカンドに送球できるほどの強肩で、ダイエー時代に4回、メジャーリーグで1回リーグ1位の盗塁阻止率を記録しています。
入団当初はワンバウンドなどの送球の捕球が苦手で、キャッチャーに向いていないと言われていましたが、ベストナイン6回、ゴールデングラブ賞8回、MVPを1回受賞しています。
バッティングでは、1試合6安打を放ったりプロ野球歴代捕手最多安打記録となる182本を記録しています。
歴代最強捕手第3位
谷繁 元信
リーグ1位のシーズン盗塁阻止率5回、ゴールデングラブ賞6回、MVP1回を受賞しています。
横浜大洋ホエールズ、中日ドラゴンズの2球団で27年間の現役生活を送り、日本プロ野球最多となる3,021試合に出場しました。
入団当初の評価はこれといって高くはありませんでしたが、プロに入ってから鍛えられ中日ドラゴンズ4度のリーグ優勝、一度の日本一に貢献しています。
2013年には捕手として史上3人目となる2,000本安打記録を達成しました。
歴代最強捕手第2位
古田 敦也
ヤクルトスワローズ一筋でミスタースワローズとも言われ、選手、監督として活躍しました。
歴代1位の通算盗塁阻止率.462を記録したり、日本記録となるシーズン最高盗塁阻止率.644を記録しました。
ベストナイン9回、ゴールデングラブ賞10回、MVP2回を受賞しました。
打撃面では、通算8回のシーズン打率3割をマークし、首位打者も獲得しています。
7,000打数以上の選手の中では、歴代9位となる通算打率.294をマークしています。
捕手として史上2人目となる通算2,000本安打を達成するなど、好守に渡る活躍を見せました。
当時の監督である野村克也氏から配球術を学び、データを重要とするID野球でリーグ優勝5回、日本一を4回達成しています。
歴代最強捕手第1位
野村 克也
捕手として世界初の3冠王を獲得し、パ・リーグ記録となる8年連続本塁打王や、6年連続打点王に輝きました。
また、歴代2位となる通算657本塁打を記録した捕手です。
通算成績は、打席11,970、打数10,472、犠打113本の記録は歴代1位になります。
3,017試合の出場は歴代2位の記録となっています。
現役後半は、選手兼コーチや監督として活躍し、34歳からの8年間は、監督、捕手、4番打者として活躍しました。
打撃不振から考える野球や投手のクセなどを研究し、データを配球や打撃に取り入れました。
相手打者にささやくことで集中力を奪う「ささやき戦術」や、通算盗塁記録保持者の福本豊選手の盗塁を阻止するために「クイックモーション」を考案し、普及させました。
しかし、当時は巨人などがいるセ・リーグの人気が高く、シーズン最多本塁打を記録した翌年に、王貞治氏に更新されるなどすごい評価も目立たなくなってしまいました。
プロ野球歴代最強捕手まとめ
今回紹介させて頂きたプロ野球歴代最強捕手は
- 阿部 慎之助
- 城島 健司
- 谷繁 元信
- 古田 敦也
- 野村 克也
になります。
キャッチャーは守備重視で、打撃面が弱い選手が多いですが、どの捕手も打撃でも優秀な成績を残しています。
守備だけでなく、打撃面でも期待できる捕手の方がファンとしても楽しめる部分は多くなると思います。
今後も好守に活躍できる捕手に注目です。
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