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CS(クライマックスシリーズ)のルールを考えなくてはいけない3つの理由【プロ野球】

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クライマックスシリーズとは、2007年から導入されたポストシーズンの事になり「CS」と略されて呼ばれたりしています。

日本シリーズ進出が決定したあとの消化試合を少なくする事を目的とされています。

元阪神タイガースの掛布雅之氏は「CSのルールを考える時期にきてる」と生放送の番組で発言しています。

ここではCSについて考えなくてはいけない理由を紹介したいと思います。

クライマックスシリーズについて

ファーストステージ

ファーストステージはレギュラーシーズンが2位と3位のチームによる対戦になります。

2位の球団の本拠地で3試合行い、勝利数が多い方がセカンドステージへと進出します。

3試合実施し、対戦成績が1勝1敗1分、もしくは0勝0負3分となった場合は2位のチームが勝利となります。

 

また、先にどちからの球団が2勝した場合は3試合目は行いません。

2位の球団が1勝1分となった場合も3試合目は行わず、2位の球団がファイナルステージ進出となります。

 

ファイナルステージ

ファーストステージを勝ち抜いた球団と、リーグ優勝をした球団による対戦となります。

リーグ優勝した球団には1勝のアドバンテージがあります。

それを含め4勝した方がリーグ優勝となり、日本シリーズに進出する事が出来ます。

 

このファイナルステージに勝利して「クライマックスシリーズ優勝球団」という事になります。

ファーストステージと同様で、引き分けがあり同じ勝ち数になった場合は、1位の球団の勝利となります。

 

延長戦について

延長戦のイニング数はセリーグ、パリーグ共に12回までとなっています。

12回を終わっても同点の場合は引き分けとなり、再試合は実施されません。

また、勝つか引き分けで勝利が確定する試合では、12回終了または途中で同点となった場合はコールドゲームとなり試合が打ち切りとなります。

 

中止・ノーゲームの場合

開催日程には予備日があり悪天候等で中止・ノーゲームとなった場合、基本的には翌日以降に順延とされます。

予備日を含めても全日程が消化できなかった場合は、開催打ち切りとなりその時点での勝敗でステージ勝者を決定します。

勝利数が同じ場合はレギュラーシーズンの順位が高い方が勝利となります。

 

2017年は天候不良でファーストステージの開催が危ぶまれました。

そのため甲子園ではかなりの雨の中でも都度グラウンド整備をしながら試合を進行しました。

それが出来たのも「阪神園芸」のグラウンド整備力があったからこそだと思います。

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CSのルールを変更した方が良い理由3つ

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1位と2位のゲーム差

2017年はセリーグ、パリーグ共に1位のチームは2位と10ゲーム以上の差を付けてリーグ優勝しています。

これだけ差を開いて1位を取ったのであれば本来日本シリーズを戦わなくてはいけないと思います。

阪神の2軍監督を退任した掛布雅之氏がクライマックスシリーズについて発言しました。

1位と2位のゲーム差によってはアドバンテージを増やした方が良いという事かも知れません。

 

現在ファイナルステージには1位だった球団に1つのアドバンテージがあります。

しかし、ファーストステージを勝ち上がってきた球団には勢いがあり、その勢いのままリーグ優勝を勝ち取る事も考えられます。

レギュラーシーズン10ゲーム以上の差をつけて1位を取ったのに、日本シリーズに進出出来ないのは厳しいようにも感じます。

 

延長戦のルール

現在延長戦はレギュラーシーズン同様12回までとなっています。

レギュラーシーズンであれば12回まででも良いかも知れませんが、クライマックスシリーズという大きな舞台であれば、勝負が決まるまで試合をして欲しい所です。

試合を長く行う事により、球団の総合力が試される部分も出てきます。

短期決戦だからこそ、延長戦になった場合は勝負が決まるまで、もしくは延長戦の上限を増やして欲しい所です。

 

開催日程

2017年のクライマックスシリーズは雨天による話題が上がりました。

長いレギュラーシーズンを終えて行うクライマックスシリーズが雨天などにより開催できなかったら、何のためのレギュラーシーズンだったのかと思う所です。

スケジュールにもっと余裕を持ち、全日程開催して欲しい所です。

未消化で終わってしまうスケジュールであれば、クライマックスシリーズを行う意味がなくなってしまうと思います。

 

2017年は甲子園で雨天でも強行して試合が開催されました。

本来であれば中止になって良いほどの天候でしたが、スケジュールに余裕があればああいった試合もなくなると思います。

 

CSのルール変更まとめ

野球評論家の張本勲氏や、阪神2軍監督だった掛布雅之氏も2017年のシーズンはセリーグ、パリーグ共に10ゲーム以上の差をつけて1位になっているので、この2チームを日本シリーズで戦わせたいと言っています。

確かに10ゲーム以上の差があるなら、そう思うところがあって当然かもしれません。

CSのルールを見直すべき点として

  • 1位と2位のゲーム差
  • 延長戦のルール
  • 開催日程

の3つを上げさせて頂きました。

クライマックスシリーズはレギュラーシーズンとは違い特別なステージです。

特別なステージに見合ったルールに変更するのも有なのかも知れません。

 



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