プロ野球選手のなかには個性的な打ち方をする選手がいます。
変則的なバッティングフォームから独創的なバッティングフォームまで様々です。
格好良いフォームもあれば、正直ダサいフォームもあります。
ここでは特徴的なバッティングフォームをするプロ野球選手を紹介したいと思います。
個性的なバッティングフォームのプロ野球選手
王貞治選手
通算本塁打数868本を放った「一本足打法」。
体重移動を素早く行えるため、一気にパワーを移動する事ができます。
しかし、タイミングを取りずらいデメリットもあるため、強靭な下半身を持っていないと出来るフォームではありません。
今ではトレーニング方法も良くなり、一本足打法で打つ選手も増えてきていますが、大貞治さんの記録を超える選手は表れていません。
大貞治さんは一本足打法を始めたのは、力を加えるために行ったのではなく、タイミングを取る為に行ったと言っております。
速い球を打てるようにボールとの距離を測る為に足を上げた事が、王さんに合ったのだと思います。
イチロー選手
メジャーに行ってからは行ってませんが、日本のプロ野球では「振り子打法」と名付けらえた打法でヒットを量産しました。
プロ野球3年目のイチロー選手は、誰も見たことが無い「振り子打法」でヒットを量産し首位打者を獲得しました。
当時の安打新記録210本を達成し一気に有名選手になりました。
元々は足を振り子のように振るつもりはなくすり足だったとの事です。
それがいつの間にか大きくなり、振り子打法と呼ばれるフォームになったと言われています。
当時はこのフォームが格好良く、真似する選手もたくさんいました。
振り子打法には賛否意見がありましたが、イチロー選手が結果を出す事により反対意見を黙らせてしまいました。
種田仁選手
2000年に「ガニマタ打法」を開発し、代打で11打席連続出塁という日本記録を達成しました。
打つ時に体の開きが早く、ミートのタイミングが合わずに凡打をしていました。
ならば、最初から開いた状態でタイミングを合わせる事にすればいいと考え生まれたのが「ガニマタ打法」でした。
左足のつま先をピッチャーの方向に向けておくことにより、タイミングが合わせやすくミートの瞬間バットにも力を入れる事ができます。
格好は悪いかも知れませんが、どんなフォームでもいいから打ちたいと言う思いがこのフォームを完成させました。
ガニマタ打法を生み出した年は打率3割も記録しています。
落合博満選手
バットを体の横、または正面にしてゆったりと構える打法が「神主打法」です。
大きく構えた所からゆっくりと沈めながらタイミングをとります。
全身をリラックスして構え、スイングの瞬間に全身の筋肉を動かす事で大きな力を与えられるとされています。
長打力は期待できますが、バットコントロールが難しいとされています。
落合選手はバットコントロールが良く、バットの上にボールを乗せるような感じで打つのが得意でした。
落合選手程の技術があるからこそできるバッティングフォームかも知れません。
中村紀洋選手
全打席ホームランを狙っているのではなく、全球ホームランを狙っているという中村選手のスイングは豪快です。
大きく構え、左足を豪快に開きフルスイングしています。
レフト方向への引っ張り専門のようなバッティングフォームですが、体は開かずに残っているためライトスタンドにもホームランを打つ事ができます。
また、打ち終わった後バットを豪快に投げるのもカッコイイと思います。
豪快に見える中村選手ですが、実は相手のデータを非常に重視しているとこ事です。
バッテリーの配球のパターンを研修し、狙い球を絞っているからこそあの豪快なフルスイングができたのかも知れません。
個性的なバッティングフォームまとめ
プロ野球選手には個性的なバッティングフォームをする人が多くいます。
もちろん最初からそのフォームだったわけではなく、練習をしながらどうすればもっと打撃が良くなるか、どうすれば苦手な部分を克服できるかと考えた結果だどりついたフォームです。
その人の持ち味を生かすために生まれたフォームなので、他の人が真似しても上手くいかない事が多いと思います。
しかし、もしからしたら自分の打撃にうまく合う事もあると思います。
バッティングに伸び悩んでいたり、フォーム改造を考えている人は参考にしても良いかも知れません。
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