内野手のゲッツーと言えば、味方のピンチを救い試合の流れを変える魅力あるプレーです。
日本のプロ野球で2007年~2016年で一番ゲッツーを取った二遊間は中日ドラゴンズの荒木雅博と井端弘和のコンビです。
『アライバ』と名付けられた二遊間コンビは日本における最高で最強のコンビでした。
しかし、メジャーリーグのダブルプレーは正直もっと凄いと思います。
プロ野球とメジャーリーグのダブルプレーの違いは何なのでしょう。
日本のプロ野球のゲッツーについて
プロ野球が誇る『アライバ』の二遊間コンビ
2007年~2016年のプロ野球で一番ゲッツーを取った荒木雅博と井端弘和の二遊間コンビ。
個々の能力お高いですが、コンビネーションも抜群です。
無駄な動きが無く、スムーズに素早くゲッツーを取っています。
二遊間『アライバ』のゲッツー動画
プロ野球のゲッツーの特徴
より速く、より正確を求めている感じがします。
どういう体勢でボールを取れば、素早く強いボールが投げられるか。
どこに投げれば相手が取りやすく、投げやすい位置なのか。
細かい動作を繋ぎ合わせた完成品が高度なゲッツーを作り上げています。
プロ野球のゲッツーは基本に忠実はプレー
エラーしてしまったら意味がありません。
そのため、プロ野球のゲッツーはエラーするリスクを最小限にしていて『基本を極めた形』といった印象です。
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メジャーリーグのゲッツーについて
エキサイティングな二遊間コンビ
プロ野球のゲッツーを見ていて素晴らしいプレーと思いますが、メジャーリーグのゲッツーはまた違った印象です。
動きがとにかく速くてエキサイティングです。
何かのサーカスを見ているような印象です。
メジャーリーグ二遊間のゲッツー動画
とにかく速くて力強い動作
捕球してから投げるまでが速く、投げる球も力強い球を投げています。
腕の力だけで投げている様に見えますが、わずかな下半身の使い方や上半身の反動を使い力強い球を投げています。
プロ野球との違いは個々の運動能力の差なんだと思います。
メジャーリーガーのゲッツーの意識
プロ野球のゲッツーは基本に忠実で基本を極めた形でゲッツーをしています。
しかし、メジャーリーガーの基本というのは『アウトを取る事』なのです。
アウトを取るためだったらどんな事でもする!という意識が、エキサイティングな動きを見せるのだと思います。
プロ野球は『基本動作をしっかりと行いアウトを取る』という意識に対し、メジャーリーガーは『基本であるアウトを取るために動作をしっかりする』という意識です。
プロ野球とメジャーリーグのゲッツーまとめ
プロ野球のゲッツーは基本を極めている形で、見ていて見本となるようなゲッツーです。
しかし、メジャーリーグのゲッツーはエキサイティングで違うスポーツを見ているような印象です。
なぜ同じゲッツーでもこんなにプレイスタイルが変わるのか。
それはゲッツーに対する意識の差だと思います。
プロ野球は基本をしっかりと行いアウトを取るという意識に対して、メジャーリーグではアウトを取るのが基本、その為には形なんて関係ない。という感じです。
もちろん個々の運動能力の差もありますが、一番の違いはアウトを取る『意識の差』だと思います。