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SFF(スプリットフィンガードファストボール)が流行る理由 変化の秘密や打てない訳は?

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メジャーリーグで活躍するダルビッシュ投手や、田中将大投手が得意としているSFF。

日本のプロ野球においても活躍する投手のほとんどが落ちる変化球を投げています。

 

現代の魔球とも言われている変化球ですが、なぜこれほど流行っているのでしょうか。

ここではSFFについて紹介したいと思います。

SFFについて

SFFとは

スプリット・フィンガード・ファストボールとは、高速フォークとも言われていて、ストレートと変わらないスピードのまま、打者の手元で落ちる変化球です。

フォークよりも落差は小さい分、ストレートと同じぐらいのスピードがあります。

打者はストレートと思うので、打ち損じたり空振りをしたりしてしまいます。

 

メジャーの投手はほとんど投げていない

好んで投げているのは日本人投手ばかりで、メジャーの投手はほとんど落ちる変化球を投げていません。

SFFを投げるならばチェンジアップを投げている投手が多いです。

 

その理由は、アメリカでは青少年に進めている投球がストレートとチェンジアップという事です。

特に14歳以下はカーブやスライダーを投げる事を避けるようにしています。

そのため、落ちる変化球を投げる投手がすくないという事です。

 

スプリットが打たれない理由

SFFは現代の魔球とも言われ、打つことが難しい変化球とされています。

そもそも打つことが難しいのは、落ちるボールを打つ練習をほとんどしていないからです。

 

速いストレートや、カーブなどのバッティング練習は行いますが、落ちるボールのバッティング練習はほとんどしていないのが現状なのです。

 

SFF変化の秘密

スプリットファストフィンガードボールが変化する理由はボールの回転と空気の流れがポイントになります。

ストレートと比較しながらSFFの変化の秘密を紹介したいと思います。

 

ストレートの場合

ストレートの場合は、バックスピン回転によってボールの後方に下向きの気流が生じます。

その反作用でボールに強い上向きの力が働きます。

そのため、回転数の多い投手はボールが伸びるように見えるストレートを投げています。

 

➡ストレートは球速よりもスピン量が大事?速いだけでは通用しない回転数が重要される理由

 

SFFの場合

では流体力学的SFFの定義では、ストレートと違い下向きの気流が生じません。

そのため反作用としての上向きの力も働かず、ボールは重力で自然落下します。

また、ストレートよりもSFFの方が空気抵抗が少ないので、初速と終速が変わらないと言う事です。

SFFが流行る理由まとめ

SFFはメジャーリーグの投手はほとんど投げていなく、手先が器用な日本人が投げるのに最適な変化球なのです。

ボールを挟んで投げるので、手先が器用でないとコントロールをするのが難しいのです。

 

また、肩や肘に負担のかかるボールとされているため、メジャーではほとんど投げる指導をしていません。

好んで投げているのは日本人投手がほとんどという事になります。

 

スプリットファストフィンガードボールだと指で挟む部分が大きくなるので、ボールを変化させるのであればツーシームがオススメです。

ボールを挟まず、ストレートと同じ握りで投げる事ができるので、肩や肘への負担が減ると思います。

➡打者の手元で動くツーシームの投げ方 投球数が減り試合展開も有利に進められる

 



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