2017年第99回夏の甲子園大会で32年振りに新記録を達成した広陵の『中村奨成』選手。
清原和博さんの持つ5本の本塁打を超え、6本の本塁打の記録を達成しました。
夏の甲子園後にはU-18世界選手権メンバーに選ばれ、今後は世界と戦います。
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ここでは32年振りに大会記録を更新した中村選手のバッティングの秘密を紹介したいと思います。
中村奨成選手について
中村選手の紹介
ポジションはキャッチャーで身長181㎝体重78㎏で右投右打です。
夏の甲子園ではホームランの新記録でバッティングが目立ちましたが、キャッチャーとしては強肩で足も速い。
3拍子も4拍子も揃った選手なのです。
甲子園でのホームラン動画
左にも右にもホームランが打てる中村選手。
高めは叩きつけるように、低めはバットに乗せる感じと広角打法です。
金属バットから木製バットにしてもホームランを放っています。
中村選手ホームランの秘密
中村選手のスイングについて
グリップを高く上げ構えていてバットを上から振り下ろしています。
ミートポイントまで無駄なく最短距離でボールを捉えている事ができ、これがホームランを量産しているポイントになります。
最短距離でボールを捉えられないと詰まってしまいますが、詰まらずしっかりと捉えられているのは下半身の使い方にも秘密があります。
打ちに行くときに下半身から始動しますが、その時はまだ上半身は残っています。
下半身の始動に連動して上半身が付いてくる動きをしているので、バットがしなるように振られ、右にも左にも飛距離がでるスイングになります。
力でボールを捉えるよりも体の使い方、特に下半身の使い方が良いのでボールを乗せるように打ち、遠くに飛ばす事が出来ます。
体の使い方が上手なので、木製バットで打ってもすぐに対応でき、木製バットでもホームランを打つことが出来るのです。
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中村選手の練習方法
中村選手のパンチ力と高い位置からバットスイングをしても振り遅れないスイングスピードを生み出した練習方法は『カチカチバット』という道具を使用して練習していたからです。
素振りをした時に『カチッ!』と1回だけ鳴ればコンパクトなスイングが出来ているという事。
『カチカチ』と2度なるとバットを外から振っていて最短距離で触れていない事が分かります。
この『カチカチバット』を使い最短距離でスイングできる練習をしたそうです。
中村奨成選手に見るホームランを打つコツのまとめ
32年振りに本塁打記録更新となり、甲子園のヒーローとなった中村選手。
打撃が目立ちましたが、キャッチャーとして肩も強く、足も速い選手なのです。
甲子園後はU-18世界選手権の代表メンバーとして世界に挑みます。
世界選手権は木製バットを使用しますが、中村選手は既に木製バットでもホームランを放っています。
体の使い方、特に下半身の使い方が上手なため、木製バットになってもすぐに対応でき、ホームランを打つことが出来るのです。