プロ野球にも高校野球にも塗り替えるのは難しいと言われる凄い記録があります。
高校野球の歴代記録にはどんな凄い記録があるのでしょうか。
最近塗り替えられた新記録もあれば、長い間塗り替えられていない記録もあります。
ここでは、塗り替えるのが難しいと言われている歴代記録を紹介したいと思います。
奪三振記録
1試合最多奪三振記録(9イニング)
桐光学園(神奈川)のエースだった松井裕樹投手は、1試合22奪三振という記録をもっています。
松井投手の武器はストレートと同じ腕の振りから繰り出され、鋭く落ちるスライダーです。
今までの大会記録は00年の浦和学院・坂元投手、05年の大阪桐蔭・辻内投手の19個でした。
松井投手は全国高校野球選手権の今治西戦で22奪三振という記録をマークし、歴代記録を塗り替えました。
1大会通算奪三振記録
中日ドラゴンズで活躍していた板東英二投手は、1大会通算奪三振83個という記録をマークしています。
1958年大会での奪三振記録は、
- 2回戦 秋田商 9回 17奪三振
- 3回戦 八女 9回 15奪三振
- 準々決勝 魚津 18回 25奪三振
- 準々決勝 魚津 9回 9奪三振(再試合)
- 準決勝 作新学院 9回 14奪三振
- 決勝 柳井 8回 3奪三振
決勝は3奪三振で敗れてしまったものの、計62回を投げて83奪三振は未だに破られていない高校野球史に残る大記録となっています。
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甲子園での勝星
PL学園の桑田真澄投手は甲子園で20勝を記録しています。
桑田真澄投手と清原和博選手で「KKコンビ」と言われ甲子園のヒーローでした。
1年生の夏から甲子園に出場し、卒業するまでに5度出場しています。
甲子園での成績は1年生から順に
- 優勝(6勝)
- 準優勝(4勝)
- 準優勝(5勝)
- ベスト4(3勝)
- 優勝(5勝)
と、5季で23勝挙げています。
このうちの20勝を挙げているのが桑田真澄投手です。
ホームラン記録
甲子園通算本塁打
PL学園だった清原和博選手は、甲子園大会での通算ホームラン記録は13本です。
1年生の夏の大会で1本、2年生の春の大会で3本、2年生夏の大会で3本、3年生春の大会で1本、3年生夏の大会で5本、合計13本のホームランを記録しています。
甲子園での通算成績は、91打席40安打29打点13本塁打で、打率.440でした。
中でも3年生夏の大会の記録は、24打席で16打数10安打8打点5本塁打で打率は.625でした。
四死球が8つあるので出塁率は.750と驚異的な数値を記録しています。
甲子園1大会本塁打記録
通算本塁打記録は清原和博選手の13本ですが、1大会でのホームラン記録は広陵の中村奨成選手の6本塁打になります。
2017年第99回夏の甲子園大会で32年振りに新記録を達成しました。
中村選手は夏の甲子園後はU-18世界選手権メンバーに選ばれています。
2打席連続満塁本塁打記録
福井県勢悲願の全国制覇に貢献した敦賀気比の松本哲幣選手は背番号17の控え選手でした。
2015年春の選抜で史上初となる2打席連続満塁本塁打、大会記録の1試合8打点を叩き出しました。
清原和博選手や、松井秀喜選手など名だたるスラッガーですら届かなかった偉業を成し遂げました。
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高校野球の歴代記録まとめ
塗り替えるのが難しいと言われている高校野球の歴代記録を紹介させて頂きました。
今回紹介させて頂いた記録は、
1試合最多奪三振記録(9イニング)
- 松井裕樹投手 1試合22奪三振
1大会通算奪三振記録
- 板東英二投手 1大会通算奪三振83個
甲子園での勝星
- 桑田真澄投手 甲子園で20勝
甲子園通算本塁打
- 清原和博選手 通算13本塁打
1大会本塁打記録
- 中村奨成選手 6本塁打
2打席連続満塁本塁打記録
- 敦賀気比 松本哲幣選手
どの記録も今後塗り替えるのが難しいと言われている記録です。
しかし、塗り替える選手が現れるのを楽しみにしている方も多いのではと思います。
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