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プロ野球12球団合同トライアウト概要やテスト方式 合格する人ってどのくらい?野球人生の区切りを付ける場

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KeithJJ / Pixabay

2001年から始まった12球団の合同トライアウトは、戦力外通告となり自由契約選手を主に対象としています。

もう1度プロとして野球をする為の場となっています。

 

現役続行を希望する選手が集まると言う事で、会場にはプロ野球の12球団だけではなく、国内の独立リーグ、海外スカウト、社会人野球の関係者も足を足を運んでいます。

ここでは12球団合同トライアウトについて紹介したいと思います。

12球団合同トライアウトについて

トライアウト概要

球団に所属する選手と来年以降も契約を希望する場合、11月末日までに日本野球機構に契約保留選手として提出する必要があります。

この名簿が12月の最初の平日に公示されます。

 

翌シーズンに契約を結ばれない選手、もしくは現役引退を発表した選手はこの名簿を外れることにより正式に戦力外選手となります。

しかし12月では各球団の戦力編成は基本的に終了している時期の為、自由移籍と再入団の弊害となってしまいます。

実際は各球団はシーズン終了後に先に戦力外通告を行う事が慣例化していました。

 

ただこの場合は球団側の自由裁量に任される事になります。

例えば日本シリーズに出場した球団は戦力外通告が遅れます。

そのため戦力外通告を受けた選手が他球団の入団テストを受けようとしても、すでに他球団のテストや戦力編成が終了していたり、通告を受けた選手が既にテストに合格してしまったなどの問題が発生していました。

 

そこで、2001年に戦力外選手の機会均等を求め12球団合同トライアウトが行われるようになりました。

 

2017年はマツダスタジアムで開催

2017年11月15日に広島マツダスタジアムで開催です。※雨天時は16日に順延。

開始時間は10:00で15:00終了予定です。

 

トライアウトの実施方法は、シート打撃方式で、1ボール1ストライクから始まります。

投手1人あたり打者3人と対戦し、打者は1人あたり7人の投手と対戦します。

 

プロ野球トライアウト2017の参加は、日本のプロ野球(NPB)に所属していた事が最低条件となり、年齢制限はありません。

トライアウトは入場無料で観戦する事が出来ます。

テレビ放送はされないので、見たい方は実際に球場に行く必要があります。

 

トライアウトのテスト方式

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2014年までは例年東西1箇所ずつ2箇所でトライアウトが行われていました。

その為、1回目のトライアウトで不合格だった選手も、2回目のトライアウトに参加する事ができました。

 

雨天等の場合は室内練習場でテストが行われました。

この場合、打球がヒットになるかなど判断が難しく、守備・走塁の機会が無くなるります。

それらが得意な選手にとっては見せ場が減ってしまっていました。

 

2015年は静岡の草薙球場で1回のみ実施となりました。

ピッチャーは1人につきバッター3人に対して、バッターは1人につきピッチャー7人と対戦しました。

合格(契約)について

テスト終了後、おおよそ1週間以内を目安に本人を伝えます。

 

しかし、トライアウトが解雇された最終テストになっている側面や、球団側とのコネクションがないと合格できないと元現役選手が言っています。

戦力外通告は夏頃からリストアップされいて、他の友好のある球団に教え、相手球団側から該当選手を2軍戦に出すよう言われます。

そこで好感触を得る事が出来れば、戦力外通告を受けた時に、トライアウトへの誘いを受けるという半ば出来レースのようなところもあるという事です。

 

プロ野球12球団合同トライアウトまとめ

2017年のトライアウトは11月15日マツダスタジアムで実施となりました。

2016年は65名がトライアウトを受け、合格したのはわずか3名です。

 

選手にとっては、プロとしてユニホームを着てプレーする最後のチャンスになる可能性の場所です。

トライアウトは数名しか合格する事が出来ない、狭き門なのです。

 

合否の結果にかかわらず、自分の野球人生に区切りをつける大きな意味のある場とも言えると思います。

テレビ各局が年末などに崖っぷちの選手と、その家族の物語を描いた特集番組を組むのも多く見られ、ドラフト会議同様に「人間ドラマ」としても注目度を集めています。

 



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