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上原浩治投手の魔球と言われる変化球SFF(スプリットフィンガードファストボール)の凄さについて

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メジャーリーグで活躍する上原浩治投手は、ストレートとSFF(スプリットフィンガードファストボール)を投げ、連続イニング無失点記録を30回1/3続けました。

メジャーで活躍したトルネード投法の野茂英雄投手や大魔神佐々木主浩投手も落ちる変化球を得意としていました。

 

しかし、上原浩治投手の落ちる変化球は少し違います。

ここでは魔球と言われる上原投手のSFFについて紹介したいと思います。

上原浩治投手とは

高校時代は無名だった

メジャーで活躍する上原投手ですが、高校時代は無名でした。

大阪府出身で父親が監督を務める少年野球で野球を始めました。

中学時代は野球部が無かったので、陸上部に所属しながら「明徳アスナローズ」というチームで野球をしていました。

 

高校は東海大学付属仰星高等学校に進学し、3年生で投手を務めるが控え投手でほとんど出番はありませんでした。

甲子園に出場することもなかったので、無名の選手でした。

 

大学時代に飛躍

体育教師になる事を目標に「大阪体育大学」の受験をしましたが、まさかの不合格。

浪人しながらジムでトレーニングをし、夜間は道路工事のアルバイトもしていました。

この1年間を「あれだけ燃えた1年間はない」と言っているほどで、「背番号19」も浪人生活をした「19歳」から来ています。

 

大学に入り1年以上振りのピッチングをしたところ、球速が驚くほど増しており146キロあったと言います。

阪神大学リーグでは主力投手として優勝し、日米大学選手権大会では大会タイ記録の14奪三振を奪うなどプロから注目される投手になりました。

ドラフトでは目玉にもなり巨人を逆指名し、1位で入団しました。

 

上原投手のピッチングの特徴

ストレートとSFFをメインにピッチングを組み立てています。

巨人時代にはカットボールを投げていましたが、メジャーに行ってからの変化球はSFFがほとんどです。

制球力が良く、三振がたくさん取れてフォアボールが少ない投手です。

メジャーではK/BBという数値を重要視しますが、上原投手はこの数値が非常に優秀なのです。

 

「K/BB」の詳細についてはこちらをどうぞ

➡ピッチャーなら知っておきたい投手能力を計る「K/BB」数値の重要性を説明

 

テンポ良くストライクをどんどん投げ込んでくるので、試合時間も早く1試合あたりの球数も少ないです。

リリーフとして活躍するメジャーリーグでは打者1名に対して5球、1イニング15球なら次の日それほど疲れないと言っています。

 

上原浩治投手のSFFについて

上原投手の変化球はほとんどがSFFです。

この1種類しかない変化球ですが、メジャーの強打者を次々と空振りさせています。

野茂英雄投手や佐々木主浩投手の変化球とどういう違いがあるのでしょうか。

➡SFF(スプリットフィンガードファストボール)が流行る理由 変化の秘密や打てない訳は?

 

3種類のSFFを使い分けている

握りを少し変える事により、「大きく落ちる」「小さく落ちる」「横(シュート気味)に落とす」という3種類を使い分けています。

この3種類を使い分ける事により多くの三振を奪っているのです。

 

また、フォークボールはコントロールが難しい変化球です。

甘く入ってしまえば打者の絶好球となり、低めを意識しすぎるとワンバウンドになってしまいます。

上原投手はこのフォークボールのコントロールも良いのです。

SFFを効果的にする伸びるストレート

落ちるボールをより効果的に見せているのが伸びるストレートです。

球速は140キロ程ですが、上記動画でも分かるようにメジャーのバッターは空振りをします。

その秘密はボールの回転数の多さにあります。

ストレート1分間あたりのボールの回転数はメジャー平均で2,000回転です。

 

しかし、上原投手の回転数は2,500回転と平均値をはるかに上回っています。

一般的なストレートはバッターに向かってボールは落ちていきますが、回転数の多い上原投手のストレートは持ち上げられる力が強くほとんど落ちずにキャッチャーミットに収まります。

これがいわゆる「伸びるストレート」なのです。

 

また、ストレートとSFFは同じフォームで同じ腕の振りで、途中まで起動が一緒なのです。

ストレートなのかSFFなのか途中まで見分けが付かないので、バッターは捉える事が難しいのです。

 

ピッチャーが投球したボールの球速だけではなく、球種、回転数、回転軸が計れる野球用品があります。

詳細はコチラに記載しているので、ご覧頂ければと思います。

➡テクニカルピッチの販売価格や購入方法は?球速、球種、回転数、回転軸が計れる硬式ボール

 

上原浩治投手の魔球と言われる変化球SFFまとめ

ストレートとSFFの2種類でメジャーのバッターから三振を量産する上原投手。

魔球と言われるスプリットフィンガードファストボールは3種類の変化がありました。

「大きく落ちる」「小さく落ちる」「横に曲がりながら落ちる」と握りをわずかに変える事で使い分けています。

 

さらに上原投手の凄い所は、コントロールが難しいと言われる変化球もコントロールが良いという事です。

フォアボールもほとんどなく、三振をたくさん取れる投手なのです。

伸びるストレートと3種類に使い分けているSFFを使いこなしているため、バッターを打つのが難しいのです。



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