野球初心者の方

中学時代を硬式野球リトルシニアに所属するメリットとデメリットについての説明

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MrsBrown / Pixabay

中学校で野球をするにあたって軟式野球の野球部にするか、硬式野球のリトルシニアに所属するか迷う事はあると思います。

実際ボクは中学校での部活動はで陸上部に所属し、硬式野球のリトルシニアに所属していました。

今回は自身の経験を元に硬式野球リトルシニアのメリットとデメリットについて説明したいと思います。

迷っている様であれば参考になればと思います。

 

硬式野球リトシニアについて

リトルシニアとは

一般財団法人日本リトルシニア中学硬式野球協会は、中学生が対象となる硬式野球チームの組織です。

1972年に日本リトルシニア協会として発足し、高校野球に向けて硬球を使用して練習できる場所としてスタートしました。

チームは年々増え、連盟も関東、関西から、北海道、東北、信越、東海、九州に広がって行き、今では全国で7連盟(2017年4月末現在)が活動し、約20,300人の選手たちが所属しています。

大会を勝ち抜いたチームは、明治神宮球場などで開催される日本選手権大会へ出場する事ができたりします。

 

国際大会も積極的に参加

IBAF(国際野球連盟)が主催する「AA世界ユース選手権大会」への出場。

これは中学生世代のオリンピックとも言われる大きな大会で、第1回大会から毎年、リトルシニア日本代表選手を派遣しています。

その他、全米選手権大会(米国)、日台対抗国際野球大会などにも選抜チームを派遣し、中学生ながら世界の野球を体験する事が出来ます。

リトルシニアは日本から世界に伸びるリーグとされているのです。

 

リトルシニアのルールについて

ルールは高校野球と同じですが、イニング数は7回までです。

硬式ボールを使用し、登録選手は傷害保険に加入する必要があります。

 

リトルシニア出身のプロ野球選手

  • 阿部 慎之助
  • 坂本 勇人
  • 井端 弘和
  • 朝倉 健太
  • 鳥谷 敬
  • 多村 仁志
  • 佐藤 由規
  • 宮本 慎也
  • 菊池 涼介
  • 鈴木 誠也
  • 大谷 翔平
  • 涌井 秀章
  • 菊地 雄星

など。

中学生の頃から硬式ボールを経験したプロ野球選手は大勢います。

それだけ早い段階で硬式ボールに慣れるという事は、野球が上達するために有利な事になるのです。

 

リトルシニアのメリットとデメリット

早い段階から硬式ボールに慣れる事は大きなメリットですが、もちろんデメリットもあります。

自身の経験を元に解説したいと思います。

 

硬式野球のメリット

プロ野球、高校野球と同じボールを使用するため、中学生で硬式ボールに慣れておくと、その後野球をする上で有利になります。

硬式ボールは軟式ボールと違い、打球のスピードが速く、瞬発力や判断力が軟式ボール以上に必要とされます。

投げ方や打ち方も体を上手に使わないと速い球が投げられたり、ボールを遠くへ飛ばす事が出来ません。

早い段階から硬式ボールで野球をすると、自然と体の使い方を覚えるようになります。

硬式ボールに慣れているので、高校野球を始めて即戦力になる期待が持てます。

中学校の野球部出身者は硬式ボールに慣れるのに必死な状況と、硬式ボールに慣れているのでは差は歴然としています。

また、リトルシニアでは世界大会に積極的に参加しています。

中学生の頃から世界を対象とした野球ができるのは、良い経験になるはずです。

 

硬式野球のデメリット

硬式ボールは石ころのように硬いため、体に当たったら骨折などの怪我をする恐れがあります。

体が成長中の中学生時代に怪我をしてしまい、成長が思うようにいかなくなる可能性もあります。

体がまだ出来上がっていない中学生にとって怪我をしてしまうのは、大きなデメリットとなってしまいます。

また、中学校での部活動にほとんど参加する事が出来なくなります。

リトルシニアの活動日は主に土日祭日です。

そのため、中学校の部活動と試合の日程が被ったりします。

ボグの場合はリトルシニアを優先出来るように陸上部に入っていました。

陸上は団体競技と違い個人競技なので、試合を休んでもあまり迷惑が掛かりません。

それに、走る事はトレーニングの一環になります。

リトルシニアに所属する場合は、中学校の部活動にほとんど参加出来なくなるので、所属する部活動は考えなくてはいけません。

リトルシニアのチームにもよりますが、活動はほぼ土日祝日のため、平日は野球の練習ができません。

個人で練習しないといくらリトルシニアに所属しているからと言っても上手くはなりません。

最低限ピッチャーだったらシャドーピッチングやランニング、バッターだったら素振りはしないといけません。

もちろん、平日練習するチームもあるので、所属する前に十分確認する必要があります。

 

リトルシニアに所属するメリットとデメリットのまとめ

軟式野球と硬式野球ではボールが違うだけで野球のスタイルが大きく変わります。

早い段階から硬式ボールに慣れておくという事は、高校で野球をする上で有利な事ですし、プロ野球選手を目指す事でも有利な事になります。

もちろん野球をする目的によって中学野球かリトルシニアを選ぶべきだと思いますが、野球が上手くなる事を目指すのであればリトルシニアを選ぶべきです。

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